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朝鮮半島が乗っ取られて大韓民国が建国された

新国家建設にどうしても欠かせない「和の精神」

   
ネオ満州国の創設に日本人が必要な理由が、もう一つあります。
   かつて満州は、満州人、日本人、漢人、朝鮮人、モンゴル人といった五族が協和して治めていた国であり、それは主に関東軍が中心になって建国されました。しかし基本的には、五族はそれぞれの身分や職業に差別というものはなく、選挙権も公平に認められていました。戦後の歴史を学ぶ上で、日本における大陸支配を、欧米による植民地支配と同等に見る考えがありますが、これは完全な誤りなのです。

   関東軍は、日本が満州を統治していたわずか13年の間に、当時の金額で数十億と言う巨額を投じ、鉄道や製鉄所などのほかに、各種の製造工場や空港、港湾、道路、橋、学校、病院など、ありとあらゆる近代的な設備を整えました。中国の北部というのは実に辺鄙(へんぴ)な田舎町であり、その何もない貧しいエリアであったのが突如として、全土の中でも一番近代的な大都市へと変貌したのでした。

   当時、この国家建設のエネルギーには凄まじいものがあり、周辺から仕事を求めて大勢の労働者が詰めかけ、建国前には1500万人程度であった人口が建国時にはその倍の3000万人になり、それが建国から10年後には4500万人へと膨れ上がり、それは活気に満ちたものであったそうです。

   戦後、フィリピンの外相が満州を訪れた時、近代的な町並みや工場などの施設群のすべてが日本の負担で建設されたと聞かされて、「フィリピンは350年間もスペインに統治され、アメリカにも40年間統治されたが、彼等は地域のためになる施設などは何一つ建設しなかった」、と日本の満州統治に対して感動したそうです。

   欧米列強の植民地政策というのは、基本的には支配地から資源や労働力を吸い上げるだけですが、日本の統治は現地の産業を興し、近代化させ、文化や文明を通じて現地の人の暮らしを向上させるという点において、欧米のやり方とはまったく異質のものです。支配された人々は面白くなかったと思いますが、結果として、戦争が終わって日本軍が引き揚げた後、それらの施設がその後の現地の人々の生活を支え、近代化を早めたのは事実であることを認めざるを得ないところでしょう。

   日本の統治というのは、諸外国のそれとは少し異なっており、基本的に「和の精神」というものを持っていました。近いうちに訪れる新しい世界では、この精神が不可欠になります。異なる国家や民族が寄り集まって新しい国家を建設しようという時に、誰かが「自分が支配権を握りたい」「自分だけ得をしたい」と思えば、成り立つものも成り立ちません。それはかつての満州国においても溥儀(ふぎ)皇帝が掲げた「五族協和」であり、それは単なるお題目ではなかったのです。実質的には日本人が主導権を持ちながら、それも自分たちの都合のいいように国を統治したのではなく、それぞれの五族の人々を高い地位に登用し、平等に不平不満が出ないようにと取り計らったのでした。

   ネオ満州国においても、満州人、日本人、朝鮮人、モンゴル人、そして漢人に代わってユダヤ人が加わった五族協和の国家になります。日本人ではなく、他のどの民族が主導しても、自分たちが主導権を握ろうとし、より多くの権益を得ようとするはずです。それはある種の「癖」のようなものであり、意識していたとしてもなかなか理想どおりにはいきません。しかしその点日本人は、「和をもって貴しとなす」の民族であり、日本の主導による和の精神を持った国造りをしなければダメなのです。


危機にある韓国と日本の関係

   
2012年9月10日、松下忠洋金融・郵政民営化担当相(当時は国民新党所属)の自殺が報じられました。奥さんに聞いても自殺する動機がまったく思い当たらないそうで、週刊誌で愛人問題が報じられる予定であったことから、「愛人問題が引き金?」とも騒がれました。しかし73歳という年齢を考えると、明らかに不自然です。政治家であり大臣になるまでの人物ですから、過去に愛人の1人や2人くらいはいたでしょう。しかしそれが今さら、自殺するような問題になるとは思えません。そもそも愛人問題で自殺するような政治家など1人もいないのです。

   松下氏に近い人物からの情報によると松下氏は、人権侵害救済法案、在日外国人参政権法案、人権委員会設置法案のすべてに反対しており、亡くなる数日前もその件で政府筋と激しくやり合っていたことが判明しました。すでに述べましたが、この3つの法案は日本人のために作られるものではありません。これらはいずれも、在日韓国人のためのものです。

   野田政権が必死になってやっていたこと、それは今、この国が大変な時に国民には増税と赤字国債を覆いかぶせ、震災被害者を放ったらかしにして韓国を利するための法案を通すことだったのです。野田首相は凡庸な政治家だと思っていましたが、そういう意味では着々と実績を積み上げており、自分の法案に反対する人物を闇に葬り、解散をのらりくらりと先延ばしにするなど、意外としたたかな人物であったのかもしれません。

   第1章でも触れましたが、韓国は今、存亡の危機に立っています。
   つまりアメリカに見限られ、北朝鮮主導による半島統一を受け入れざるを得ない状況です。さらに朝鮮半島統一後は、高麗連邦、満州国建国と続きますが、実は韓国人は五族協和の中には入れないことになっています。なぜなら大半の韓国人は朝鮮族ではないからです。これを知って驚かれた人も多いと思います。

   東洋人には普通、蒙古斑(もうこはん)があります。
   モンゴル人はもちろんのこと、朝鮮人や日本人にもあります。しかし韓国人にはありません。ちなみに中国人にもありません。韓国人は朝鮮族ではなく、アーリア系ではないかと言われています。アーリア人は漢民族の祖でもあり、どちらかというと、韓国人は漢民族に近い種族のようです。

   古代王朝・渤海(ぼっかい)の前身である「遼(りょう)」は、現在のウイグルからモンゴルまでの広大な版図を持っていました。その遼がアーリア人の侵出によって圧迫された結果、朝鮮半島を含む中国大陸の東北部に移って高句麗となりましたが、その後「唐」から圧迫されて朝鮮半島へ押し込まれて「新羅(しらぎ)」になり、それが現在の朝鮮族の基礎となるものです。アーリア人はその時、漢民族と同化していく一方、朝鮮族を追って朝鮮半島へと渡り、この地に勢力を残しました。しかし国を乗っ取るまでには至らず、細々と命脈を保ち続けたのでした。

   その絶好のチャンスとなったのが朝鮮戦争でした。
   この時、アメリカの援助を受けたアーリア系&漢民族系の末裔たちが、朝鮮半島の乗っ取りを計画したのです。その結果、半島の南半分の占領に成功し、朝鮮族を追い出して自分たちの国である大韓民国を建国することに成功したのです。韓と漢は日本語上でも発音が同じなのも面白いと思います。

   ちなみに現在の韓国にはもちろん朝鮮族も住んでいますが、支配層はアーリア系のようです。ですから北朝鮮としては、韓国を統一して支配層を追い出し、同胞である朝鮮族を助けたいと考えているでしょう。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                          抜粋

「ネオ満州国」の建設はすでに始まっている

   アメリカの次に世界の盟主になるのはネオ満州国のようです。
   その主導権を握るのは誰なのか、当然ながらこれは世界共通の関心事です。北朝鮮、アメリカ、ロシア、ユダヤ、そして現在満州の地を握っている中国も手放したくはないはずです。北朝鮮やアメリカとしては、満州を中国共産党の支配下から独立した特別行政区にしたいはずです。そこで中国の瀋陽軍はこうした勢力と結びつき、新しい国家の
再建を画策しているはずです。中国共産党としては侵略した土地とはいえ、まがりなりにも中国の一部である満州地域で勝手なことをさせるわけにはいかず、満州の権益を逃さないために必死です。

   ロシアは太平洋側に出られる港で、冬凍らない港を喉から手が出るほどずっと欲しがっており、以前からこの地を狙っていました。それが日露戦争が起きた理由なのです。満州の「北鮮三港」と呼ばれる清津(せいしん)、羅津(らしん)、雄基(ゆうき)といった港をロシアは使いたがっており、これらは戦時中に日本が造った港であり、大型の軍艦が十分停泊することのできる良い港です。

   日清戦争後に、満州の権益を争って日露戦争が起こり、その結果、日本が勝って満州地域を配下に収めました。その後ソ連となったときに第二次世界大戦が勃発すると、終戦後のどさくさに紛れてソ連軍が満州エリアへと攻め込み、日本人を追い出すことに成功しました。ソ連はそのままそこへ居座るつもりでしたが、その地に残ってインフラを重視した共産党の毛沢東軍によって、ロシア軍の進出は阻止されたのでした。

   そんな旧ソ連時代の経験から、権益入り乱れる満州地域を力ずくで奪うことには無理があると考えたロシアは、今度は北朝鮮や日本と友好関係を結ぶことで、満州、北朝鮮の港を自由に使えるようにしたいと考えています。そのためにも日本とは仲良くしたいと考えているのに、しかしながら日本にはアメリカを怖れて、それに応えることのできる政治家がいないことが残念でなりません。

   さらにアメリカに巣食っていた闇の権力者であるイルミナティも、満州国に陰から支配を及ぼそうと狙っています。このようなせめぎ合いの中で、満州の実権をどの勢力が握り、どのように落ちつくのかまだ予断は許しませんが、マカオやかつての香港のような、特別行政区といった形にはすぐにはならないと思われます。朝鮮半島統一が成ったら、大陸の半島のいわば「フタ」に位置する瀋陽軍区が南北朝鮮を保護領とするのが自然でしょう。そこで瀋陽軍と北朝鮮で結びつきを強めながら、しばらくは大人しく中国共産党の指示・命令を遂行するふりをするはずです。いずれ世界大戦が勃発してしまえば、その時、一気に満州国建国へと邁進(まいしん)しようと考えているはずです。

   そのネオ満州国の建設はすでに始まっています。
   そこは北朝鮮と国境を接する遼寧(りょうねい)省の省都であり、満州国時代は奉天(ほうてん)であった瀋陽では、現在2つの地下鉄路線を24もの路線へと拡大・整備しており、急ピッチで都市開発が進んでいます。日本のODA(政府開発援助)で立ち上げた21世紀産業経済発展促進会という団体が中心になって、マカオやラスベガスのようなリゾート開発事業を行なっているそうです。

   日本側の責任者だという人物の話によると、中国政府が10万坪もの土地を用意し、そこに巨大なホテルを2つと、パチンコ店を3000店、ゲームセンターを1000店、飲食店を5000店ほど集積し、周囲をお濠(ほり)と城壁でぐるりと囲み、中はアミューズメントパークのような施設が誕生するそうです。そして東西南北のゲートからしか入れないようにした上、入り口ですべての現金を電子マネーへと交換し、中ではそのお金しか使えないという仕組みです。その工事はすでに始まっており、現在、各国の投資を募っているところです。

   この施設の建設には、2006年に設立したばかりの渤海(ぼっかい)銀行という新興の銀行が積極的に関与しています。渤海というのは、朝鮮から満州にかけた広大な土地に栄えた古代都市の名で、満州族や朝鮮族の祖であり、日本人の遠い祖先とも関わりがあります。ちなみに渤海銀行は現地の人々の銀行ではなく、イギリスのスタンフォード・チャーター銀行が親会社です。この銀行は、イギリスの植民地支配に一役買った2つの銀行を母胎としており、それがアフリカ大陸で活動したスタンダード銀行と、インドや中国などアジアで活動したチャータード銀行が合併したものです。

   つまり、すでに中国の渤海銀行には、ユダヤ金融資本が入り込んでいるということです。それは当然ながら中国政府も了解済みで、ある程度はユダヤ金融資本にも権益を分け与える代わりに、ユダヤの持つ資本力で開発を早めたいという考えのようです。ユダヤ金融資本はかつて、満州の地にユダヤ国家を建設しようとしたことがあります。ヨーロッパで迫害を受けていたユダヤ人は安住の地を求めており、関東軍がこれに応えて、満州の地にユダヤ自治州を作ろうとしたのです。これを「フグ化計画」と呼びます。

   「フグ化計画」とは、食べるとおいしいが毒を含んでいることを言います。
   つまりユダヤ人を引き込むことで、ユダヤ資本が持つ資金を呼び込むことができる反面、彼等の中には闇を支配者であるイルミナティが入り込んでいることから、影の支配者層に乗っ取られるリスクがあるのです。

   日本の敗戦によって、満州の地に計画されていたユダヤ人のフグ化計画は頓挫した結果、ユダヤはパレスチナの地にイスラエルを建国する方針へと切り替えました。しかし結局、アラブの地にも受け入れられなかったイスラエルは、次に起こることが計画されている世界戦争で滅亡する運命にあります。そこで再び、自分たちの住む国を求めて「第二次フグ化計画」を画策しているというわけなのです。

   さまざまな思惑が入り乱れるネオ満州国ですが、カギを握るのは北朝鮮、そして日本です。このエリアは日本が満州を統治していた時代に、日本の先端技術を導入して近代的な施設を数多く建設しました。そして現在も、中国東北部を含めた全土で稼働中の国家的なインフラは、それらすべてが大日本帝国時代に国策会社によって作られたインフラなのです。それは南満州鉄道(満鉄)や朝鮮銀行、東洋拓殖などの巨大企業が、最先端のインフラを整備したのです。

   日本が満州エリアに残した各種インフラは、敗戦国となった日本がこの地域から撤退した後も大いに活躍しました。満鉄は、1980年代に中国全土で改革解放政策が始まるまで、物資や人々の移動や東北部の経済発展を支え続けました。(満州国当時の首都であり当時は新京と呼ばれた)長春や大連、瀋陽といった主要な大都市では、現在でも日本統治時代の建築物が現役で使われており、満鉄大連本社も大連鉄道有限責任公司の事務所として、当時の建物がそのまま利用されています。

   満鉄の出資で建設された昭和鉄工所は戦後に廃止されましたが、その施設は継承され、鞍山鋼鉄公司として戦後の中国国内の鉄鋼需要を支えました。つい最近、上海宝鋼集団が登場するまでは、永い間中国国内では最大手の製鉄業者であったのです。また、満州と朝鮮の国境近くの吉林省にある豊満ダムは、建設されたその当時では東洋一と言われる規模を誇ったダムであり、あれから70年以上経った今でも水力発電を行ない、農業用水や飲料水の取水地として現役で使われており、地域の人々の暮らしに貢献しています。

   しかしながら、こうした巨大インフラは現地の人々の技術では維持することができなかったので、終戦後、中国の要請で日本の技術者の多くが帰国せずに現地に留まったのでした。それはソ連軍によって強制的にシベリアへ抑留された人々とは違い、中国政府に雇われて給料をもらって働く立場でした。そうした日本人技術者の存在によって、メンテナンスしながら使われてきた施設群でしたが、さすがに建設から70年以上が経って全面的な改装が必要になっています。しかも当時の日本人技術者はすでに亡くなっているので、補修・改装するためには日本の技術がどうしても必要です。

   実は尖閣諸島問題で日中の対立が先鋭化し始めていた2012年8月21日から24日の間、瀋陽軍の大佐が極秘裏に来日していたという情報があります。おそらく当然満州国の再建に先立ち、日本からの投資を呼び込みに来たはずです。これはすでに瀋陽軍が中国共産党管理下を離れ、独自に行動しているということになります。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                           抜粋

米国、中国が北朝鮮に干渉できなくなった理由

タングステン爆弾

   
当然日本のマスコミが報道することはありませんが、北朝鮮当局は独自に開発した小型核兵器を持っています。金正恩はスイスへの留学中に、パキスタンの「核の父」と言われるアブドゥル・カディール・カーン博士の弟子と知り合い、核についての専門知識を学びました。今後、北朝鮮が独立を保つためには核の抑止力が必要だと悟った金正恩は、金正日に核開発を進言し、自らの主導で、パキスタン、イラン、イスラエル、日本、在朝ユダヤ人のスペシャリストたちで構成されるプロジェクトチームを発足させ、新型爆弾の開発に着手しました。

   当時の金正恩はまだ20歳前後でしたが、母国語のほかに日本語、英語、中国語、ロシア語、ドイツ語、フランス語など数ヶ国語を使える極めて優秀な人物で、リーダーシップもあります。藤本さん(料理人)の著書にも、金正恩が日本語の漢字を読み書きしていたエピソードが登場します。これは幼い頃から受けていた帝王学の賜物(たまもの)です。

   そして2006年10月、ついに新型爆弾の試作品が完成しました。
   それは超小型でありながら原爆並みの威力を持ち、しかも放射性物質が出ないという画期的な兵器でした。そして試作品にさらに改良を重ねた結果、それから3年後の2009年の秋、タングステンと水素を組み合わせることで強力な破壊力を発揮する、「タングステン爆弾」の開発に成功したのです。それは弾頭部分が2キロと極めて小さく軽いのに、TNT火薬2万トンに相当する爆発力が得られただけでなく、放射性物質を出さなかったのです。

