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人類の集合意識が22を超えられない理由

   「G、一つ質問があります。22を超えてゆくにはどうしたらいいのですか?」
   マヤは真っ直ぐな目をしてGに
尋ねた。
   「幼い獅子よ。長きにわたる宇宙図書館を巡る大冒険も終焉を迎え、いよいよその解答を受け取る時がきたようだ。」 Gは柔和な笑みを浮かべていた。

   22を超えてゆくとは、いろいろな解釈ができるだろう。
   なぜ宇宙創造の幾何学的なパターンは、22種類あるのか。
   なぜ宇宙の神話は、22のパターンにわけられるのか。
   なぜ集合意識は、22%を超えた時点で情勢が反転するのか。
   これらのすべての解釈を統合すると一つの結論を導き出すことができる。

   結論から先に言うと、「22を超えてゆく」とは、地球人類の集合意識を超えてゆくということである。22を超えたあとは、宇宙意識と一体となり、創造に加わる。夢がハートの中心で創造されるように、イマジネーションがこの宇宙を彩(いろど)っている。

   具体的な数字に当てはめて説明すると、宇宙の創造に至る33段の階段のうち、11段までは個人の意識の領域であり、22段目までが人類の集合意識の領域である。そして22段の人類の集合意識を超えて宇宙意識へと至る道が、「22を超えてゆく」という言葉に端的に表現されている。しかし現状として、地球人類が22を超えてゆけない要因は大きく分けて三つある。
   one 感情の海に溺れるあまり、物事の本質を見ていないこと。
   two 時間や空間や思い込みの枠に囚われていること。
   three 自分の自我と欲望に翻弄され、本来の魂の目的に焦点が合っていないこと。
   
   この三点である。

   これらを打開するためには、自分自身を知り、自分自身で在ること。それは個でありながら全体であり、全体でありながら個という意識状態に到達することである。つまり全体像を見渡し、自分の内なる世界と外の世界は同じであると知ることである。「22を超えてゆく」とは、人類に課せられた限界を超えてゆくことでもある。

   人間が人間と呼ばれる理由は、惑星地球に存在する3次元の肉体の自分と、宇宙に存在する本来の自分の2つの視点を束(たば)ねることにある。他人を蹴落としてでも自分だけ助かろうとする者や、自分の身内だけを守ろうとする者は、結局、22を越えることはできないだろう。何の報いも期待せずに他人を助けようとする時、人は「22を超えてゆく」ことができるのだ。

   地球人類が、なぜいつまでたっても「22を超えて」行くことができないのかについて、集合意識の仕組みから説明をしよう。たとえば誰かが何か人類にとって新しいことを始めようとすると、必ず邪魔が入り、阻止されるということが起きる。これでは人類の進化は進まない。つまり、誰かが人類の集合意識に光を投げかけるようなパターンを作ろうとすると、必ず妨害する者が出てくるのである。

   その妨害とは、誰か個人的な悪意や妬みというものだけでなく、人間一人ひとりが出している、羨望のような嫉妬のような些細な感情が集合意識によって雪だるま式に増大し、新しいことをやろうとする人の前に立ちはだかるのである。自分の抱くそんな小さな感情が、まさか人類の進化を阻んでいるとは誰も思いもよらないはずである。

   そして誰もが、そのような感情や思いの発信者になり得ることを自覚しなければならない。このような感情が何も特別なものでないことは、あなた方もよくわかっているだろう。あなた方に人類の集合意識を観察することができるならば、自分が発している感情には責任を持たなくてはならないということを思い知るはずである。

   この種のネガティブな感情を極力発生させないためには、自分がどこから来てどこへいくのか、また自分は誰であり、自分という存在は何であるのかを思い出す必要がある。自分自身を知り、自分自身で在り続けることができるならば、他の人が何であれ、あの人がどうであれ、外の世界に翻弄されることはない。

   また一方で、あなた方の発する感謝や喜びという些細な感情が、木々や植物、動物たちの生育に影響を与え、滋養を与え、あなた方の惑星地球に影響するのである。それだけあなた方人類の持つ感情というものは、未来への可能性に影響を及ぼすだけでなく、大きな可能性をも秘めていると言えるのである。


           「宇宙の羅針盤 ㊦」 辻 麻里子著 ナチュラルスピリット

                         抜粋したもの



   

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