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あらゆる二元性を超えて意識を拡大する

   エホバとリリトの問題が解決したおかげで、これまでの長きにわたった地球人類の女性性と男性性のアンバランスの問題に光が当たるようになり、やっと解決への道が見えるようになってきた。この二つのアンバランスは、単純に電気的なエネルギーの「+」と「-」から始まっており、光と闇、昼と夜、火と水、天と地、和合と分離、創造と破壊などのさまざまな二元性のバランスに影響を与えてきた。

   当然それは人間社会に投影されており、個人にも投影している。社会的に投影されてきた側面では、エホバが意図的に作った男尊女卑の思想に基づく男性社会と、男性が女性に対して当然の権利であるかにように行なわれる暴行や虐待がある。そしてその反動で行なわれる母から子への虐待もある。それらは多くの場合後進国に色濃く残っているが、先進国にもまだ多くのそのような隠れた要素がある。

   日本では逆に長い間女性が抑圧されてきた反動で、特に家庭内では女性上位はよく見られる現象のようだ。これは小さいことではなく、考えなければならない社会問題でもある。なぜならこの状況はまさに、かつてのエホバとリリトの確執の投影にほかならないからだ。女性の生命エネルギーは本来強いものであり、そのゆえにリリトのように男性を傷つけていることに気がつかないことがある。これは抑圧された女性性の歪んだ表現に他ならない。つまり、女性の本当の強さを生かせる場が必要なのだ。

   リリトがエホバとの話し合いで見せた姿は、まさに女性性を現した象徴のようであった。
彼女はエホバから受けた残酷な仕打ちを一切振り返ることなく、すべては自分自身の学びのために必要な経験であったことを理解し、それを潔ぎよく受け入れ、エホバには純粋で真っ直ぐな愛と慈しみを表現し、どのような言葉も思慮深く選び、エホバの尊厳に心から敬意を表したのだ。

   このように女性性には本来、豊かな生命力と包容力、寛容さや、創造性や和合性があり、それを継続させる力が与えられている。しかし現代社会に生きる大半の女性たちは、その本来持てるすばらしい力を発揮できる場を見つけることができないでいるのだ。このような女性性の歪んだ表現によって傷ついた男性性は、無意識のうちに攻撃性や残虐さを表現するようになる。

   これは小さいことのようで、決してそうではない。
   もしこれがあなた方にとって本当に些細なことであれば、今すぐ自分の態度を変えることができるはずなのだ。そう簡単には変えられないこれらの態度は、先に述べた歪められたグリッドが作り出す歪んだ二極性のバランスが生み出した大きな問題なのである。歪められたグリッドが作り出す地球意識は、それにつながる人間の潜在意識に歪んだフィールドを作り出す。

   そして、二極性のバランスを崩す原因が大きく取り払われた今、私たちは新しいグリッドにつながるために、自らの中にバランスを取り戻さねばならない。そのために必要なことは、中立のポイントを見つけることである。それが男性性と女性性の間のバランスであれば、中立なポイントを見出すことによって、女性は男性に対する共感を持ち、男性は女性に対して共感を持てるようになる。

   本来私たちは、肉体的に男性であれ女性であれ、その内には男性的エネルギーと女性的エネルギーの両方を持っている。しかしどちらかの性に対して抵抗感や嫌悪感を持っていると、中立的なポイントに留まることは難しく、当然共感することはできない。まずはあなた方が男であれ女であれそのどちらの性であっても、それが祝福されたものとして自らに受け入れられるようにイメージすることから始めるとよい。

   またあなた方の中にはその他にもたくさんの二元性がある。
   たとえば優劣、長所と短所、善と悪、積極的消極的、客観性と主観性、理性と感情、内向性と外向性、未熟と成熟、霊格と人格などたくさん挙げることができるが、そのゆえに私たちはこの二つの相反する要素の中で葛藤に苦しみ、迷ったり、悩んだりするのだ。そしてここでは新しいグリッドにつながるために、あなた方が自分の中にある二元的な葛藤を手放してバランスを取り戻し、感情的な起伏や混乱を少なくする助けとなるように、その取り組みについて話しておこう。

   まず、二極性というものをクリアするためにはその両方を経験する必要がある。
   その意味は、たとえばエホバのように本来非常に優しく聡明な資質を持ちながらも、その真逆を表現するようなことである。この点においてはあなた方の魂にはすでに十分な経験が刻まれているはずなので、あとは現在のエホバの姿のような、両方を経験した中立なポイントを見つけることである。しかしこのとき妨げとなるのは、あなた方の社会が生み出した善悪や常識良識といったような概念による中立という物差しである。つまりあなた方の脳細胞は自動的に、社会的に生きて行く上で、最も合理的で安全で差し障りが少ないと認識するポイントに、あなたを誘導してしまうことである。