   この時は、地下数百メートルの施設で爆破実験を行ないましたが、中国東北部やロシアのシベリアでは震度4という地震波を観測しています。またアメリカやヨーロッパでも振動を感知しましたが、放射性物質の飛散が計測されなかったことから、爆破実験とは気づかなかったのです。実験に成功した北朝鮮は、鉱山会社のコーメットをロンドン・シティで上場させて資金を調達し、現在では新型爆弾の量産化を行なっています。

   2キログラムといえばハンドバックにも収まる大きさです。
   しかも放射性物質を出さないので素手でも持ち歩くことが可能で、持ち運んだ先で組み立ててワイヤレスの起爆装置をセットし、離れた場所から爆破すれば、ビルでも空港でも地下鉄でも木っ端微塵(こっぱみじん)にすることができます。完成後にその事実を掴んだアメリカはこの新型兵器のゆえに、北朝鮮が要求した北朝鮮テロ国家指定解除に渋々応じたのです。

最新兵器「EMP(電磁パルス)爆弾」

   そしてもう一つの、新型兵器の開発にも北朝鮮は成功しています。
   2012年3月に、人工衛星「光明星3号」を積載したロケット銀河3号を打ち上げると発表しましたが、実際に翌月の4月13日にロケットらしきものを公海上に向けて発射しました。この時の日本の報道については、あなた方にもまだ記憶があると思います。当日の早朝は濃霧に覆われていたので、その中で行なわれた発射のためにその瞬間を誰も見ることができませんでした。アメリカ政府は「発射の熱を感知した」と発表はしましたが、それがどういうものなのか確認はできませんでした。

   その時、それがロケットだと皆考えていたので、発射から1分後に爆破し、北朝鮮から100キロメートル沖の黄海上に没したのを見て、日本や韓国のマスコミやアメリカの報道各社は、「衛星ロケットは失敗した」「そもそも人工衛星ではなくミサイル発射実験だった」などとさまざまにニュースを流しました。しかし実はこれが、最新兵器「EMP(電磁パルス)爆弾」の実験であり、実験は見事に成功したのです。しかしながらどこのマスコミも、それを報道することはありませんでした。

   EMP兵器は米軍でも以前から研究されてきました。
   それは人間や動物を殺すことなく、乗り物や建物も破壊せず、ただ半導体や電子回路を破壊することで、電子機器だけを効果的に攻撃することができる最新鋭の頭脳兵器です。ミサイルや軍用機、レーダー、艦船、戦車にしても、すべての兵器は電子機器によって制御されており、これを破壊してしまえばただの鉄屑同然です。ですからEMP兵器を持っているなら、圧倒的に有利な戦闘を進めることができます。

   しかも一般に開発中のEMP兵器は有効範囲がせいぜい100メートル程度であり、戦地での実用性には程遠いとされています。しかしこれに対して北朝鮮で開発に成功したEMP兵器は、超高度核爆発によって強力な電磁パルスを広範囲に発生させることが可能で、その有効範囲は最大で数千キロにまで及ぶと言われています。

   つまり、なんらかの軍事衝突があった際、EMP兵器を一発撃つだけで、相手が持つすべての兵器を不能にできるということです。またミサイルに搭載して上空で爆破させることで、都市攻撃にも応用が可能です。北朝鮮の開発したEMP兵器を用いれば、上空50キロメートルの高さでそれを爆発させれば、半径770キロメートルの範囲内にある電子機器がすべて破壊されるということです。

   770キロメートルといえば、日本であれば東京や名古屋、大阪までの主要都市のすべてが入るし、静岡や名古屋の上空でこれが使われたなら、ひとたまりもありません。変電所は機能停止ですべての送電は止まり、都市一帯が停電します。電車は走れず、信号もストップ、工場は稼動停止で、コンピューター類も破壊されるので経済活動はすべて停止。銀行も窓口を開けず、電話やインターネットも不通になります。

   東日本大震災の当日、電車がストップしてしまっただけで、都市部にいた人は夜通し歩いて帰宅するなど大混乱に陥りました。あの時にはほぼ1日で回復しましたが、社会インフラに使われる電子機器がすべて破壊されてしまえば、都市機能が復旧するまでには数ヶ月を要するはずです。その間、人々は電気もなく、車も電車も使えず、文明の利器が一切ない原始の社会へと一瞬にして放り出されることになります。そんな状況下に軍隊に乗り込まれたらもう為す術(すべ)はありません。

   つまり北朝鮮は、人間を一人も殺さず、しかも闘わずして、どんな相手国をも降伏させる手段を持ったということなのです。だからアメリカにせよ中国にせよ、あんな小さい国家に何も言えないのは、こうした北朝鮮のしたたかな国家戦術が背景にあるからなのです。

   北朝鮮による朝鮮半島統一、それに続く高麗連邦の発足、さらにネオ満州国の再建という流れの中で北朝鮮がその中心へと収まり、アメリカや中国に邪魔されずに着々と準備が進められるのも、北朝鮮がEMPという最新兵器を持つに至ったことが大きく影響しているのです。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

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オウム真理教は日本売国政治家と北朝鮮、アメリカが作った宗教組織

   オウム真理教をめぐる一連の事件で、最後までその行方がわからなかった特別手配犯の平田信、菊池直子、高橋克也の3人が、半年あまりの間に次々と逮捕されました。しかもそれは、これまでまったく影を潜め、死亡説まで流れていた中での連続逮捕劇だったのですが、良く考えるとこれは不思議なことだとは思わないでしょうか?

   しかもこの3人はほぼ一斉に逮捕されました。
   ましてや彼等は一緒に行動していたわけでもなく、一緒に住んでいたわけでもありません。一説には、すでに死刑が確定している麻原彰晃(本名・松本智津夫)の死刑執行を妨害するためにわざと捕まった、というものですが、仮にそうであったとすれば3人同時期にではなく間隔を空けるはずです。だから彼等の目的は教祖の延命のためではありません。

   そのもっとも大きな理由は、「役割を終えた」ということにあります。
   実はこの3人はこれまで、アメリカによって北朝鮮に連れて行かれ、北朝鮮当局によって匿(かくま)われていたようです。ですから警察がどこを探しても見つけられなかったはずだし、そのままであれば、時効になるまで捕まることはなかったでしょう。しかも逮捕されたのは、平田の自首がきっかけでした。2011年の大晦日に自ら出頭した平田は、「東日本大震災で不条理なことを多く見て自分の立場を改めて考えた」と言ったそうですが、その本心はまったく違います。彼は北朝鮮からメッセージを伝えるために帰国し、警察に出頭したのです。

   伝えられたメッセージのすべてはわかりませんが、はっきりしていることが2つあります。
   その1つは、「(国際アナリストの)飯山一郎氏のブログを本にして出版するように」というものです。そしてそのための費用として1000万円が持たされていました。その結果として出版されたのが、『横田めぐみさんと金正恩』(三五館)です。つまり、当初は誰も信じていなかった「横田めぐみ=金正恩生母説』を飯山氏は早くから公言しており、詳細な情報を元にした緻密な分析は、高い信憑性(しんびょうせい)を持っていたにもかかわらず、そのあまりの内容にどの出版社も手を出さなかったからです。そこでそれを単行本として出版するように働きかけたのです。

   北朝鮮自身がこの説を日本に広めることを望んだということは、「横田めぐみさんは生きている。それどころか金正恩の母親として日本を助けるために奮闘している」ことを、日本にわかって欲しいと思ったからにほかなりません。

   もう1つのメッセージは、「拉致問題担当大臣を山岡賢次氏から、松原仁氏に替えて欲しい」ということのようです。2002年に結成された「北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟」(拉致議連)に、発足当時から関わっていた松原氏は、「(北朝鮮にいる日本人を)いつでも連れ戻せる」と常に公言しています。つまり彼は拉致問題の背景を知っているのです。しかしそんなスペシャリストをなぜか歴代の内閣は、拉致担当相として起用することはありませんでした。

   なぜでしょうか?
   つまりアメリカの機嫌を恐れ、関係悪化を怖れて、誰も本気で拉致問題を解決しようとは思っていなかったからです。北朝鮮にとってそれでは困ります。アメリカ発の拉致問題を早く解決し、日本と国交を結びたいと思っているのです。なぜならその先に、「新国家建設」という大仕事が待っているからです。

   しかしこの時は内閣も一旦はそれを聞き入れて、松原氏を拉致担当相に任命しましたが、またすぐに、拉致問題にはまったく素人の田中慶秋氏へと替えました。田中氏は法相も兼務していましたが、暴力団との黒い交際や不正献金疑惑を追及されて、組閣から3週間後にあっさり辞任してしまったことは周知の通りです。

   オウムの特別手配犯であった平田信の出頭とほぼ同時期に、これまで「現物はすべて破棄されて存在しない」とされていた、麻原彰晃の説法テープが出てきました。これを、2012年5月にドラマに仕立てて放送したNHKでしたが、そのテープの出所は明かしませんでした。これは推測ですが、長らく北朝鮮当局によって保管されていたものを、平田が帰国する際についでに持って来たと考えられます。これも「オウム真理教の事件に幕を引くように」という北朝鮮からのメッセージだと思われます。

   この話を理解するためには、オウム真理教とは「何か」を完全に知る必要があります。
   結論から先に言うと、オウム真理教という宗教教団組織は、日本国内で非合法な活動をするために、日本政府や米軍などの、裏工作を担当する組織が主導で意図的に作ったものなのです。

   
それは戦前から戦後にかけて、国内で非合法活動という地下活動をさせるために、米軍や日本政府が表向きは共産主義に対立しながら裏では共産主義同盟を支援していたように、古今東西、どこの国でも権力を握る為政者というものは、そのような活動を担う組織を常に必要としているのです。戦後であればその役割は共産主義同盟だけで十分でしたが、今の若者は共産主義には見向きもしません。そこで彼らは宗教という組織を作ることに目を付けたのです。

   そして特異な風貌とキャラクターを持つ松本を教祖の麻原として育て、潤沢な資金を与えてオウム真理教を立ち上げさせたのです。麻原は周囲の期待に応えて、教祖の指示なら殺人をもいとわない戦闘集団を作り上げました。日本政府の裏工作組織は彼等に軍事教練を施し、兵器を製造させ、いずれは革命政権のクーデターを誘発するための引き金として使う予定でした。そしてこの計画を主導したのはもちろんアメリカでした。なぜなら近い将来起こるはずの第三次世界大戦に、日本はアジアの先頭に立って闘ってもらわないと困るという、アメリカの意図がありました。

   しかしながら日本には、平和憲法9条があるためにそれが邪魔して、日本は対外的な武力行使ができない状態にあります。しかしながらその日本国憲法を創案したのはアメリカです。戦後において、当初のアメリカの意図は日本の牙(きば)を抜くために、二度と闘えないように武力を放棄させる必要がありました。しかし年月が経ち状況は様変わりしており、今度は逆にアメリカは日本の武力が必要になったのです。そのために今、陸上自衛隊では海兵隊を創設しようとしています。しかしそもそも防衛が主であるはずの自衛隊に、上陸戦闘工作員である海兵隊は必要ありません。つまりアメリカは、日本の武力を強化させて米軍の肩代わりをさせようとしているのです。

   アメリカとしては、いずれ日本も他の国と同様に、必要な場合は武力行使ができるように憲法を改正するだろうと考えていたようです。日本と同じように第二次大戦の敗戦国であるイタリアやドイツは、すでに何度も憲法を変えています。それなのにまさか日本が戦後70年近く経っても憲法を変えないとは、さすがのアメリカも想像してはおらず、そこにワシントンの誤算があったのです。日本人はどんな事情であれ、一度決めたらなかなか変えません。だからと言って今さら日本に「現行の憲法を破棄せよ」と命令しても、その改正案を通すまでには、それこそ気の遠くなるような時間がかかることも目に見えています。

   そこで平和憲法を改正させることを諦めたアメリカは、軍事クーデターを起こして革命政権を樹立させ、新しい憲法を創設させるという計画を思いついたのです。しかし平和な日本で突然クーデターを起こしても蟷螂の斧(とうろうのおの・カマキリのオノ)でしかありません。だから国民にクーデターを受け入れやすい状態を作るために、政府にわざと酷い悪政をさせて国民を疲弊させ、政府に対する不満を溜め込ませ、自衛隊が決起しやすい機運を高めるなどの、国内を内乱状態レベルへと陥らせる必要がありました。そしてそのためにオウム真理教をクーデターのきっかけとして使うつもりだったのです。そのあたりの経緯については、私の前著『ついに宇宙人が最終戦争後のシナリオを用意しました』(徳間書店刊)に詳しく載せてあるので、参考にしてください。

   北朝鮮は当初、アメリカのこの計画とは距離をとっていましたが、米軍がオウム手配犯を北朝鮮に連れて来てしまったので、仕方なく匿っていたのです。北朝鮮としては、一事が万事、アメリカの言いなりになる日本が歯痒(はがゆ)かったと思われます。だからこそ今、「戦争なんかやめて一緒に満州開発を」と呼び掛けているのです。

   度重なる北朝鮮当局からのアプローチにもかかわらず、日本の歴代政権は無視を決め込んでいます。恐らく政府の中にも北朝鮮の真実の姿に気づいている人がいるはずなのです。それでもあえて北朝鮮の誘いには乗らず、国交回復をわざと先延ばしにしようとしています。政府は、「国交回復は拉致問題が解決してから」という立場のようですが、よく考えるとこれは得策ではなく、実は国交がないためにアメリカによる拉致被害者を返したくても返せないのです。先に国交を回復してしまえば、否応なしに情報が増え、本人たちの足跡などの情報も追うことができ、返還交渉もやりやすくなるのです。

   少なくとも国際交渉の場で絶対条件を設定してしまえば、自分で出した条件に縛られることになるので、外交上不利になるだけです。「肉を切らせて骨を断つ」くらいの狡猾さがなければ、外交で成果を得ることはできません。日本の議員たちもそれくらいの駆け引きは心得ているはずなので、それは裏を返せば本気で解決する気がないと考えるべきなのでしょう。実のところ政府には、拉致問題などに関心はありません。

民主党は韓国・北朝鮮人の傀儡政党

   それもそのはずで、民主党国会議員のうち、少なくとも3分の1程度は韓国人で占められていたようです。この場合の韓国人とは、在日韓国人二世、三世、あるいは韓国生まれで日本に帰化した人、その子孫までのすべてを含みます。すでに日本国籍を取得している人もいると思いますが、日本のためでなく常に韓国の国益のために行動する、むしろ日本国の国益を損なう行動をとるような、そういう視点で見た韓国人という意味です。

   もちろん先祖が韓国人ではあっても、日本の国益のために議員活動をしている人も一部にはいると思いますが、しかし実際にはその多数の人々は日本のためではなく、韓国の国益の実現を果たすという使命を背負って日本に乗り込み、暴れている人々なのです。そう考えると、民主党政権が韓国に対して異常なほど弱腰であった理由も、また人権侵害救済法案や外国人参政権法案など、在日韓国人の権益拡大へとつながる、さまざまな法案の成立に異常なほど熱心であったのにもすべてうなずけます。


   ちなみに人権侵害救済と言えば聞こえはいいですがこの法案は、政府からは独立した人権委員会がそれを運用します。この人権委員会とは、「差別を受けた」という訴えだけで、裁判所の裁定を通すことなく逮捕や捜査を執行する権限を持っています。それは公正取引委員会と同様の、不必要なほどの強大な権限であるのです。

   外国人参政権についても同じです。
   現在の日本において、外国籍で日本の永住権を持つ人々と言えば、その99%が韓国と朝鮮系です。日本の参政権が欲しければ帰化すればいいだけのことですが、韓国籍を手放さないということは、韓国人としてのアイデンティティを強く持っている人々であることは明白です。本質的に反日感情が強い韓国人に、日本の参政権を与えるという行為は、日本の国益を大きく損なう恐れがあるにもかかわらず、その成立に積極的な国会議員が多いという現状は実に奇妙な話です。特に、野田政権になってから、こうした傾向が顕著に見られました。



     book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店


                          抜粋

                        

⑦中国共産党は崩壊し分裂する

   朝鮮半島が北朝鮮によって統一されれば、金正恩は次に「高麗連邦」の樹立を目指すでしょう。北朝鮮、韓国、そして中国の瀋陽軍区という三地域による連邦です。これが事実上の「ネオ満州国」となります。瀋陽軍区というのは中国の7大軍区の1つで、東北3省の遼寧省軍区、吉林省軍区、黒竜江軍区、内モンゴル自冶区東部といった東4盟地域と、旅大警備区を管轄する軍区であり、これが実は満州国のあった地域なのです。さらに瀋陽軍は満州人(満州族)で組織されています。

