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⑩ 日本人のルーツ

   「シュメールには複雑な歴史がある。
    我々の都市へさまざまな民族が集まるようになり、後にシュメールは牧畜文化の影響を受け、さらには征服された歴史を持つ。この間の歴史が一つの鋳型(いがた)となり、それが原因で、今日のあなた方の文明に光と影をもたらしている。

   ・・・今日の文明の権力構造は、この時の征服者側の権力構造と、基本的には何の違いもない。今日に至るヨーロッパの思想的(秘密)結社の成立には、こうした複雑な背景がある。しかしそれらすべてが、過去のものとなる「時」が来た。新たな文明の誕生は、純粋な叡智による清純な誕生でなければならない。これが今日、日本人であるあなたをお呼びした理由なのだ。」

   「もっとも最近に起きた地球の変動は、約1万2000年前である。
    ・・・その変動は、太平洋の日本寄りの位置で起きた。これによって、かつて陸地として繁栄した太平洋上の文明は海底に沈んだ。・・・それは当時の地球上において最高度の文明であった。 この偉大な文明は、黄金期には万物と調和したすぐれた精神文明を築いたが、末期には現実主義に埋没し、「聖なるリズム」の知識を有する一団の警告も多くの人々の耳には届かなかった。」

   「しかしそれを受け入れた人々は、太平洋周辺の各地に移転し、その移転先として彼らが中心に選んだ場所が、「日本列島」であった。・・・この
(ムー、レムリア)文明の次の周期が1万1400年から始まり、当時としては最高レベルの文明が日本に花開いた。

   
しかし日本は、進んだ中国から学びながら文化を発展させたと歴史で学んだが、その日本から文明がスタートしたなどということが本当にあり得るのだろうか。

   「今から6400年前にシュメール文明が始まったように、さらにもう6400年前から始まった文明周期は、今のあなたの国が存在する「日本列島」からスタートした。この失われた(ムー・レムリア)文明の叡智を受け継いだ一団は、日本の各地に移り住み、その中心になった人は淡路島の東経135.0度の位置に定住した。[古事記]に書かれた国産み神話は、そのわずかな記憶である。」

   ・・・
たしかに世界最古の土器は日本列島から出土しており、それ以上に古い土器は世界のどこからも発見されておらず、土器の年代は彼の指摘と一致している。さらに言えば、その近くの135.0度ライン上の明石からは、日本最古の人骨である明石原人の人骨が発見されている。しかし日本はこの数百年において、中国や朝鮮などの近隣の国々と比べ、むしろもっとも遅れた国であったかもしれないが、これもかつてのシュメールがそうであったように、春夏秋冬のような一種のリズムであるに違いない。最近では日本南端(沖縄)の海底で、1万2000年前のもと推定される遺跡らしきものが見つかっている。しかしそれらを本にしたチャーチワードという人物は、どうやってその事実を知ったのであろうか?

   「チャーチワードは実在の人物ではない。
    叡智の一端を引き継ぐある人々の一派が、その知識の一部を伝えるのが目的であり、彼らはあの本を、主に日本の人々に焦点を合わせて世に出したのである。」

   
そういえばあの本は、真実ではないとされながらも多大な影響があり、特に日本人の精神世界への影響が大きかった気がする。しかも驚いたことに、彼の本はあのさまざまな秘密結社の拠点が置かれたロンドンで刊行されていたのだ。

   「日本の黄金文明が消滅した後にも失われなかったものの一つは、彼らが神を表した音声である「M U
](ムー) という聖なる音であった。彼らはその鋭い感性ゆえに、それを失うことはなかったのだ。音声には、現在のあなた方が理解しているような意味、概念以上の働きが存在する。日本の太古の人々はその働きを知っていた。あなた方の日本語の神という言葉のルーツは、この前文明の聖なる音声にある。」

   
しかし、私の頭の中には不安に思うところがあった。
   人類の文明は(1611年の内、昼に当たる)800年の寿命を持つということだが、それは今の文明はいったん破局を迎えるということなのだろうか?

   「それはそこに住む人たちが消滅するという意味ではなく、その文明の権威や固有のカラーが消失することを指している。具体的には、ロンドンを拠点として誕生した文明の権威とカラーの消失である。」

   
それはアメリカ主導の資本主義体制と考えていいのだろうか。

   「象徴的な意味ではそうである。
    しかしそれは国家としてのアメリカでもなく、単に資本主義だけを指すものではない。…死といえば、あなた方は恐怖を感じるであろうが、私たちシュメール人はそれを成長のステップと考えていた。魂は小さな死や大きな死を繰り返しながら進歩する。冬至や夏至、満月や新月が来るたびに、魂は小さな死を迎え、古い何かを捨てて、新しい何かを誕生させる。現代のあなた方はこのような魂の躍動に鈍感になってしまったが、しかし依然としてあなた方の魂にはそのリズムが確実に脈打っている。

   聖なるリズムの節目の前には、私たちは古いものを捨てることを心がけてきた。死と生の象徴が意味することは、古い自分自身を捨てることである。古い思い、古い観念、執着心、うまくゆかなくなった出来事、マンネリ化したと感じられる対象や物、滞ってしまった心や体の状態、それらを潔(いさぎよ)く捨てることを、これらの時期にあなた方の魂は望んでいるのである。

   それらを捨てれば捨てるほど、魂はその節目に新しいものを得る。
   あなた方の中で目を見張るような進歩をする人がいれば、その人を観察してみるとわかるであろうが、彼らは例外なくこれを無意識に実行しているはずである。

   あなた方は今までの文明の古い要素をいさぎよく捨てなければならない。
   捨てれば捨てるほど
(つまり小さな死を重ねれば重ねるほど)、あなた方は新しい躍動を手に入れることができる。
   シュメールの人生学では、死とは進歩への絶対条件なのである。」



                 
ガイアの法則」 千賀一生 徳間書店

                          抜粋したもの



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