   私たちが必要としているポイントは「ZERO POINT」と呼ばれるポイントで、人間社会だけでなく地球における自然界の中においても、宇宙のすべての営みにおいても、常に中立な状態に自分を置くことができるポイントである。「ZERO POINT」とは、あらゆる始まりであり終わりであるポイントのことだ。そこはあなた方が帰るべき本質であり、すべての可能性を潜在的に含む「空(くう)」への入り口であり、すべての創造が始まる出発点としての出口でもある。私たちのすべての創造行為はここから始まり、今も始まりの時の瞬間もそのやり方に違いはない。

   私たちがこのポイントに意識を重ねるとき、完全なるバランスと調和を取り戻し、一切の評価は消え、ただ在るだけという状態を体験する。そうなったとき、すべては思いのままに現実に投影されるようになる。つまり今、「ZERO POINT」に意識を置くことができるかどうかは、私たちが今後あらゆる困難を回避し、あるいは乗り越えて行く上での最重要事項であるといえるであろう。

   このポイントに戻るためには、まず社会的な概念や合理性、常識と言われるものなど、人間社会が勝手に決めた価値感をすべて捨てなくてはならない。「社会的な概念」は、しばしば人間の持つ生き生きした感受性や創造的思考を奪い、常にそれまでの一つの可能性の中に意識を閉じ込めようとする。あなた方の考えの中に、「それが普通だから」「みんなそうしているから」「そういうものだから」、で済ませていることがないか確認してみることだ。そしてその「普通」や「常識」や「正しい」ことを中立であると誤認しているあなたの脳内の情報を、「真実の意味での中立さ」に書き換えることである。

   これを修正するのは、左利きが右利きに修正するのと同じくらい大変なことであるかもしれない。しかし日常世界の中で感じる問題から目を逸らすことなく、直視してその問題の本質に気づかなければならない。たとえば「妻の傲慢な態度」という問題は習慣化されると日常的なことになり、それゆえに問題として捉えることをしなくなり、何とかやり過ごす方法を考えるようになる。しかしあなたがもし本質を見出そうとして深い洞察を続けるなら、それが実は個人的な問題ではなく、社会に蔓延する根深い問題であることに気づくだろう。その時、あなたの意識は拡大されたのだ。

   人は自然に成長しながら意識を拡大していくものだが、社会の中である程度人間関係や生活を効率的にうまく運ぶ術(すべ)を学んでしまうと、その後は面倒なことを避け、自分を混乱させるような情報を避けるようになり現状維持の態勢に入ってしまうものだ。つまり直接自分が困ることでない限り問題として取り上げることはせず、これまで広げてきた意識を今度はできるだけ狭い領域に留めて保身の状態になる。このようにして自分でも気づかないうちに、自分自身を狭い世界に閉じ込めることになる。その結果、実は社会には何が起きていて、「何が自分の可能性を抑圧しているのか」に気づくことも、見つけることもなく、自分が本来持っているあらゆる可能性に挑戦することのない人生になる。そして今のそのような状態では、今後の地球において最善の選択をするのは難しいことであると言わねばならない。

   ぜひ日常生活の中でも、宇宙の営みの壮大さについて、自然界の奥に潜む圧倒的な創造の規則性の発見や、日常の中に潜む人知を超えた共時性について意識的に心を開き、自分たち地球人がちっぽけな人間社会の宇宙の辺境に閉じ込められているのではないかと意識を馳せ、常に自分の意識を自由に解放させることを心がけることが大切である。そしてすべての物事や出来事、また他人に対する批判や評価することを捨て、公平さとは何か、真の中立さとは何かについて深く考え、公平で中立な態度を実践することである。

   エホバやリリトが中立な姿勢を取り戻した今、彼らは必ずあなた方をサポートしてくれるだろう。あなたがまだ気づくことなく古い良識に囚われているなら、彼らは周囲の人々を通してあなたに何かを伝えてくれるかもしれないし、気づくための出来事を起こしてくれるかもしれない。

   あなた方を取り巻く、網の目のように広がる意識のグリッドは、先に述べたようにあなた方の生命活動を理想的な形で営むための命綱である。そしてこの命綱の中には、そのために必要で膨大な情報が含まれている。そして新しく地球に設置されたグリッドは、私たちの意識レベルを引き上げ、拡大し、自分が抱えている問題を解決に導くための情報を提供し、人類が持つ新しい可能性に向けて、あなたが進化へとシフトするように力強くサポートしてくれるはずである。今話したことを、どうかあなた方にとっての優先事項として実行してほしい。


       book 「宇宙パラレルワールドの超しくみ」
        サアラ著 (Saarahat E.Tソウル/宇宙連合メンバー)  ヒカルランド

                           抜粋



      

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