   清朝時代には、満州族が国家を支配していました。
   それが清朝の末期に、共産主義革命によって倒されました。そこに関東軍が助け船を出し、満州国を建国したのです。そして清朝の血筋である皇帝を呼び寄せて、満州族を中心とした五族による共和国を樹立したのでした。この時の満州は、中国国内でももっとも治安が良く、経済も盛んで文化の進んだ平和な土地でした。しかし結局、日本の敗戦により、後ろ盾を失った満州国は建国からわずか13年で崩壊し、再び中国に併合されることになり、それ以来満州族は虐げられてきたのでした。

   そして現在、満州族にとって再び、自分たちの国を取り戻す好機が訪れたのです。
   これまでは仕方なく中国の一部として生きてきましたが、中国共産党が疲弊している現在、もう大人しく漢人(漢族)の言いなりになる必要はありません。かつて盟約を結んだ日本人(日本族)と一緒に、再び自分たちの国家を建国しようとしているのです。ただし瀋陽軍区は一応、中国領内となっているので、あからさまに独立するわけにはいきません。そこで、勃発した朝鮮戦争に際して、瀋陽軍が北朝鮮を保護するという名目で連携を深めることになるでしょう。

   中国共産党には、もはや中央集権統治能力がありません。
   ですから瀋陽軍区だけでなく、チベット自冶州や新疆(しんきょう)ウイグル自冶区など、中国に無理やり併合されている地域も、この機会に独立のチャンスを窺(うかが)っています。そして中国政府に見切りをつけた他の州や自冶区も、共和国からの離脱を画策しています。おそらく2015年前後には中国共産党は事実上崩壊し、中国は7つくらいの国家に分裂するでしょう。この時、ネオ満州国も名実ともに、独立することになります。

   
新しい満州国、つまり「ネオ満州国」は当初、北朝鮮と瀋陽軍という2つの勢力によって、「高麗連邦」として建国されることになります。そしてここには日本人、モンゴル人、ユダヤ人が加わって五族協和による新しい満州国を本格的に建設することになるのですが、それについては後述します。

   今、ネオ満州国建設の動きにアメリカが乗っているということは、アメリカを影から牛耳り世界各地で謀略を展開して来た闇の勢力とも言うべき一団が、ネオ満州国の建国を後押ししているということです。闇の権力者たちはかつてはイギリスを拠点に、そして現在ではアメリカを主な拠点として数々の陰謀や戦争を企ててきました。彼等の究極の目的は、すべての人類を一つに支配することです。これまではアメリカを通じて、資本主義を世界に広げることで「お金の力」で人類を支配しようとしてきました。

   資本主義というのは、基本的には資本を多く持っているところに、より多くの資本が集約されていく仕組みになっています。ですから資本主義における競争では、資本をより多く持っている側が圧倒的に有利になるので、競争によって、持てる者はより多くを持てるようになり、貧乏人はより貧乏になっていくのです。資本主義のもとでお金を儲けようと思えば、ある意味簡単で、良い製品を作っている会社を買い取るか、新しいマーケットを開拓した会社を手に入れればいいのです。そこで儲けたお金で才能のある人間を雇って経営させ、自分たちは働かずに、配当金で悠々自適な生活を送ることができるというわけです。

   これが、資本主義の仕組みです。
   企業は社員たちのためにあるのではなく、株主のためにあると、資本主義の教科書にはちゃんと載っています。そして7つの海を支配して世界を征した、イギリスという大英帝国が築き上げた膨大な富をそっくり奪って衰退させ、アメリカに拠点を移した闇の権力者たちが、その時点では世界一の資本を持っています。ですからやっと資本主義に参加し始めたような「よちよち歩きの国家」を、彼等の資本の力で手玉に取ることなど、赤子の手をひねるようなもので造作もないことだったはずです。

   そのようにして、世界に自由と民主主義を広めるとうそぶいて資本主義を押し付け、計画通りにその富を吸い上げることで、闇の権力者はさらなる富を蓄えていきました。すべての競争が公平であるかのように見せかけるところなどは、実に巧妙と言わざるを得ません。実際にはまったく公平さはなく、圧倒的な資本を持つユダヤ金融資本などの闇の権力者の手先に、これまで世界の国々はいいように富を収奪されてきたのです。

   言うことを聞かなければ、時にはアメリカの軍隊を動かして戦争を仕掛け、威嚇し、時には金融兵器によってその国の経済を破綻へと追い込んだりして、闇の資本家たちは自らの野心を満たしてきたのです。そして彼等は、貿易によって製品を売買するような手ぬるい方法ではなく、お金そのものを売り買いする金融工学なる怪しい理論を開発し、世界中から投資を集める方法で破綻させたのが、あなた方も知っているサブプライムローンといった金融派生商品、つまりデリバティブと呼ばれるものだったのです。

   お金でお金を買うなどという理屈が通用するはずもなく、アメリカの経済はもはや破綻寸前に追い込まれています。そこで闇の権力者たちはアメリカを見限り、次の落ち着き先を探しています。その有力候補として考えているのが、ネオ満州国なのです。満州国が建国したあかつきには、かつてイギリスやアメリカでそうしたように、権力中枢に取り入り、国家を影から支配して、自分たちの野望の道具として牛耳ろうと狙っているのです。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                          抜粋  

⑥新しく建国される「ネオ満州国」

   アメリカはCIAを使って、日本人を多数拉致して北朝鮮へと送り込み、まるで北朝鮮の仕業のように見せかけるなどしてこれまで両国を対立させ、日本人の感情を思うままに翻弄してきました。

   しかしそのアメリカが、大きく舵(かじ)を切ったのです。
   つまり、北朝鮮による半島統一を実現し、日本との国交を回復させ、大陸に新国家を建設することに協力する方針に、180度転換したのです。アメリカは第二次世界大戦後、対ソ連という冷戦構造を軸にして世界戦略を展開してきましたが、ソ連の崩壊により、今度は対中国という冷戦構造へと切り替えて現在まできていますが、近年アメリカは明確に態度を変えました。

   アメリカはこれまで、尖閣諸島問題で中国を焚きつけたり、北朝鮮への敵視政策によって日本と北朝鮮を反目させたりしてきました。しかし現在のアメリカは、中国との衝突を避け、北朝鮮と日本の国交正常化を逆に促すように仕向けているのです。その理由は、アメリカは自国の国力衰退を自覚しており、中国とやり合う力は今のアメリカには残されていないからです。

   尖閣諸島問題で中国と日本がやり合っても、同盟国であるはずのアメリカは領土問題には「我関せず」で、「当事者同士でやってくれ」と素っ気ない対応です。おそらくこれ以上中国を刺激したくないようです。あれだけ北朝鮮を非難していたアメリカでしたが、北朝鮮に対するテロ支援国家の指定も、2010年にあっさり取り下げました。

   しかしその背景にあるのは、北朝鮮が日本とともに目指している大陸の新国家、つまり「ネオ満州国」の利権なのです。満州国。それについては中学校の歴史の授業で習ったはずなので、あなた方も知っていると思いますが、念のために満州国の概要を説明します。

   
満州国は現在の中国東北部に存在していた国家です。
   戦前、満州族の王朝であった「清」が共産主義革命によって倒されると、支配層だった満州人は出身地である満州に追いやられ、中国の支配下に置かれました。そしてこれを日本の関東軍が取り返し、満州人の国である満州国を建設したのです。

   初代元首には、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀(あいしんかくらふぎ)が就き、日本人、漢人、朝鮮人、満州人、蒙古人による「五族協和」を掲げた国造りを行いました。実際にはここにユダヤ人が入り六族協和になるはずでしたが、その説明は後述します。これが満州国の概要です。

   
アメリカは国力が弱っていることを自覚しており、そのために満州の権益に取り入って何とか生き延びようとしています。これまで搾取してきた日本や韓国はすでに成長し切ってしまい、これ以上絞り取れるものはありません。しかしこれに対し、新しく建設される国家は、巨大な利権が見込めます。これから伸びていく国に資本を出し経済を興させれば、経済成長により莫大な利益が得られます。日本や韓国のように成長しきった国にはもううまみはありません。日本の場合で言えば、1990年前後のバブル経済を境に株価はむしろ下がっており、投資しても損を出すだけです。

   そういう意味では中国も近年急成長を遂げましたが、中国はもともと大国であったので、簡単にはアメリカの口車には乗りません。しかも冷戦で敵対したことからアメリカに対し不信感を持っており、そのためアメリカ資本はなかなか入り込むことができないのです。そこで成長しきった日本や韓国を潰し、新たな国家「ネオ満州」を建国させ、自分たちはオーナーとして収益を吸い上げようというわけです。しかしながら日本と北朝鮮が反目している現状では、国交回復ができないこともあり、そのために早く国交を回復して欲しいのです。自分たちが反目させておいて、今度は仲良くさせたいなどと、アメリカという国家はどこまで身勝手な国なのでしょうか。

   アメリカは北朝鮮による「南進」を助けて朝鮮半島の統一に手を貸すことで、新しくできる新国家に取り入りたいと考えています。それはちょうど明治維新の際に、イギリスのグラバー商会などの武器商人を通して明治新政府の国家建設に協力することで、イギリスが日本に食い込んでいった例を想像するといいでしょう。

   権力が入れ替わる時というのは、それまでのネットワークや貸し借りの関係がご破算となります。その反面新しい政府といち早く手を結ぶことで、他国よりも優先的に権益を独占する道を得ることができます。つまりアメリカとしては、日本、韓国、中国との間でこれまで築き上げた外交ルートや交渉カードが使えないので、新たな国家の中枢にいち早く食い込みたいのです。

   金正恩自身もどうも腹を決めたようです。
   国防委員会第一委員長でもある金正恩は、ことあるごとに、「敵が我々の領土に一つの火花でも落とせば、祖国統一のために聖戦につなげよ」と軍に訓示しています。韓国がどれだけ自重しようとも、韓国軍に変装したアメリカ軍の工作船や戦闘機やミサイルが一発でも撃てば、それで朝鮮戦争は再開です。

   北朝鮮は38度線の境界に約3万人の部隊を常時待機させています。
   そこからソウル市内の地下まで延びる約40本ものトンネルが整備されているので、大部隊をすぐさまソウル市内に差し向けることが可能です。韓国軍はほとんど応戦する間もなく、あっという間にソウルは陥落するでしょう。アメリカ軍は形ばかり抵抗するでしょうが、実際には裏取引が出来ている話なので、さっさと後退します。

   アメリカの後ろ盾のない韓国軍は、中国・瀋陽(しんよう)軍区の人民解放軍(瀋陽軍)を後ろに控えた北朝鮮軍になす術もなく降伏します。青瓦(せいが)台(韓国大統領府)はすぐさま包囲され、大統領が拘束されてしまえば戦争は終わりです。無理やりにでも降伏文書にサインさせ、北朝鮮による韓国の併合と、軍の解散を宣言せざるを得なくなります。ここまでで、早ければ3日というところでしょうか。

   この時日本は、平和憲法があるので戦争には参加できません。
   日本領内に砲弾が打ち込まれれば、自衛のために戦争を始めることができますが、北朝鮮は「日本には絶対に、砲弾を撃ち込むことはない」と言っているので、日本が火の粉をかぶることはないでしょう。国連軍の派遣を決定するまでもなく、勝負はあっという間につくはずです。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                          抜粋
   

⑤日朝国交回復に横田めぐみさんが動く

   日本人の拉致事件が目的としたことは、主に「北朝鮮はテロ国家である」という烙印を押して、日本と北朝鮮を仲たがいさせる目的で行なわれましたが、横田めぐみさんにだけはある特別な理由がありました。北朝鮮としては、自国に眠っている2万4000柱あまりの日本人の遺骨を日本に引き渡して、ついでに拉致被害者とされる268人の日本人の帰国を実現し、日本と国交を回復したいと願っています。その交渉役には横田めぐみさんが動くという話もあります。

   めぐみさんは2012年になって、秘かに来日しているようです。
   それも1度や2度ではなく、情報筋がつかんでいるだけでも3度、来日しているという情報があります。まず4月26日に麻布のホテルに宿泊し、次の5月21日に京都に宿泊、さらに7月3日から3日間、やはり京都に滞在しています。5月21日は金環日食と東京スカイツリーの開業というダブルイベントに日本中が目を奪われているさ中でした。その隙に秘かに公安関係者とも面会したという情報もあります。

   その際に、「北朝鮮としては早く国交回復したいと願っているが、あなた方(公安)に任せていても一向に実現しないので、今後は宮家とやりとりをする」と伝えたそうです。5月と7月に2度、京都を訪れたのは宮家との交渉のためと見られます。

   すでに知っている人も多いと思いますが、横田めぐみさんの母である早紀江さんは皇族の血を引いているという話があります。ということは当然、めぐみさんも皇族の系統に属しているわけで、彼女は日本と北朝鮮の交渉役にはうってつけの人物なのです。めぐみさんの母方の祖母は昭和天皇の妃として第一候補になったこともある梨本宮方子(なしもとのみやまさこ)様です。結局、妃になったのは久邇宮(くにのみや)家出身の良子(ながこ)様で、方子様は朝鮮王朝世子・李垠(りぎん)氏に嫁ぎ、李方子様として終戦を迎えました。

   第二次世界大戦後、韓国では皇室が廃止され、同時に日本の皇室も朝鮮半島における領有権を失ったために、方子様ご夫妻は民間の韓国人として生活を始めました。その生涯を通じて、韓国では遅れていた障害児教育に力を入れた方子(まさこ)様は、李氏朝鮮の宮中衣装を使った王朝衣装ショーを、国内外で開催するなどして資金を集めながら、子どもたちの育成に尽力され、今では「韓国の母」と讃えられています。その方子様の血を引いているのが横田早紀江さんだという見方があります。

   つまり横田めぐみさんという人物は、日本の宮家と朝鮮王朝という「二つの王室の血」を継ぐ人物ということになります。めぐみさんは、アメリカの謀略によって拉致されましたが、アメリカとしても北朝鮮にさまざまな意味で「貸し」を作りたかったと見えて、連れ去る人物を選んでいます。北朝鮮としても、めぐみさんの価値は当然ながら知っていたので、「すぐ日本へ返せ」とも言えず、丁重に迎え入れたのです。

   当初、日本に帰りたがっていためぐみさんでしたが、やがて自分の運命を悟ります。
   祖母の方子様が日朝の架け橋になるために李王朝に渡ったのは、15歳の時でした。それはめぐみさんが北朝鮮に連れて来られたのとほぼ同じ頃です。自分が今、朝鮮半島にいるのは偶然ではないと知り、めぐみさんは日朝の架け橋になることを決意し、金正日の子どもを産んだと思われます。

   そして生まれた男の子に、日本の目指した大陸の理想国家・満州国を再興するために力を尽くし、同時に「日本に正しく恩を返す者」という意味を込めて「正恩」と名付けたのです。ですから「金正恩」は生まれながらにして、次期指導者として運命付けられていたのです。対外的には、二人の兄である正男や正哲らと後継争いをしていたと言われていますが、実際には最初から後継者は正恩に決められていました。

   正恩は生まれるとすぐに10人の乳母がつけられ、王室の深いところで育てられ、特別な教育を受けました。金正日がまだ生きていた頃は自ら帝王教育を施し、正日亡き後は呉克烈(オグッリョル・元参謀長)、金己男(キムギナム・金正日の実兄)、関東軍参謀・瀬島龍三(陸軍中佐、元伊藤忠商事会長)の愛弟子である張成沢(チャンソンテク・金正日の義弟)といった実力者が引き継ぎ、北朝鮮の次期後継者として育成しました。

   料理人の藤本さんは、十数年前から著書などで、「正恩大将は子どもの頃から特別教育を受けていた」「次期後継者は大将意外にはあり得ない」と公言していました。金正日の料理人として知られる藤本健二さんが2012年7月、金正恩からの招待で11年ぶりに北朝鮮に渡り、最高指導者に就任した金正恩に再会しました。その場には金正恩夫人や金正日の義弟で党ナンバーツーの張成沢(チャンソンテク)、その妻で金正日の妹である金敬姫(キムキョンヒ)と言った北朝鮮の権力中枢の主要人物がずらりと顔をそろえていました。

   いくら金正恩が幼少期に藤本氏になついていたからとはいえ、一介の料理人で、しかも一度は北朝鮮を裏切って日本に逃げた人物を、北朝鮮は咎めるでもなく政権中枢の人物が勢ぞろいで盛大に歓待したのです。当然ながらそこには、日本に向けたメッセージが込められているとみてしかるべきです。だからと言って金正恩が藤本さんに、「そろそろ南朝鮮に攻め込んで南北統一するつもりなので、よろしく伝えて」などと言うはずがありません。それとなくメッセージを持たせて帰国させるわけです。

   藤本さんが帰国すると、恐らく公安などから聴取を受けたはずだし、政府高官も藤本さんに会って金正恩のメッセージを読み取ろうとしたはずです。しかし藤本さんが9月に予定していた2回目の訪問に際して、北朝鮮から入獄を拒否されたところを見ると、どうも日本へ向けてうまくメッセージが伝わらなかったようです。彼は政治家でも活動家でもなく、料理人です。その藤本さんに日朝の架け橋になるエージェントの役割は、いささか荷が重かったのかもしれません。

   とはいえそれ以前に問題なのは、当時の野田政権のお粗末さです。
   藤本さんが命を賭けて北から持ち帰って来たメッセージを、何も読みとれなかったのです。これは藤本さんの伝え方が悪いのではなく、むしろ読み取れない政府首脳がダメなのです。藤本さんが予定より1週間も遅れて訪朝したことも、北朝鮮の心証を損なったようです。藤本さんは2回目の訪問の時に、野田首相から親書を預かり金正恩に渡すつもりでしたが、野田首相がいつまで待っても親書を出さないので、彼はしびれを切らして空手で訪朝しました。そのために1週間も送れてしまったのですが、遅れたことはさして問題ではありません。

   藤本さんが親書を持っていないことを知った金正恩は、野田首相に自分たちの意思が伝わらなかったことを悟り、交渉を打ち切ったというわけです。当時の野田総理だけでなく、最近の政治家は腹の読みあいというか、外交上のキャッチボールが下手すぎます。おそらく今回もアメリカの機嫌を極度に伺い、親書を出すのをためらったのでしょう。せっかく北朝鮮からボールが投げられているのに、それを受け取れない首相ではどうしようもありません。

   国交回復の条件として拉致問題の解決を挙げていますが、これもよく考えればおかしな話で、先に国交を回復してしまえばいやおうなく交流が始まり、人や物の往来が今より格段に活発化するはずです。そうすれば拉致問題も自然に解決するのです。それが逆に、国交がないために、北朝鮮としては拉致被害者たちを帰国させるルートがないので、帰したくとも帰せなくて困っているのです。


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                          抜粋

   

④日本人拉致を日本政府は了承していた

 ここで大きな疑問が湧いてくるはずです。
   それはアメリカはなぜ、北朝鮮による朝鮮半島の統一を望むのかということです。多くの日本人は、北朝鮮は謀略国家で、テロ推進国家と思っているはずです。その理由として、日本人を含む外国人の拉致や破壊工作などのテロ活動を世界各地で画策し、韓国はもちろん、日本やアメリカにさえ攻撃可能なミサイルや核兵器を密かに製造したりして、テロや紛争を画策しているとんでもない国家であると思っているでしょう。アメリカ自身も子ブッシュ政権の時に、北朝鮮を「テロ支援国家」と名指しして、徹底的に敵視する政策を採りました。

   しかしながらこれは、日本と北朝鮮が手を組むことを阻止するために、アメリカが仕組んだ巧妙なプロパガンダ(煽動目的の意図的宣伝)なのです。ですから日本の政治家やマスコミが真相を知っていたとしても、アメリカの圧力ためにそれを公けにすることはできなかったのです。このことは国際情勢について正しく分析をしている人々にとっては、常識中の常識と言える部類の事実であり、実は北朝鮮は、アメリカや日本の政府やマスコミが喧伝(けんでん)するイメージの国とは全く異なる国家なのです。しかも北朝鮮は、日本にとっては兄弟の国に相当する存在なのです。

   このことについて、私はこれまでにも自著で何度も触れてきましたが、北朝鮮という国は戦前、大日本帝国陸軍が大陸に送り込んだ残置謀者、つまり海外工作当員の日本人・金策(キムチェク)こと畑中理(おさむ)が構築した国家なのです。北朝鮮を建国したとされる故金日成(キムイルソン)国家主席は、抗日独立戦争の英雄4人を合体して作り上げた単なる偶像に過ぎません。

   つまり、すでに4人は戦闘中に死亡したり暗殺されたりしていたことから、彼らに代わる人物として立てた人間に金日成を名乗らせたのです。金日成なる人物とは、かつて共産党の若手幹部の中にいた金一星であり、彼は弁も立ったことから当時のソ連で訓練を積ませ、抗日パルチザン(革命戦争の遊撃隊)で名を馳(は)せた「金日成」の名が使われました。

   実際に国を取り仕切っていたのは、側近の一人とされた金策(キムチェク)でした。
   金策こと畑中理は、陸軍中野学校を卒業したエリート諜報員であり、敗戦によって頓挫(とんざ)してしまった大東亜共栄圏創設という偉業を引き継ぎ、いつか再び日本の下で大陸に王道楽土を建設するために、橋頭堡(拠点・足場)として北朝鮮を建国したのでした。本人は戦後に亡くなりましたが、その遺志は息子である故金正日(キムジョンイル)朝鮮労働党中央委員会総書記に引き継がれました。金正日の母親は金日成夫人の金正淑(ジョンスク)ですが、父親は金日成ではなく、金策こと畑中理(はたなかおさむ)です。

   金日成が1年半の間ロシアに行っている間に身ごもったのが金正日ですから、金日成も自分の子どもではないことを知っていたはずです。つまり金正日の父親は日本人だったのです。その金正日亡き後、後継者である金正恩(ジョウウン)朝鮮労働党第一書記が使命を引き継いでいます。ですからアメリカとしてはこれまで、何としても日本と北朝鮮が手を組むことを阻止しなければならない事態であったのです。なぜなら戦後、日本を属国として自分たちの庇護下に置き、経済成長させることでその収益を吸い上げていたのですから、もしそれが北朝鮮と共同で大陸に強国を建設してしまえば、自然とアメリカの言うことを聞かなくなると考えたのです。

   だからそのためにどうしても、たとえどんな手を使ってでも、北朝鮮と日本を反目させておく必要があったのです。しかし残念なことに、大陸で諜報活動に関わった軍の関係者は亡くなるか投獄されてしまったために、作戦計画を知る人物は日本には残っていませんでした。しかも北朝鮮がいくら、「我々は敵ではない。日本と仲良くしたいのだ」というサインを送っても、戦前の暗号を読める人材はいなくなり、これまで彼らの真意は伝えることができなかったのです。

   それをよく知るアメリカはこれをいいことに、CIA(米国中央情報局)を使い、日本人を多数拉致して北朝鮮へと送り込み、まるで北朝鮮の仕業のように見せかけるなどして両国を対立させるように仕組んだのです。

   横田めぐみさんは生きています。
   それどころか北朝鮮の特使として、日朝国交回復を推進するために「帰国」ではなく、「来日」している、という事実を初めて聞いた方がいるかもしれません。おそらくショックを受けたかもしれませんが、日本国民はこれまで、日本と北朝鮮に関する真実の情報を何一つ知らされることはなかったのですから、無理もありません。これらの情報については、『横田めぐみさんと金正恩』(飯山一郎著 三五館刊)や、私の前著『ついに宇宙人が最終戦争後のシナリオを用意しました』(徳間書店刊)に詳しく載っています。

   横田めぐみさんは北朝鮮に連れて行かれた後、金正日の3番目の妻として迎えられ、子どもを授かりました。その子どもこそ、他ならぬ金正恩だと言われています。一部では、めぐみさんは金家族の家庭教師として同居しているという噂がありましたが、これは対外的な理由です。実際にはめぐみさんは金正日、金正恩親子と同居していたのですから、夫婦であり親子であったのです。

   その後、めぐみさんは党幹部として出世し、現在は国家安全保安部局長という要職 に就き、亡き夫金正日に代わって息子を陰で支えていると見られています。生きているのに表に出られず、日本に来ていても名乗ることができないのはこうした理由からです。しかしいずれ、めぐみさんは、金正恩の生母・姜美淑(カンミンスク)として日本国民に紹介されることになるでしょう。

   拉致されたはずのめぐみさんが金正恩の生母であり、しかも北朝鮮の大幹部として国家のために働いているという事実に、強い違和感を覚えるかもしれません。しかしながら横田めぐみさんを含め、拉致被害者とされる人々は、北朝鮮当局だけで強制連行したわけではないのです。つまり、日本人の拉致行為を計画し、実行したのはCIAであり、それだけでなく、それを日本政府の売国奴も警察庁も了承しており、知っていたのです。

   
もう数十年も前の話ですが、石川県小松基地の自衛隊が外国の通信暗号文をキャッチし、ある場所で日本人の拉致計画が実行されることを知りました。そこで秘かに海岸で警戒していると、あるカップルが外国人と見られる数人のグループに拉致されようとする場面に出くわしました。それであわてて助けに入ろうとすると、なぜかその周りには日本人の警官隊(石川県警)が待機しており、彼らに阻止されてしまったそうです。警官たちはまるで砂浜を取り囲むように並び、人々が近づかないように警戒しており、その中で、外国人(北朝鮮人)グループは悠々とカップルを拉致して連れ去ったのです。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                           抜粋

③日本に真相が隠されているのには訳があった

   何とかして朝鮮戦争を再開させたいアメリカは、韓国軍を装って北へ向けて砲弾を撃つなどの挑発を繰り返しており、軍事衝突を誘発しようとしています。2010年に出した私の著書『宇宙人と闇の権力の闘いが始まりました』(ヒカルランド刊)でも書きましたが、韓国海軍の哨戒艦「天安」が2010年3月に撃沈された事件で、韓国軍や米軍は「北朝鮮による魚雷攻撃で沈んだ」と主張しましたが、実際には米軍が北からの攻撃を偽装した可能性が指摘されています。(略)

   つまり実際には、北朝鮮の潜水艦など存在しなかったのです。
   では天安を沈めたのは誰か? 
   後日、現場海域で発見された魚雷の火薬成分と金属片を分析したところ、ドイツ製だと判明しました。ドイツ製の魚雷を北朝鮮が持っているはずはなく、中国でもロシアでもありません。持っているとしたらNATO(北大西洋条約機構)軍か米軍です。

   もう一つ、日本ではあまり知られていませんが、天安とほぼ同時に米軍の潜水艦が沈没していたのです。この事実は事故の起きた翌月の4月に、韓国の公共放送局であるKBSが報じています。そのニュースによると、現場近くの海域に潜水艦らしき物体が沈没しているのを調査中の潜水隊が見つけ、捜査中だということでした。しかしこのニュースは後に誤報とされ、それ以後は黙殺されましたがその映像には、海底で見つけた米兵の遺体をヘリコプターで吊り上げるシーンまで映っていたといいます。情報を分析した国際情勢の専門家の見解では、米軍の潜水艦と天安の同士討ちではないかということです。

   つまり、軍事演習中、アメリカの潜水艦は何気ないふりをして天安に近づき、タイミングを見計らって魚雷を発射。天安では潜水艦の接近を察知していたが、エンジン音のパターンから米軍所属のものだとわかっていたので警戒していなかった。ところがその潜水艦が魚雷を発射して来たのであわてて応戦。その結果、お互いが至近距離であったことから双方が避けきれず、同士討ちになったという状況のようです。


なぜ韓国軍は本気で反撃しなかったのか?     

   
この天安事件のあった同じ年の11月には、延坪島(ヨンビョンド)砲撃事件が起きました。それは現場近くで韓国の陸海軍が合同射撃訓練を行なっている最中に、北朝鮮側から延坪島に向けて突然、砲弾170発が打ち込まれたというもので、うち80発が着弾し、韓国側は民間人を含む死者8名、負傷者19名という犠牲を出しました。これに対して韓国も応戦し、北側に自走砲80発を直ちに撃ち返したというものでした。

   しかしこれは変です。
   事件直後、テレビカメラの前に立った李大統領は激昂した様子で、「徹底的に反撃する」と息巻いていました。しかしその割りには、撃ち込まれた170発に対して、韓国側が撃ち返したのはその半分にも満たない80発であったのは間尺に合いません。讀賣新聞が韓国与党ハンナラ党の、金武星院内代表の談話として伝えたところによると、「韓国軍が反撃した砲弾80発のうち、衛星写真で着弾点が確認されたのは45発で、残りの35発は海に落ちた」。反撃によって北朝鮮側に与えた打撃については、「田畑が少し乱れた様子しか確認できない」ということでした。

   それにしても韓国軍の射撃精度はもう少し高いと考えられることから、韓国側に本気で反撃する気があったのかどうかが疑問です。恐らく、その年の3月に起きた天安事件で米軍の意図に気がついた韓国軍は、「これはアメリカの策略だ」と気づいたようです。韓国側へ向けて実際に砲弾を撃ったのは北朝鮮か、それともアメリカなのかはわかりません。しかし演習に参加していた韓国の空軍機F16が北朝鮮領内スレスレを飛びまわって挑発したかと思うと、突然、北の軍事基地に向かって急降下して来たため、「攻められる」とびっくりした北の砲兵があわてて撃ち落そうとした弾が逸れて、延坪島に被弾してしまった、という情報も存在します。

   延坪島(ヨンビョンド)に飛んできた弾に応戦して韓国側からも撃ち返したので、北もさらに反撃したものの、双方ともに「ひょっとして、これは米軍の仕業ではないか?」と感づき、ほどほどのところで矛(ほこ)を収めたというわけです。真実は闇の中ですが、F16は米空軍の主力機です。そして韓国軍機の識別票をペタッと貼ってしまえば、どちらの飛行機なのかわかりません。このようにしてアメリカはこれまで、紛争を誘発するような工作を幾度も繰り返してきたのです。ですからどうしても彼らのシナリオに従って、朝鮮戦争を再開させたいのです。



計画されている第二次朝鮮戦争は、「米朝韓」協調による出来レース

   
アメリカが仕掛ける謀略にさらされながら、何とか韓国を破滅の淵から救おうと抵抗してきた李明博大統領でしたが、ついに断念し、韓国の消滅やむなしと決断したようです。それはなぜかと言えば、「韓国経済がいよいよ危なくなってきたから」です。韓国の国内経済はこれまで、ユダヤ金融資本に国内の富を搾り尽くされて瀕死の重傷を負いました。従軍慰安婦問題や歴史認識で突つけばお金を出してくれた日本も、今では構造的な不況で元気がなく、韓国を救済するような余裕はありません。

   頼みのアメリカにはすでに見放されており、頼るところがないのです。
   実はもともと1997年の危機に国家破綻していたはずなのですが、アメリカの国際戦略上の都合や、アメリカに巣食うユダヤ金融資本家の策略によって、人工的に延命されていただけなので、破綻は避けられないことであったのです。財政破綻すれば当然ながら軍は維持できないので、弱っているところへ北朝鮮に攻め込まれたら、ひとたまりもないでしょう。

   このまま放って置けば国民生活は極度に困窮」し、今でさえ庶民の生活は大半が窮乏を極めているのに、経済破綻でハイパーインフレと大失業の嵐が吹き荒れれば、北と戦争をするまでもなく国内は酷い状態になります。放っておけばどうせそうなるのなら、まだましな条件のいいうちに交渉し、なるべく穏便な形で南北統一させるのが現実的であると関係国は判断しているようです。

   そこで李大統領はアメリカと交渉し、李大統領は自分と自分の家族・親族の身の安全と資産の保全が保証されること、そして半島統一後の連邦国家において現在の統治機構を可能な限り残してもらうこと、戦争の際に韓国国民をなるべく傷つけないこと、などを条件として、北朝鮮による朝鮮半島の統一を了承した模様です。

   ちなみに韓国の一部の資産家はこの動きに気づき、すでに資産の海外移転を行なっています。イギリスのタックスヘイブン反対運動団体「租税正義ネットワーク」の報告書によると、1970年代以降、課税を免れる目的で韓国から海外のタックスヘイブンに移された資産は
世界で3番目の規模に上るそうです。1位は中国で2位はロシアですが、金額でいうと韓国の7790億ドルに対し、2位のロシアは7980億ドルという僅差です。

   これを国力差に置き換えると、異常なくらいの高い数値と言えます。
   実際には税金逃れのためではなく、もうすぐ韓国が破綻し、国を支配してきた資産家たちは自分たちの不正が追及されることを怖れて海外に移住する用意を始めているのです。

   ただし国家を北朝鮮に譲り渡すにあたり、「はい、どうぞ」と言うのでは韓国国民が許しません。そこで形の上では、何らかの要因によって偶発的に戦争が再開され、激しい戦闘の果てに米韓合同軍は敗走し、その結果、北朝鮮による統一が行なわれたとする構図を演出するシナリオなのです。つまりアメリカと北朝鮮、韓国の3ヶ国間では、北朝鮮主導による半島統一についてすでにコンセンサス(合意)がとれているのです。

   しかしこうした事実をまったく知らないのは、日本人だけです。
   朝鮮戦争が再開すると、日本は韓国を助けるために立ち上がる可能性もあります。派兵はできないとしても、後方支援や韓国国民の救出活動、あるいは国連に働きかけて連合軍の派遣を要請したりといった、さまざまな支援策に走ることは十分考えられます。アメリカや韓国にしても、一応は形だけでも日本や同盟国、国連へ支援要請をすることになるでしょう。

   しかしもちろん、米朝韓の3ヶ国としては、所詮合意のできている「出来レース」に過ぎない第二次朝鮮戦争で、本気で長期戦をするつもりはありません。長引くほど犠牲は大きくなり、経済や財政への影響も増加します。できれば1日か2日くらいでさっさと終わらせてしまいたい、というのが本音です。

   そこで、実際に半島で戦闘が起きたとき、日本側にわだかまりがあって動きづらいようにと、散々に日本政府や国民を怒らせておく・・・、これが李大統領による一連の発言・行動の真意だったと見ることができます。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                          抜粋
   

②北朝鮮による朝鮮半島統一

   朝鮮戦争後、アメリカは韓国を日本と同じように属国として従え、北朝鮮や中国に対峙(たいじ)させることで東アジア地域の安定を図ろうとしました。そのために多額の復興資金を貸与し、軍の整備にも手を貸しました。しかし韓国は近代化に手間取り、日本ほどの大国には育ちませんでした。加えて金融資本の策略にはまり、1997年には国家財政の危機に陥り、IMF(国際通貨基金)の介入で辛くも破綻を免れた経緯があります。

   この時、国家破綻という危機を免れはしたものの、ユダヤ金融資本に牛耳られ、いいように経済を蹂躙(じゅうりん)されてしまいました。財閥は解体され、一業種一社を残して倒産するか合併するかという二者択一を強いられ、生き残った企業にも厳しいリストラが課せられました。

   韓国第二位の財閥で一代で築いた大宇(テウ)グループの金宇中(キム ウジュン)会長は、アジア通貨危機はユダヤ金融資本の陰謀だと見抜いて財閥解体に抵抗したたために命を狙われ、滞在先のアメリカから逃亡を余儀なくされました。その間にグループは解体され、切り売りされたのでした。本人は6年後に帰国したものの逮捕され、再起のために隠しておいた財産は全て取り上げられた上、投獄されました。2007年に大統領特赦により釈放されています。

   これに恐れをなした資本家は、以後、ユダヤ資本の言いなりになります。
   つまり従わない人間は容赦なく叩き潰し、従えばそれなりの報酬を与えるのが彼らのやり方なのです。議員や資本家などの支配層には今まで以上に儲けさせることで飼い殺しにし、その代わり国の経済を牛耳り、国民から搾取する。それが、これまで彼らが取り続けてきた外国支配におけるやり方であり戦略なのです。同様のことが日本でも起きていますが、韓国は日本と比べて経済力も国力も小さかったので、その影響は極めて甚大でした。

   今、韓国製品は世界を席巻(せっけん)していますが、国内は決して豊かではありません。経済格差は異常なまでに広がり、一部の金持ちを除いて庶民の生活は疲弊しています。韓国経済はサムスン(三星)、LG、ヒュンダイ(現代)でGDPの大半を占めていますが、中小企業は青息吐息の状態なのです。しかもさらに、儲かっている企業の株式は、そのほとんどの株を外国人が握っています。

   たとえば、いまだに創業者一族が頑張っているサムスンでさえ、発行済み株式総数の約54%が外国人株主に握られています。またIMFが介入した際、財閥解体で創業一族が経営陣から排除され、ユダヤ金融資本の息のかかった人物が新しい経営陣として送り込まれた財閥に至っては、そんなことでは済まなかったことは推して知るべしです。金融機関に至っては、80%が外国人投資家の所有です。

   経営者たちには高給を約束し、いい思いをさせてやる代わりに一円でも配当を多くするように指示されています。その結果、韓国の一般労働者はますます賃金を削られ、一生懸命働いて良い製品を作っても、儲けのほとんどは外国へ、つまりユダヤ金融資本に流れるようになっているという仕組みなのです。すでに韓国経済は、ユダヤ金融資本の「草刈り場」と化してしまったのです。


アメリカは北朝鮮による半島統一を望んでいる

   
韓国は今や、政治的にも経済的、社会的にも崩壊寸前です。
   ある識者は、「結論から言えば三つの選択肢しかない」と言っています。三つの選択肢とは、親中共路線、親日路線、消滅路線です。親中共路線とは、中国による東アジアの覇権を受け入れ、かつてのように中国の冊封(さくほう)国、つまり君臣関係の中で生き延びる道です。ということは事実上、中国による植民地化を受け入れるということになります。

   親日路線とは、反日路線を改め、日本との友好関係を結び直し、日本を通じてアメリカの庇護下に置かれる道です。そしてかつてはこの路線だったのです。消滅路線とは、北朝鮮主導による半島統一を受け入れ、韓国という国家を消滅させ、連邦国家の一部となる道です。つまり、中国の一部になるか、アメリカの一部になるか、北朝鮮の一部になるかしか韓国の進む道はなく、いずれにせよ自力での再建は不可能ということになります。

   これについて、アメリカの世界戦略を長く担当した戦略家のズビグネフ・ブレジンスキーは最近、「韓国の取る道は二つしかない」と言っています。それは親中共路線か、消滅路線ということであり、「親日路線の可能性は消えた」とブレジンスキーは断言しています。親日路線とは事実上、アメリカによる属国化ですから、ブレジンスキーが「それはない」と言う以上、アメリカは韓国を見捨てたことになります。

   そのためにアメリカは、自らの意図を明確にするために李明博大統領に対して、「日本を怒らせ、関係を悪化させろ」と命じたのです。これだけ日本を怒らせてしまえば、もう日本からの援助は受けられません。今後さらに関係が悪化し長引けば、経済への影響も大きくなるでしょう。今でさえ青息吐息の韓国経済なのに、そんなにいつまでも耐えられるでしょうか?

   アメリカが、朝鮮半島に対する政策を方向転換したのがいつ頃か、はっきりとはわかりません。ただ2003年に、ソウル以北の在韓米軍を引き揚げたところを見ると、この頃にはすでに方針を転換していたように思えます。アメリカはさらに2010年には、韓国軍の軍事統制権を返還し、在韓米軍は完全撤退する計画でした。これは一時的に延長されていますが、最近新たに、2015年までには完全撤退するという方針を決めたようです。

   つまり、もう韓国の防衛はしないと言っているわけです。
   もし北朝鮮が38度線を越えて攻め込んで来たら、韓国は自力で防衛しなければなりません。韓国軍と北朝鮮が戦えばどうなるか。日本人の多くは真実を知らされていないので、北朝鮮は装備が古く、エネルギーや弾薬も不足しており、空腹の兵士は士気も低く、最新装備で固めた韓国軍には適わないはずだ、と思っているでしょう。でも事実は違うのです。これはアメリカや日本政府・マスコミによるプロパガンダなのです。

   北朝鮮の装備は急速に進んでおり、兵士の士気は高く精強です。
   韓国軍などものの数ではないでしょう。おそらく決着は一瞬でつくはずです。炎に包まれたソウル市は陥落し、米軍と韓国軍は敗走し、朝鮮半島は北朝鮮が統一することになるでしょう。そしてアメリカとしては、そういう事態になっても「良い」と考えているということです。民主主義陣営のリーダーであるアメリカが、共産主義国家による同盟国の侵略を容認するのか? そう不審に思った人も多いはずです。

   しかしながら実は、北朝鮮は共産主義国家ではありません。
   それにアメリカにとっては共産主義者であろうと自由主義者であろうと、自分たちにメリットがあれば彼らと手を組むし、メリットがなければ敵とみなすだけのことで、「アメリカは民主主義を守る世界の警察」というのは、戦争を始めるための口実に過ぎないのです。それに朝鮮半島が統一されることは、アメリカにとっても日本にとっても実は悪いことではないのです。それについては少し詳しい説明が必要なので、今は置いておきましょう。

   とにかくアメリカとしては北朝鮮と対立するのではなく、むしろ北朝鮮主導による朝鮮半島統一を実現させる方向へと、大きく舵を切ったということを頭に置いておいてください。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                           抜粋

①李(元)大統領があえて天皇侮辱発言をした真意

   今、日本からさまざまな利権を奪おうと、周辺諸国が躍起になっています。
   北からはロシアが北方四島の実効支配を強めており、うかうかしていたら北海道まで狙いかねない様子です。日本海では韓国が島根県の竹島を不法占拠して実効支配しており、島の完全奪取と管理に成功したら、次は対馬を完全に奪取するという情報もあります。西からは中国が日本から尖閣諸島を武力で奪うことを決意したようで、現在その攻勢を強めており、その次は沖縄を手に入れようと狙っています。

   こうした領土を巡る紛争は、ずい分長いことくすぶっていましたが、これまでは前進しない代わりに後退もしないという膠着(こうちゃく)状態が続いてきました。本来ならこのまま、解決しないままで先延ばしにされたはずです。つまりはっきり言えば、日本政府としてはこの問題を解決する気はなかったのです。よく考えてみればわかるはずですが、北方四島にしても竹島にしても、すでに実効支配している相手に「どいてください」「還(かえ)してください」と言って、相手が「はい、わかりました」と言うわけがないのです。

   竹島にしても、仮になんとかして韓国を国際司法裁判という法廷に引っ張り出し、そこで日本の領土であるという採決が下されたとしても、彼らが「わかりました」と素直に引き下がることは100%ないでしょう。むしろ「不当な採決だから絶対に受け入れられない」と言って、居座る公算が大です。北方領土も同様です。ロシアの実効支配はすでに60年を超えており、ロシア側が入植させた住民もすでに三世代目に入り、すっかり土着しています。今さらそれらの人々を強制移住させてまで、日本に返還すると思うでしょうか。ロシアが、自国民を犠牲にしてまで日本にへりくだる理由がどこにあるのか、少し考えれば誰でもわかるはずです。

   国際社会に日本の正当性を訴えたところで、「領土問題は当事者同士で解決して欲しい」と言われるのがオチです。これが当事者ではない、諸外国の基本的な態度のはずです。諸外国の、たとえば欧州や南米などの領土紛争に対して、あなた方はどう考えるでしょうか。多分ほとんどの人が関心がないはずで、「どうでもいい」と思いますよね。それと同じような感情を世界中の人が、日本の領土紛争に対して持っているということであり、他の国々の人々には、日本とロシア、中国、韓国との間に領土紛争が起きていることに関心がありません。

   しかも領土問題が、話し合いや外交戦術で解決しないことは歴史が証明しています。
   もし日本が本気で竹島を取り戻そうと思うなら、実行支配している韓国の守備隊を島から強制的に追い出し、施設を破壊するしかありません。北方四島にいたっては、駐留しているロシア軍と本格的な戦闘を覚悟しなければなりません。つまり、領土問題を本気で解決するということは、「戦争をする」ということなのです。

   しかし日本政府には戦争をする気はありません。
   しかも話し合いで相手が動かないこともわかっています。現実問題として島そのものを実効支配されていても、日本にとってさほど実害はないので、領有権を完全に奪われない限りそのままで良いわけです。むしろ領土問題をくすぶらせておくことで、それは外交カードとして使えます。ロシアから「北方ガスの開発に協力して」と持ちかけられたら、「いいですよ、その代わり北方領土の返還交渉に応じて」と言えばいいのです。韓国から「金融スワップに協力して」と持ちかけられたら、「いいですよ、その代わり国際司法裁判の提訴に応じて」と言えばいいのです。

   それで島が還ってこなくても、交渉が有利に運べば十分に利用価値があります。
   つまり全進もしないが後退もしないという状態を延々と続けるのが、日本にとって昔から続けられてきた「上策」であったのです。ところがこの均衡が一気に破られる出来事が起きました。そのきっかけは、韓国の李明博大統領(当時)による竹島訪問でした。



李大統領の竹島訪問は闇の権力の最初の一手      

   
2012年8月10日、李明博大統領が、韓国の大統領としては初めて竹島を訪問しました。これにより、日韓関係は一気に冷え込むことになりました。日本は駐韓大使を一時帰国させるななどの対抗措置をとり、韓国通貨ウォンの安定のため日本が協力していた金融スワップの中止をすべき、との意見が巻き起こるなどしました。

   ただこれだけなら影響は一時的なもので、大統領の訪問が初めてとはいえ、韓国の要人はこれまでに何度も訪問しているので、実効支配が強化されるわけではありません。それが伸び悩んでいた支持率回復のためのパフォーマンスだろうというのは、日韓両国民ともある部分で理解していたことです。日本も対抗上は大使を通じて抗議の意思を伝えたり、国際司法裁判所への提訴に動いたりと、一応は遺憾の意を示すポーズをとりますが、韓国が無視するのはいつものことです。そしてしばらくすると、またいつもの通りの関係に戻るはずでした。

   ところが李大統領は何を思ったか、天皇陛下の訪韓に言及し、極めて侮辱的な発言をしたのでした。そしてこれが決定打となり、日本の国民感情を逆なでしてしまったのです。毎日あれほどの、日本のテレビを席巻(せっけん)していた韓国ドラマや韓流スターは、ほとんどテレビで見なくなりました。韓流スターがテレビに出ると、すぐさまテレビ局に抗議の電話が殺到し、CM出演させているメーカーにも抗議や脅迫文が届くという話です。その影響を怖れたテレビ局は韓流タレントの出演を自粛し、CMからも降板が相次ぎました。その後尖閣問題の陰に隠れてややこの問題がすんだ印象がありますが、日韓関係はいまだに冷え込んでいます。

   韓国にとって貴重な外貨収入だったCD売り上げやコンサートなどイベントによる収入だけでなく、日本からの韓国への観光旅行も激減しています。ブームに陰りが見え始めていた韓流が、天皇を侮辱した大統領発言を境に一気に下火になりました。それにもまして深刻なのが、貿易に対する影響です。韓国にとって日本は世界第二位の貿易相手国です。日本側の統計では2011年度の二国間における貿易総額は約8、5兆円にも上ります。

   韓国にとって日本は上得意のお客様です。
   韓国経済を牽引している半導体や薄型テレビといった輸出品についても、その部品や製造設備などは日本企業から輸入されており、あるいは国内の日系企業に依存している状態であることは、今さら言うまでもありません。つまり韓国は、日本に頼らないと生きていけない国です。それなのになぜ、日本を怒らせるようなことをしたのでしょうか? 実はこれが、闇の権力者による世界支配のための一手なのですが、そのことは追々触れていきます。

   韓国の李大統領は竹島訪問から4日後の8月14日、教育関係の会合に出席した際、記者から竹島上陸の感想を訪ねられると、聞いてもいない天皇訪韓に触れ、「(天皇陛下が過去に表明した)『痛惜の念』などという単語一つを言いに来るのなら、訪韓の必要はない」、「(天皇陛下が)韓国を訪問したいのなら、独立運動で亡くなった方々に対して心からの謝罪をする必要があると(日本側に)伝えた」、と発言したということでした。

   しかしながらこの発言は、新聞やテレビなどのメディアがそう報じているだけで、実際の発言内容はもっと過激なものだったのです。ハングルに堪能な知人がテレビでこの時の大統領の発言を聞いていたのですが、実際の発言内容は、「天皇は謝罪しろ」といった生易しいものではなく、「天皇を土下座させ、その頭を踏みつけてギュウギュウ言わせてやる」といった、ちょっと聞くに堪えない罵詈雑言(ばりぞうごん)だったということです。

   日本のマスコミはもちろん、韓国のマスコミでさえ「さすがにこの発言はまずい」と判断したようで、実際の発言内容は報じられなかったのです。それは「大人の事情」でやんわりと脚色した内容にされ、映像を流す際も音声を消してテロップだけとなりました。一体なぜ李大統領は、そんなとんでもない発言をしたのでしょうか? しかもこれは領土問題とはまったく次元の異なる話です。国家元首を侮辱することは、宣戦布告と同等の行為であり、現在ではすでに近代的で民主的な国家である韓国の首脳という立場にある人物が、一応は友好関係にある国家の元首を侮辱するなど、外交儀礼上ではあり得ない暴挙です。

   これまでにも大統領を初めとする韓国政府の要人は、従軍慰安婦問題や歴史的認識問題でもたびたび日本に文句を言ってきましたが、そうした行為はいわば外交政策上の方便や国内での人気取りに過ぎないもので、政治経済的に結びつきの強い日本を必要以上に怒らせることはしませんでした。しかも李大統領は大阪出身の在日二世であり、彼は13歳まで日本の教育を受けました。ビジネスマン時代にも日本企業と取引をしており、日韓を行き来していました。ですから彼はどちらかと言えば、日本の文化・思想に理解があり、未来派思考の日韓関係を模索していたはずなのです。

   それに大統領就任当初から彼は、領土問題や歴史的認識問題への関心は薄く、その最大にして唯一の政策目標は韓国経済の成長であり、それ以外には眼中になく、そのため経済パートナーとして日本との関係を重視する姿勢をとってきました。それが、この豹変です。低迷していた人気を回復させたかったというのも本当でしょうが、しかしすでに任期切れです。しかも次の大統領選には出られないので、今さら人気回復の必要性は薄いと言えます。私邸用地の不正購入疑惑や、実兄で元国会議員の李相得氏に対する不正献金疑惑、自身の過去の不正投資疑惑などを追及されて困り果てた結果、国民の関心を逸(そ)らすためにやったという説もあります。しかし天皇を侮辱すればソウル地検が捜査に手心を加えてくれるわけではありません。

   では一体全体、彼は何がしたかったのでしょうか?
   実は、李大統領の目的は、日本を怒らせること「そのもの」にあったのです。
   竹島訪問も、日本との関係を悪化させるためにあえて敢行したものです。しかしそれも大した問題に広がりそうもなく、いつものような外交上のポーズで日韓ともお互いに元のさやに収めてしまうと見えたので、あわてて「何か日本を怒らせないと」ということで、天皇を侮辱する発言をしたということなのです。

   ですからその発言をよく見てみると、練りに練った言葉で何らかの効果を狙った末の発言というよりも、つい口がすべってしまったというような幼稚な内容です。案の定、自国のマスコミからでさえ、「日本の天皇が訪韓したいなんて言ったことはない。来てくれと言ったのは大統領側だ」と突っ込まれ、あわてて「それはあくまでもの仮定の話」と愚にもつかない言い訳に走るお粗末さでした。

   ではなぜそこまでして、李大統領は日本を怒らせたかったのでしょうか?
   すでに述べましたが、韓国にとって日本は経済面での生命線です。ですから日本を本気で怒らせることは得策ではないはずなのです。それにもかかわらず、あえて日本を怒らせるようなことをしたということは、李大統領自身が「韓国の崩壊は避けられない」と決断したからに他なりません。なぜなら韓国はすでにアメリカに見放されたからです。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                           抜粋      

英王室のウィリアム王子

   この原稿を書き始める頃は、ちょうどイギリスでロンドンオリンピックがスタートしました。
   世界中の多くの人々がテレビ画面に釘づけになったと思いますが、その画面にさまざまなサインが散りばめられていたことに、どれだけの人が気づいたでしょうか。まず一番わかりやすいのが一つ目妖怪のような「不気味な」デザインのマスコットでしたが、これは「プロビデンスの目」と呼ばれるもので、イルミナティのシンボルに他なりません。そのピラミッドや逆五芒星をデザイン的にあしらった紋章のようなものが見え隠れしていました。普通、星型マークを描くときは、尖った先の一つが上になるものですが、この五芒(ごぼう)星は上下を逆にしたものです。

   こうした彼らのサインは、まるでサブリミナルのように一瞬だけとか、さりげなく使われるのですが、今回はむしろ堂々と大っぴらに見せているように思えました。おそらくこれは、「もう隠す必要はない」という彼らの全体の意志を表しているようです。つまり世界支配の準備がいよいよ整い、「これからは自分たちの時代だ」ということを世界に向けてアピールしているようでした。これまでの歴史上、世界的な謀略のほとんどの部分に関わってきた闇の権力の本拠地であるイギリスで、この時期にオリンピックが開かれるように計画されていたわけです。

   一部の人々は、オリンピック期間中にテロが起きるのではないかと噂していましたが、私はそれはあり得ないと言ってきました。彼らが自分たちのための勝利宣言の場として位置づけているところで、何か事件を起こさせるようなことはしないものだからです。むしろ彼らへの反対勢力や狂信的な集団による、散発的なテロを必死に押さえ込んだはずです。そして実際にロンドンオリンピックは何事もなく、平穏無事に終わりました。これを見て私は、いよいよ彼らが動き出すと確信を得ました。それはこれまでのような単なる謀略行為などではなく、世界政府を打ち立てるための最後の大仕事にかかろうとしていると強く感じました。

   特にそれを感じたのが、英王室のウィリアム王子がケイト夫人とともに何度もテレビカメラに映ったことでした。彼はイギリス国王の最有力候補でもあり、国民的な人気もあるので観戦に来ているところをテレビカメラが抜いても不思議はありませんが、しかしそれがあまりにも頻繁だったことです。いくら国内で開催されているとはいえ、彼らだって朝から晩まで観戦に来ているほど暇ではないはずです。しかしながらそれもそのはず、つまりこれは彼らにとって立派な公務だったのです。

   すなわち、闇の権力主導によって近い将来成立することになる世界政府の王とは、ウィリアム王子その人であるということを、オリンピック中継を見ている世界中の人々に印象付ける目的があったと考えられます。闇の勢力はこれまで闇に隠れて、世界各地でさまざまな謀略や諜報活動を行なってきましたが、彼らの強い自己顕示欲は「自分たちがやった」というサインを必ずどこかに残します。

   ヒトラーの予言という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
   かつてナチス第三帝国を率いたアドルフ・ヒトラーの代表的な予言には、軍事・外交の専門家や歴史学者が舌を巻くようなものが数多く残っています。その中には、ナチスの敗北や、1989年から始まる世界の変化、21世紀初頭に起こる宇宙と地球の天変地異、世界気候の劇的な変動、第三次世界大戦、2039年に世界は神に近い人間と完全管理された家畜人間の二種類に分かれる、などがあります。

   ヒトラーはイルミナティだったとか、彼らに操られていたなどの説がありますが、重要なことは第三帝国のトップであった人間の遺した言葉のほとんどが、戦後的中していることです。彼が昼食会で話した「世界の二極化」に関する予言は、アメリカ政府の情報当局が、戦後その資料を極秘扱いで保存しているほどです。

   闇の権力は最後の時に向かって、着々と歩みを進めています。
   世界各地で「争いの火種」を焚きつけて紛争が拡大するように仕掛け、やがて大国同士が真正面からぶつかりあう世界規模の対戦へと持ち込み、それによって各国政府が自滅し、国民の生活が破綻しきった頃、崩壊した世界に救世主のふりをして降り立ち、「争いのない世界を創ろう」などと宣言して世界政府を樹立し、人類を支配下に治めるというのが彼らのシナリオなのです。それこそが彼らの最大で究極の目的なのです。

   リーマンショックから始まったアメリカ合衆国の弱体化やユーロ危機、中東での相次ぐ紛争と革命、これらはすべてが無縁ではなく、根っこではつながっているのです。それらはすべてが世界政府樹立へ向けた準備のために、彼らが仕掛けた謀略の一端に過ぎません。そして私たちの日本も蚊帳の外に出られるわけではありません。というよりも日本は、彼らの野望によって最終的には八つ裂きにされ、分割統治されてしまう運命にあるようです。なぜそうなるのか、これから日本人はどうなるのかについてお伝えしていきます。


           book 「大宇宙連合からの啓示」 田村珠芳著 徳間書店

                          抜粋

日本は実は資源大国

飛鳥  石炭層から取れるエネルギーにシェールガスがある。
   石炭層に圧力をかけていくと割れ目からそれが噴出してくる。だから夕張は実は最大のシェールガスの産地なんです。あそこにはまだ8割がた石炭が残っているから、日本最大のシェールガスの宝庫ということになる。

   それで今、東京都から送り込んだ職員で、向こうの市長に立候補して選ばれた若者が活躍しつつある。その彼が「アメリカと同じようにシェールガスをやらせてくれ」と言っている。でも何だかんだと理屈をつけて霞ヶ関がやらせないんだ。そこに資本投資すれば起死回生の一手となるのにね。民間企業も調査をしていて、膨大なシェールガスが埋まっていることがわかっているわけ。でも霞ヶ関は原発を動かす方向で一致団結しているので、やらせるつもりはない。つまり大飯(おおい)原発をきっかけに、日本中の原発を再稼動させるつもりなんだ。

ベンジャミン  数年前に、GE(ゼネラル・エレクトリック社)とウェスティングハウス・エレクトリック社が、原子炉を作る部門を東芝と日立に売却した。それでその時に、「連中」は福島第一原発を爆発させる計画を立てたと僕は思っている。

   すでに出ている「財界展望」(財界展望新社」の記事にもあるように、エドワード・ナイはCIAのレポートで、日本のエネルギーの自給率が高くなりすぎると石油が必要でなくなり、アメリカの言うことを聞かなくなって日本は独立してしまう、と危惧(きぐ)している。そこでそれを防ぐ最良の方法は、財界のトップである東京電力をぶっ壊すことだ、とそういう論文を彼は書いている。


飛鳥  だから、3・11を起こした・・・。

ベンジャミン  3・11に関してはテロだったという説は根強いですが、マグナBSP社というイスラエルの会社が、福島第一原発の警備システム担当だったという事実がその説を肯定するし、補完するでしょう。つまりこういう騒動を起こして煽るのは、欧米の権力者たちの常套手段なんです。

   そして反原発運動をやって日本は原発を止めた。
   日本ではエネルギーの3割が原発由来だったのが、すべて火力発電に切り替わった。で、その石油に費やされるお金のすべてが、欧米の権力者たちの懐に入るようになったわけです。


飛鳥  最近、新潟沖で油田が見つかったし、それからものすごい量のレアメタルが日本の太平洋沖の海底でも見つかった。あのあたりの海底はほとんどレアメタルの塊りなんだ。つまり日本は、海底資源に関しては、世界最大の資源大国なんです。だから本当は、もう原発もいらないんです。しかしそれだと、アメリカは困るわけです。

   だから今回、海底からいろいろ資源が見つかっているのに、全部棚上げなんだ。
   しかも掘るためにはアメリカ政府の許可を求める必要があるという理由で、棚上げなんです。これはNHKも報じているけど、おかしな話だ。まったく日本は異常だね。海底まで全部、アメリカのものだと思い込んでいるんだからね。

   それにしても東日本大震災については、震源の深さが10キロから24キロに変更されたりして、都合のいい隠蔽工作がなされているね。「連中」はそうやって平気な顔で発表内容を変えるんだ。


ベンジャミン  そう。僕は日本債権信用銀行の本間忠世社長は自殺じゃなく、他殺だということをフォーブス時代に書いたんです。警察の発表では遺体が窓際で見つかったというので、それについてホテルに電話して確認すると、部屋の窓際には首を吊れるようなものはないという。それでそのことを警察に言ったところ、彼らは急に発表内容を変えて「遺体は風呂場で見つかった」と言ったんです。

飛鳥  そうそう、後で変えるんだよな。

ベンジャミン  それと同じように、「ちきゅう」(地球深部探査船)が掘削していたところがまさに大震災の震源だったということを僕が書いたら、実は震源域はもっと深かったんだと言い換える。そんなでたら目にみんなが騙される。そもそも僕は、核爆弾を密輸した張本人から証言を取っている。もうすでに20年前から日本に麻薬を密輸している外国人がいる。彼の密輸のルートは、フィリピンからヨットで沖縄へ運び、沖縄から漁船で九州まで行き、九州から東京まで運ぶ、というルートだった。

   その彼がタイのパタヤへ呼ばれて、イギリス特殊部隊SASにいたというスティーブンスという男から、目隠しされてある場所に案内された。そこには70キロの大麻と核爆弾があったという。で、それを日本に密輸して欲しいと言われて、ほかのメンバーと一緒に運んだという。

   そして日本に運び込んでからは、元総理大臣N(中曾根)の持っている日の出町のある土地に置いておき、そこから朝鮮総連の本部に運ばれたという。さらにそこから、「ちきゅう」へと運ばれたそうだ。

   報道では、3・11の前に「ちきゅう」が福島沖で掘削をしていたことがわかっている。
   しかもその作業をしていた自衛隊員の一人が、純福音立川教会の泉パウロ牧師のところに助けを求めた。その自衛隊員によると、自衛隊員15人のメンバーが原子爆弾をセットする作業をしていたという。彼らはそれが津波を引き起こすためのものだとは知らなかった。作業が終わると従事した15人のうち14人は殺されたという。そして逃げ出した一人が泉パウロ牧師の教会へ逃げ込んで保護され、その真実を証言しているんです。

   また明らかな証拠に挙げられるのが、3・11直前に、東日本ハウスの株が4割も上がったことです。東北の格安住宅だけを作るような会社の株が、この時代に4割も上げるなんてあり得ないわけで、異常というか、知っていた者がいるとしか思えない。

   それから民主党の議員だったときに刺殺された石井紘基の関係者とか、あと、ある人物から教えてもらったのが、2011年3月9日に小沢一郎とカーク・キャンベルが会談し、その時キャンベルは小沢に、「民主党を分裂させなかったら、あなたに福島県のゼオライト利権を差し上げます」と言ったという。


飛鳥  そうだ、その話もあったね。

ベンジャミン  ゼオライトというのは、放射性物質の除去に使われる鉱石です。
   そしてその会話が交わされたのが3月9日。つまり3・11の2日前なんです。ここでポイントになるのが、キャンベルはロックフェラーの代理として来ており、それを話したということです。

   さらに日本の公安警察によると、3・11の後にイスラエルのネタニヤフ首相が菅首相に電話をして来て、「日本の外貨のうち5兆ドルを渡さないなら、日本中の原発をすべて爆発させる」、と脅してきたという。そして菅は、その金をイスラエルに渡した。だから3・11前後の財務省の日本の外貨データを見ると、一時的に5兆ドル減っていることがわかります。ただし野田総理の時には、戻っていました。だから僕はデタラメを言っているわけではなく、自分の言うことはそれなりに証明できるし、証拠があることだけを言っている。

   ちなみに、福島第一原発は爆破された。
   あれは津波によるもののほかに、内部にも爆弾が仕掛けられていた。そうでなければ普通の水素ガスではあのような爆発はしません。つまり、地震を起こすために核爆弾を使用すると放射能が海に流出するため、それをカモフラージュするために福島第一原発の事故を演出したと僕は考えている。

   スマトラ沖地震はHAARPだと言われているけど、ハイチの地震は核爆弾だと思う。
   福島とハイチの津波はスマトラの津波と違って、すごくピンポイント的に起きている。ハイチのある島の半分はドミニカなんだけど、なぜかドミニカ側ではまったく津波が起きていない。これは核爆弾で起こされた津波に共通する特徴ではないかと思う。3・11の時も、津波注意報が出たけど、ハワイや小笠原諸島にはまったく津波は行かなかった。小笠原は数センチ海面が上がっただけで、本当なら直撃しているはずなのに、なぜか止まった。

   それから福島の事故の後に白い光の玉が飛んでいたでしょう。
   あれは一節によると、地球外生命体が放射能を除去していたという。とにかく大勢の人がその謎の光を目撃しており、ネットでも流されたので見た人も多いと思う。しかも不思議なことに、予測されたほど放射能汚染がなかったことだった。だから地球外の存在たちが、放射能を掃除してくれたということも否定できないのです。


          book  飛鳥昭雄×ベンジャミン・フルフォード 
                    「八咫烏と闇の世界権力の真実」 Gakken

                          抜粋

「権力者は人格的に優れている」と信じている日本人

  「権力者は優れている」という妄信

   
日本人の国家に対する信頼感はどこに由来しているのか。
   実はこれも、本書で再三にわたって指摘してきた「儒教思想」から説明することができます。

   儒教においては、「君子=エリート」という図式による支配を、人間社会の理想像としていると述べました。この君子がなぜエリートとされるかといえば、知力や教養といった能力に優れていることはもちろんですが、それ以上に人格が優れているからです。そして君子の中で特に、人格的に優れた理想的な人間は「聖人」と呼ばれます。歴史上、聖人に数えられているのはごく少数で、儒教の祖である孔子や、堯(ぎょう)、舜(しゅん)といった伝説上の天子だけということになっています。

   つまり儒教においては「支配者たるエリートは、人格的にも優れていなければならない」という原則」があるのです。これは額面どおりに受け取るならば、エリートの資格を厳しく限定しているように見えます。実際に孔子やその後継者たちは、「人格的に優れた人でなければ、支配者になってはいけないのだ」と考えたのでしょう。しかしこうした建前の意味は、いつのまにかすり替わってしまった。

   すなわち、「人格的に優れた人でなければ、支配者になってはいけない」はずが、いつのころからか、「だから支配者になっている人は、人格的に優れた、いい人のはずだ」という論理に転換してしまったのです。こうした転倒した原理こそが、日本人の権力者に対する盲目的な信頼の根底にあるものです。

   「お上(かみ)」は権力者の地位にある以上、本質的に善なる存在であり、最終的には自分たちを助けてくれる頼れる存在である・・・」儒教思想にどっぷり浸かった日本人は、そのように信じて疑わなくなったのです。

   
  なぜ日本の政治家は下半身スキャンダルで失脚するのか?

   
とはいえ、もちろん日本人も「お上」を批判することはあります。
   というよりも、テレビで流される「街の声」を聞く限りでは、有権者は政治家や官僚を非難ばかりしているようにさえ見えます。しかしよく注意して見てほしいのですが、こうした街の声の大半は、「政治家の心がけがよくない」とか、「このようなスキャンダルは政治家にふさわしくない」といった、人格的な非難だけで埋め尽くされているのがほとんどなのです。

   最近では、原子力安全・保安院のスポークスマンを務めていた当時の西山英彦審議官が、不倫が明るみに出たことで左遷人事を言い渡された。また自民党の後藤田正純衆議院議員も、写真週刊誌に不倫行為をすっぱ抜かれて党内の役職を辞任しています。

   こういった不祥事が非難されるということは、「本来、支配者とは有徳の人であるべき」という信頼感があればこそと言えます。しかし考えてみれば、こうした期待はどこかおかど違いではないでしょうか。職業人はあくまでも仕事の腕で評価されるべきもので、政治家にせよ官僚にせよ、それが職業の一つである以上は、資格に必要なものは業務遂行上の能力であるはずなのです。

   「政策に弱いやつが議員になるな」「よけいな法律を作ろうとする官僚は行政官失格だ」といった非難は当を得ています。しかし人格の高潔さや清廉潔白さなどは、政治家や官僚としての能力とは、本来関係がないはずなのです。もちろん収賄(しゅうわい)などは職業上の犯罪なので罰せられるべきであり、まさに業務遂行上の能力の欠如が非難されるものです。未成年者の買春もそうで、たとえ仕事の能力と関係がなくてもそれは犯罪なので、職業を問わず許されないというだけの話です。

   実際に、イタリアのベルルスコーニ首相は未成年者買春容疑で窮地に追い込まれ、国内の財政不安で辞任を余儀なくされた。しかしながらたとえ政治家や官僚が不倫をしても、それは道徳上の問題であって犯罪でも何でもないし、言うまでもなく職業上の能力とも何ら関係がない。長年にわたって失言を繰り返し、不倫疑惑まであったベルルスコーニ氏でしたが、イタリア経済がもっている間は、それでも首相の座を明け渡さなかったのです。

   しかし日本ではどうかというと、こうしたスキャンダルはバッシングの材料になり、職を追われる人が少なくない。これは、日本人が権力者に清廉潔白であることを求めているからなのです。といっても日本人の清廉潔白志向は、必ずしも日本人が権力者の資格に関して、「厳しい目」を持っていることを意味していない点には要注意です。

   むしろ日本人は、「政治家や官僚になるような人は、聖人君子のような立派な人であるハズダ」という素朴な信頼、もっといえば、そのように信じる「信仰」を抱いているからこその証しに過ぎないのです。つまりその「信仰」を侮辱されたと感じるからこそ、日本人は政治家の下半身スキャンダルに烈火のごとく怒るわけです。


  見たくない現実を脳は認識できない
  
(見たくないと思っている現実を脳は認識しないので、見えない)

   繰り返しますが、日本人の権力者への信頼感は、儒教教育によって強化されているので、そのゆえに普通なら国を捨てたくなるような状況でも、日本人は国にしがみつくことに疑問を持ちません。こうした現状維持のメンタリティが、日本人は特に強いといえます。

   ただしここでひと言断っておきますが、「まさか自分の預金が封鎖されることはないだろう」「この国でデノミ(貨幣単位を切り下げて100円が1円になること)が実施されるはずがない」といった、現状への根拠のない信頼自体は決して日本特有のものではありません。それは人間の脳の仕組みに由来する、きわめて普遍的な現象です。

   しかもそこには、私が著書でしばしば言及するスコトーマ(思い込み・盲点)の原理が働いています。私たち人間の脳は、感覚器を通じて入ってくる情報に勝手にフィルターをかけて選別します。そして重要だと思う情報だけを認識するのです。なぜならすべての情報を認識するためには、脳をフル回転させなければならず、そうするとあまりにもエネルギーを消費することになり、生存自体に支障を来たしかねないからなのです。

   そして脳がある情報を重要と見なすかどうかの基準は、その情報が自分の慣れ親しんだ環境の範囲内にあるかどうかによります。つまり、現状から見て「ありえない」と思う情報は、たとえ目の前にあっても気づくことができないわけです。スコトーマ(思い込み・盲点)の原理とはこのような脳の限界を指しています。

   これはすべてのことにおいてそうで、仮に日本で明らかな預金封鎖の兆候や、紙幣が紙切れになるようなデノミの兆候が存在したとしても、多くの人々はそれをすぐには認識することができません。なぜなら、要するに見たくない現実は認識しようとしないからです。実際に、マネーロンダリングや振り込め詐欺を防ぐとの理由から、私たちがATMで預金口座から引き出せる限度額は、原則1日50万円です。銀行窓口でも1000万円オーダーの預金は当日にはまず下ろせません。これは銀行法の論理では、すでに預金封鎖されているのと同じことなのですが、スコトーマのせいで、誰もそうは見ていないのです。

   いずれにしても、「経済が破綻するなんてありえない」と思っている点で、日本人もアメリカ人も中国人も、少し前のギリシャ人だって、まったく変りはありません。考えてみてください。ウォール街のファンドマネージャーたちのほんの数パーセントでもアメリカの財政破綻を本気で心配し、ドル売りに走ったとしたら一体どうなるでしょう。その影響はまずウォール街全体に広がり、次に世界全体にたちまち伝播し、ドルはあっというまに暴落して、今ごろ1ドル30円を切っているかもしれません。そうなっていないということは、ウォール街の専門家でさえ、彼らのほぼ全員が「この現状は続く」と信じきっている証拠です。


  「現状は続く」という思い込み

   
同じような例で、「年金なんてもらえるわけがないのに、未だに年金保険料を納め続けている日本人は愚かだ」と言う人がいます。しかし結局日本人は、「なんだかんだ言っても、年金は受け取れるだろう」と皆信じているようです。しかしこれはアメリカ人でもまったく同じで、アメリカの年金制度は日本のような国家による公的年金制度中心の設計ではなく、企業年金が軸になっています。またアメリカは日本のように、少子高齢化に悩んでいるわけでもありません。(「少子高齢化」だから年金が危ない」というのは、実は日本の厚生労働省による詭弁なのですが、その問題はとりあえず置いておきます。)

   アメリカの場合は、自国通貨のドルの価値自体が大きく揺らいでいるのでが問題なのです。したがって積み立てた年金が単なる紙くずになってしまう危険性は非常に大きく、日本で騒ぎ立てられている「年金危機」どころの話ではないのです。それでもアメリカ人たちは未だに進んで、401kなどの確定拠出型年金にお金を積み立てています。結局は彼らも、実際に被害にあうまでは「自分は大丈夫」だと思い込んでいるのです。

   「現状は続く」という根拠なき思い込みの強さを示す例として、私たちはもっと印象的な例を知っています。2011年3月に大地震に襲われる前、誰がそれを予測していたでしょうか。もしそんな予測や予感がほんのちょっとでもあれば、避難する人々によるちょっとした「民族大移動」が起きていたはずです。

   このように「現状はこのまま続くんだ」という私たちの信頼はきわめて強いことがわかります。そしてそこから政治的な現体制も基本的には信頼されるわけで、そのうえにさらに強く儒教文化による信頼強化を施したのが、日本の支配体制だといえるのです。


             book 「日本」を捨てよ 苫米地英人著 PHP新書

                          抜粋  
     
   

第2の原発大事故「発生確率」

   日本が沈没するのは、なにもアメリカだけが悪いわけではない。
   日本人が勝手に沈没する以上、それをアメリカが自分たちに都合のいい時期を選んだだけである。「福島第一原発事故」によって、欧米の原発企業は喜んだはずである。競争相手の日本が、国際競争の舞台から脱落したからである。しかも日本には、一旦事故が起きた場合のマニュアルもなければ、専門部隊もないことまでが曝露されてしまった。だがこのまま放っておくと今度は自分たちの原発推進にまで、無能な日本のために足をすくわれることになる。そこでしびれを切らして、欧米が乗り込んで来たのであった。

   まずアメリカが、155人体制規模のシーバーフ(CBIRF/CHEMICAL BIOLOGICAL INCIDENT RESPONSE FORCE)を送り込んで来た。フランスは世界最大の原子力産業複合企業「アレバ社」を送り込み、サルコジ元大統領まで緊急来日した。原発安全信者ばかりの日本人に処理できないと踏んだのは当然として、実際に、「東京電力」にも「原子力保安院」にも処理能力がなかったことは、事故直後の対応で証明された。

   もともと日本では、原発は100%安全とされており、最悪のケースを想定する「危機管理」も一切必要ないとされていた。よって今回のような最悪の事故による対処マニュアルもなかったのだ。その結果、国際評価尺度(INES)の判断にも問題はあるが、旧ソ連の「チェルノブイリ事故」に匹敵する「レベル7」に陥った。

   当時、揮発性が高い「ヨウ素131」「セシウム137」が問題視されていたが、格納容器や炉心から漏れ出している可能性があった以上、「ストロンチウム90」が海水に流れ込んでいる可能性があった。これが観測されたら最後、世界中が日本を一斉非難することになるだろう。つまり、「こうなるまで一体何をしていたのか!」という強い非難だ。そして実際に、体内被曝した太平洋マグロが、アメリカ西海岸で見つかり大騒ぎになった。

   ストロンチウム90は、半減期が29・1(約30年)という猛毒であり、一旦体内に入ると骨組織に蓄積され、排出されずに骨を癌化させる。さらに核爆発で3号機が破壊されると、「プルトニウム」が大気中に拡散される。しかも日本政府が長年言い続けてきた、原発よりさらに安全な基準で作られたというのが「プルサーマル発電所」、つまり福島第一原発の3号機である。プルトニウムは半減期が2万4000年で、「ウラン238」と組み合わせて「MOX燃料」として稼動させるので、炉心が爆発すると恐ろしいことになる。なぜならもし、プルサーマル発電所で今回のような事故が起きると、水が一切使えないからである。

   今、日本にはプルサーマル発電所が4基あり、しかも通常の原発よりさらに安全という神話がまかり通っている。平和ボケした日本はこれから先、火力発電所をいくら増やしても、これから中東の民主化運動でイスラム原理主義が台頭するため、そうなれば石油や天然ガスが彼らの政治の道具になるので、火力発電に使うはずの燃料が入らなくなる。つまりこれから先、日本人はアメリカによってさらに打ちのめされる運命が待ち構えている。

   それならと、アメリカ国債をすべて売り払い、アメリカに一矢報いようとしても、今の政治システムでは不可能なことは明々白々であり、その前にアメリカはドル制度を廃止し、全借金をチャラにするだろう。マッカーサーが評したように、アングロサクソンの12歳程度の頭しかない日本人には、アメリカにやられ放題にやられた後、世界からもサンドバックにされる運命しかないのかもしれない。この最悪の状態を想定することから始めなければ、日本人に真の危機管理は根付かず、すべては徒労に終わるだろう。真の日本の自立は、「旧体制」からは決して生まれないのだ。


  ハインリッヒの「1:29:300の法則」――労働災害の発生確率

   
米国のハーバート・ウィリアム・ハインリッヒはある法則を発見し、それを「ハインリッヒの法則」と名付けた。それは「労働災害」の発生確率を導き出したものである。彼は、工場で発生した労働災害の5000件あまりを統計学的に調べた結果、「重症」以上の最悪の事故が1件起きた場合、その前に29件の「軽傷」を伴う事故が起きており、さらにその前に、300件の「ヒヤリ・ハット」という危うく大惨事になりかねない無傷害事故が起きていたことを発見した。

   この法則は、現代でも多くの分野で応用されているが、先進諸国の中でも、これをいい加減な数値と過小評価するのが日本人だという。日本人にとっては統計論による法則よりも、安全神話のほうが遥かに意味があり、効果的で効き目があるのだ。そして日本人は「ハインリッヒの法則」を完全黙殺して、その代わりに霞ヶ関の安全理論「ストレステスト安全神話」により、「大飯(おおい)原発」を再稼動させた。

   そしてこれを盾に、日本中の原発を再稼動させ、一挙に「1億総玉砕」に向けて国民総動員で突き進んで行くのだ。現実を無視した「黙殺」が招いた広島原爆」だけでは飽き足らず、「長崎原爆」まで招いた日本人は、やがて2発目の原発事故に遭遇することになるだろう。

   そして日本中が焦土と化した後、「官僚・政治家・マスゴミ・お抱え学者・経団連」が”国賊”であったと、皆で一斉に喚(わめ)くことになるのであるが、しかしそのときはいつものことながら、「後の祭り」であり、「手遅れ」なのである。


            book 「2013年 超世界恐慌」 飛鳥昭雄著 ヒカルランド

                           抜粋
   

日本は「政・官・財・学・検・メディア癒着構造」

   戦後、アメリカのGHQは日本の間接統治のために、財閥や軍部を排斥し、代わりに霞ヶ関官僚システムを置いた。このシステムは後の自民党によって「政・官癒着構造」となり、経済界も加わって「政・官・財癒着構造」となり、それだけでなく大学の学識者も吸収されて「政・官・財・学癒着構造」となった。

   忘れてはならないのはこのシステムは、アメリカに代わって日本を統治する「傀儡構造」であり、このシステムに反旗を翻(ひるがえ)す有力な個人や団体、そして組織が現れた場合、「検察」がそれを徹底排除する仕組みになっている。検察は、江戸時代の「奉公所」であり、明治以降の「高等警察」であり、戦時中の「特高」に続く”冤罪捏造システム”であり、司法制度と結びつき、特に「最高裁判所」と同じ釜の飯を食って育った同期の人々で構成されている。

   アメリカに逆らう優秀な政治家が登場した場合、彼らのやり方はたとえば田中角栄や小沢一郎のように、アメリカに取り込まれたマスメディアを駆使して、さまざまな汚れたイメージ作戦で、植民地の奴隷のような日本人の頭をテレビで洗脳する。日本は正確には植民地ではなく、プエルトリコと同じ「自治領」である。そのために日本も選挙という形は許されているが、「米軍基地」は必ず置かなければならないのだ。つまり、日本は独立国ではなく、ある意味、吉田茂は日本を売ったのである。

   小沢は、「第7艦隊」の寄港地だけで日本防衛は十分と発言した。
   そして事実その通りであった。しかしそのために検察がさまざまな証言を捏造して、4大新聞とすべての地上波テレビが結託して、小沢を冤罪に陥れたのであった。
それに手を貸したのが地方の戦前戦中生まれの老人たちで、彼らはテレビ漬けの毎日を送りながら、テレビや新聞が嘘を言うはずがないと洗脳されて信じきっているのだ。

   自民党が政権を取り戻した場合、アメリカの命令で動く彼らは”防衛庁を防衛省”に格上げしたように、”検察庁を検察省”に格上げさせるはずだ。そうすれば戦前戦中の「特高警察」がよみがえり、これもアメリカが命じた「住基システム」によって日本人の一人ひとりを徹底的に管理することができる。こうして日本人は、アメリカの思惑通りに支配されていくのである。

   現在は、「政・官・財・学・検・メディア癒着構造」が出来上がっており、それが日本を支配しているので、志(こころざし)の高い政治家が現れたとしても、何もできずに潰されるだけなのだ。テレビ漬けで煽動され、洗脳され、自分の頭で考えることのない国民の国には未来などないのだ。

   2011年11月7日、アメリカの裏の支配者とされる巨大財閥デビッド・ロックフェラーの息子が、妻スーザン・ロックフェラーを伴って東日本大震災の視察にやって来た。彼らの計画では、今回の被災地周辺は東北まで含めて沈没する予定であった。そして日本経済を崩壊させる目的もあったが、一撃で決まらなければ次の一撃が用意されている。それは、今や軍事兵器だけでなく経済兵器と化した「プラズマ兵器」の再使用なのだ。

   ロックフェラーの息子たちは、巨大津波で大勢の日本人が命を失った仙台市若林区の荒浜地区を訪れ、荒浜小学校を視察し、その後も精力的に宮城県松島市野蒜(びる)地区の仮設住宅や、石巻市漁港を視察した。訪問理由は、外国人観光客に日本の渡航安全をアピールするためと、気の毒な被災地への継続的支援を世界中に訴えるためだという。特に荒浜地区の小学校を前にして、「これほど大きな被害は見たことがなく、辛いです。海はいろいろな食べ物を与えてくれる。生活再建を祈っています」と述べたという。

   ロックフェラー・ジュニアといっても財団の会長である彼が、96歳の父デビッド・ロックフェラーの名代として、なぜ被災地を視察したのだろうか。コントロールされているテレビ、マスコミの情報隠蔽や自粛とは違い、インターネットでは「地震兵器」が当然のように飛び交っており、その首謀者がロックフェラーであることも公然と語られている。世界中の情報を傍聴しているアメリカの「NSA」(国家安全保障局)がこの動きを黙殺するわけがない。その結果、息子が慈善家の立場で現地視察したわけであり、日本ではこういう場合の「ことわざ」がある。「犯人(ホシ)は必ず、犯行現場に戻る」

   アメリカが世界に向けて発信した「グローバリゼーション」の大波は、世界を「アメリカ化」することが目的で、「アメリカニゼーション」である。そしてアメリカが主導権を握る「TPP」(環太平洋経済協定)もその具現化の一つであり、先兵である。もともとTPPは、2006年に「APEC」(アジア太平洋経済協力)のニュージーランド・シンガポール・チリ・ブルネイ4ヵ国の貿易自由化枠組みであったが、そこへアメリカが無理やり介入し、オーストラリア・ペルー・ベトナム・マレーシアを巻き込み、次いでコロンビア・カナダも巻き込むTPPに作り上げたのであった。何にせよ、ほとんどのケースでアメリカが一人勝ちになることだけは間違いない。

   アメリカにとって都合が悪くなれば、韓国でも問題になっている「ISD条項」が登場する。
   それは外資企業、特に米国企業が、何らかの規制によって不利益を受けた場合、仲裁機関に訴えるという制度である。そもそも訴訟大国のアメリカを相手に、訴訟不慣れな日本企業や情状酌量、事なかれ主義の日本政府が対応できるわけがなく、一方的に米国企業から訴訟地獄に突き落とされるのは目に見えている。

   アメリカはさまざまな面において他の国の制度をアメリカナイズさせており、言うことを聞かなければ、賠償金をむしりとる仕組みとして「ISD条項」を多用する。そして実質、米中に次ぐGDP世界第3位の日本が最大の標的となる。その結果を待ちきれずに、アメリカの「ベクテル社」が東北復興資金獲得に意欲を出し、復興計画参入に意欲満々である。ベクテル社とは原子力企業でもあり、つまり福島第一原発にも少なからず絡んでいるのだ。

   2011年11月21日には、今度はアメリカ最大の投資家ウォーレン・バフェットが福島県入りしている。理由としては、いわき市の投資先の超硬工具メーカー「タンガロイ」の新工場完成式典出席のためであったが、アメリカのヘッジファンド(禿鷹ファンド)の視察にしか思えない。ヘッジファンドの裏には、ゴールドマンサックス、シティー等の投資銀行があり、その裏には金融寡頭勢力が控えているのだ。それはまるで、莫大な復興資金に群がる禿鷹のように。


           book 「2013年 超世界恐慌」 飛鳥昭雄著 ヒカルランド

                          抜粋
   

何度騙されても懲りない日本人

   経産省の天下りで形成される「電事連」(電気事業連合会)は、原発が止まると大変なことになると言っている。

   「電気料金の大幅値上げにつながる」
   「イラン危機で原油が入ってこなくなる」

   と、まるで(嘘ばかり言っていると誰も信じない)オオカミ少年のように、(讀賣新聞の渡邉恒雄こと)ナベツネを筆頭として、マスゴミならぬマスコミを利用して洗脳する手段に出た。
しかし実際の現実はそうではなくて、以下がその現実である。

   「原子力発電の拡大とともに、日本の成長率は一貫して低落している」
   「原発大国フランスより、脱原発路線のスウェーデンのほうが高い成長率を記録している」
   「電力ピーク時に対応できれば、原子力など必要ないことが証明された」

   「無意味な値上げや独占による諸悪の根源は、電力大手の地域独占にある」
   「狭い国土の原子力は、
         テロやミサイル攻撃に対し防御する術を持たず、国家の滅亡につながる」 
   

   「太陽光、風力、コージェネ(コージェネレーション・廃熱利用)による分散エネルギーこ  そが危機に強いシステムとして、ドイツはその方向に完全に舵を切った」

   「省エネによる費用効果は非常に大きく、経済的であることが分かっているので原発は不要である」

   「原子力を安全に維持するために必要なコストは上がる一方であり、数万年先まで除染が必要なためにその費用は天文学的なものとなる」

   「再生可能エネルギーにかかるコストは、作られた時点から一貫して下がり続けている」

   つまり彼ら国家官僚がマスコミを使って流す宣伝は真実ではなく、「再稼動が遅れるほど日本の国力は失われる」とか「原発がなければ大停電」といった宣伝は、彼らの捏造に他ならない。彼らこそが、日本の真の国力を失わせる「国賊」なのだ。

   天皇陛下は皇居で一生を終えるまで公務に就かれる意志をお持ちのようだが、皇太子や孫、宮家を、これから福島原発大爆発の危機が高まる東京に置いておかれるつもりはない。そのためすでに「京都御所」がその準備段階に入っている。しかしながら、その天皇陛下の御座所となる京都を、ナベツネ筆頭のマスゴミと経団連が、放射能で直撃しても構わないとばかりに福井県の「大飯原発3・4号機」を再稼動させてしまった。それを誘導したのが、いつもの「霞ヶ関」の無能な官僚たちであった。

   日本人はなぜここまで腐りきってしまったのだろうか!
   ほぼ1年前に放射能を日本列島に撒き散らされたというのに、喉元過ぎれば日本人の45%(朝日新聞)が再稼動に反対しないのだ。その多くは男性、というデータがあるがこういう人々により、「2回目の原爆」ならぬ「原発爆発」が日本に落とされる。それは戦中時の危険度とシンクロしているように思われる。

   特に、政府が急に始めた「国民の考えを聞く意見聴取会」なるものは、事前に何度も討論を重ねた後に結論に「導く」方式であり、一見すると低姿勢のように見えるが、これが曲者(くせもの)なのである。なぜなら最初から「枠」というものが決められていたからである。つまり、2030年の原発比率は、「0%」と「15%」と「20%から25%」の3つの選択肢しかない。この場合、はっきり言わない日本人の多くは大抵左右ではなく、中間にあるように見えるものを選択する癖がある。つまり、彼らが計画したように、「原発ゼロ」ではなく15%に落ち着くようになっているのだ。

   しかし2012年7月14日から全国の11ヵ所で行なわれた意見聴取会の結論は、1400人のうち、0%支持が68%、15%支持が11%、20%から25%支持が16%と、およそ7割が原発ゼロを支持したのだ。

   これに対し、日本テレビをはじめとする地上波TVは原発推進の立場から、「最初は反対だったが、現実の生活を考えると15%が正しいとわかりました」、と答えた人々の声だけを放送し始めたのだ。しかも原発賛成が多い男性ではなく、あえて、少数の賛成意見しかいない女性の声を流すことを意図しており、それは極めて悪質な偏った報道姿勢であった。


  戦前も戦後も大本営発表に洗脳され続けている日本人

   
誤解を覚悟で言わせてもらうと、「日本政府の言うことに盲従すると、不幸のどん底を味わわされる!!」 その典型が戦前の日本である。当時、最前線の制服組軍人ではない軍の官僚、つまり背広組軍官たちが「大本営」を形成し、統帥権を盾に内閣を支配し、国民を戦争へ駆り立てたのであった。そうして軍の官僚に追従した人々は、勝てるはずのない戦場に送り出され、戦略なき戦争に翻弄されて犬死にしていったのだ。その多くは餓死であり、万歳突撃であり、意味のない特攻であった。そうして多くの国民が権力に従った結果、2発の原子爆弾で、日本はついにお陀仏となったのである。

   正確に言えば、昭和天皇の「玉音放送」がなければ、軍官たちは婦女子に竹やりを持たせ、その背後に隠れて命を永らえようとした。しかしながら結果的に、あの無意味な戦争を起こした大本営の官僚たちは、GHQの”天皇擁護方針”のために全員が命を救われたのだ。なぜなら統帥権のトップが天皇である以上、大本営の面々も一緒に罷免しなければ、GHQの目的を達成できなかったからだ。当時、天皇の絞首刑を戦勝国の多くが望んでいた。

   オーストラリアのウィリアム・ウェッブ裁判長は、絞首刑を強く望んだが、アメリカのジョゼフ・キーナン主席検事は、後の日本統治に支障をきたすとして猛反対したという経緯がある。

   当時、東条英機は、内閣では日米決戦を最後まで避けようとしていた。
   しかし大本営が情報を統制して一手に握り、そのことが東条内閣を機能不全状態に陥らせていたのであった。そうして東条に全責任を背負わせた官僚たちは、「巣鴨プリゾン」から解放されると分かった瞬間、「助かった、助かった」と大笑いしたと、東条は日記に書き記している。

   東電の「原発事故」といい、東電に天下る霞ヶ関の官僚たちが自分たちの原発利権構造に国民を協力させるために、意味のない15%「節電」を訴え、それを法律で規制までしたのだ。そして、それに従う国民や企業を「善」とし、従わない国民を「悪」とする。それはつまり、戦前で言えば「非国民」扱いであり、それを讀賣新聞と日本テレビを筆頭に、全マスコミが全力を挙げて行なったのである。

   ところが実際には電力は余っており、東電の嘘で5000万キロアワー強が限界となっているが、実際は6000万キロアワーを超える電力供給力があることが曝露された。つまり官報や東電を含む電力会社の情報は嘘八百なのであり、「原発が稼動すれば、夏のさ中に節電せずに済みますよ」と洗脳しているのだ。そうやって夏場の節電や、計画停電を脅し文句に、戦前の日本人同様に彼らの必要にあわせて”教育”しているのだ。

   農業政策であれ、空港設備であれ、年金制度、狂牛病対策やエイズ対策にせよ、政府の言いなりになった日本人は、必ず不幸のどん底に叩き込まれている。年金は、基本的に借金で補われており、いずれ遅かれ早かれ財政破綻をきっかけに崩壊する。つまり膨大な数の老人たちは、ある日を境に突然、生活の拠りどころを失うのである。そんなことはあり得ないと安全神話を信奉していると、ある日、「日本発世界大恐慌」が勃発し、たちまち払う金はなくなって年金制度は廃止となる。その日はそう遠い日ではないだろう。

   それでも官僚だけは「公務員法」に守られ、首になることはなく、政府にどんなに借金があろうと高給を維持してのうのうと生き残ることができる。日本はそういうシステムになっているのだ。自分の考えを持たずに、霞ヶ関の官僚たちに追従する日本人は、何も考えていない死体と同然なのだ。


          book 〔2013年 「超」世界恐慌〕 飛鳥昭雄著 ヒカルランド

                          抜粋
     
   
 

すべては自分の意識が決めること

   体がジンジンする。
   最近はこの感覚で睡眠を破られることが多い。時間は判で押したように午前2時である。それから約1時間から2時間にわたり、私の体で「ある行事」が始まる。いつも同じ進行だが、一旦幕が開くと終わりまで、私はまるで名作を観劇するかのように静かに凝視することにしている。

   「ちょっと待って!」

   私の胸のあたりから旅立っていく「生き物」に、声をかけたのは初めてのことだった。

   「君たちはどこに行くの?」


   「次の世に旅立つのです」

   他の「生き物」がほとんど薄黒いノッペラボーである中で、その「生き物」には目鼻が微かに見え、黒ではなく黄色味を帯びていた。その答え方と微笑みは、私にお礼を言っているような感じだった。

   『私たちはこの世で言う浮遊霊です。
   人間は現世で寿命を終えると、肉体を置いて次の世に旅立ちます。その時、体を離れた「魂である霊」はこの世に49日間滞在することができ、自分が思い残している事柄の始末をつけることが許されています。その間には7日ごとに、計7回ほど旅立ちの合図を受けます。ほとんどの霊はその合図をきっかけに心を整理して旅立ち、遅くとも7回目の合図を受ける49日には、多少の心残りや思い残しがあっても旅立って行きます。

   ところが7回目の最後の合図を受けていても、この世への未練が断ち切れず、執着を捨てきれなかった者は、そのチャンスを逃すともう自分の力では旅立つことができません。その結果、永久にいつまでもこの世を浮遊することになり、迷い続けねばなりません。それも初めのころはそれほど苦痛ではありませんが、何百年、何千年と浮遊していると、それはとても絶えられない苦しみになるのです。それは次の世がたとえ地獄であろうとも、旅立ちたい衝動に駆られて苦しむのです。

   しかしそれを果たすためには、現世に生きている人の体を借りて、もう一度死に直しをして旅立つしか方法がないのです。つまり、自分の死後49日の間に、旅立つためのエネルギーが枯れてしまったために、生きている人に「取り付いて」エネルギーを頂くのです。そして私は20日前に、あの神社のあの鳥居の下であなたに「頼る」ことにしたのです・・・。

   私たちは「頼り」やすい人を待ち受けて、その人に「取り付き」、その人を「踏み台」にして旅立つ」のです。「取り付きやすい」人には、常に何体もの浮遊霊が取り付いているので、私たちにはすぐわかります。

   確かにその日、私は歴史的に有名なある小都市の旧跡を散策しており、鳥居を何ヶ所も通ったので「彼」の説明は合っていた。私は尋ねた。

   「あの日は多くの参拝客で賑わっていた。私だけでなく、「取り付かれて」いた人も多くいたと思うけど、なぜ私を選んだの?」

   私たちは現世の人からエネルギーを貰うだけではありません。
   つまり「踏み台」にする人によって「着地点」が違うのです。私たちは長い間浮遊していますから、どんな人から「旅立てば」どこに行けるかを推測することができます。多く「取り付かれる人」とは、その人が旅立って着地される所と同じ着地点を希望している浮遊霊が多いということです。私は今日、あなたから旅立ちますが、もうすでに12番目です。あなたは私たちに人気があるのですよ

   
「それは君たちの言い分だ。
   私は以前、霊障治療をする人から「200体もの浮遊霊に取り付かれている」と言われて、徐霊を受けたことがある。その者たちはちゃんと旅立っているのでしょうか?」

   それは基本的にダメなのです。
   そのとき、あなたから浮遊霊を取り除くことはできます。しかしそのために、次の世に旅立つことはできません。つまり旅立つために必要なエネルギーの補給が完全に終わっていないからです。私たちは充分に準備をして、自分の意思で旅立ちます。ですから無理に切り離しても、またあなたを探して「取り付き」、またあなたのところに帰ってきます。その時は団体できますよ、そのほうが心強いからです。それに、あなたの「頼り心地」も浮遊霊仲間の噂になりますしね・・・

   
「先ほど体を離れた”霊”は、7日ごとに7回合図を受けると言いましたが、その合図は誰が、どこから、どのように知らせてくるのですか?」と言うと、「彼」は初めて笑みを浮かべた。しかしその表情は私の無知をあざ笑っているかのように感じられた。

   あまりにもこの世的な、何も知らない現代的な質問ですね。
   人間は生まれて1年で前歯が生え、3歳~4歳で乳歯が生え揃います。そして6歳ころから永久歯に代わり始め、20歳前後に”親知らず”」と呼ばれている奥歯が生えて32本が完成します。これは時計も暦もなく、年齢を数える数字さえなかった時代から変りません。この歯だけを見ていても、自分の成長や、周囲の人々の変化を正確に掴むことができます。その他にも体は、時の経過とともに変化するさまざまな合図を送ってくれます。

   もうおわかりでしょうが、体に宿り体を離れた魂である霊は、その瞬間から意識において変化し、成長を始めます。その成長にも7日毎に大まかな区切りがあり、7回目で、歯のたとえで言えば32本が完成されるのです。ですから合図といっても、誰かから合図が来たり、ベルの鳴る音が聞こえたりするわけではありません。私たちはそれぞれ自分自身の変化に”気づいて”その時を自覚し、旅立つのです。しかしながら7回目の自分の合図までに、充分な意識的成長ができなかったり、つい”ウッカリ”忘れてしまったりといろいろですが、私は意識的に旅立たずに残ったのです。しかしながら不覚でしたよ

   
彼の笑みの理由は当っていた。
   しかしこの説明に私は納得することができた。私の胸から旅立っていく「胸の行事」が始まって、私から旅立った魂たちを見たのはかなりの回数に上るが、コミュニケーションがとれたのは今日が初めてだった。前の質問に対して嘲笑されたことに少し臆したが、思い切って質問した。

   「魂である”霊”と、この世に生きている者との間に相性というものはあるのですか?」

   当然あります。
   しかし、生きている人が気を遣っても無駄なことです。なぜなら”取り付く”のも”飛び出す”のも、わたしたちの側が100%の選択権を持っているからです。ですからあなた方は、”取り付いた”私たちにどう対応するかだけなのです。

   確実に言えることは、先にも言いましたが、私たちはこの世で生きている人を踏み台にする以外に手立てがありません。そのために、自分が”頼って”いる人がいつ死期を迎えるかの予測をすることができます。”踏み台”にする人の死期が近づいてくると、”取り付いている”私たちは一斉にエネルギーを取り込み、旅立ちの準備をします。その状態はきっとこの世の人にもわかるようで、”死神に取り付かれている”とか、”死相が現れている”と囁かれるのがこの時の状態です。

   
「旅立つために取り付くのなら、なぜすぐに旅立たないのですか?」
   それはいろいろです。居心地のいい人に取り付いて、何年も留まる者たちもいるようです
   
「居心地がいいとはどういうことですか?」
   それは取り付いた者たちが自分の持っている思いや欲を、”頼った”人を通して広げていくことです

   
私はムッとしたが、その感情を抑え、次の質問をした。
   「それでは踏み台として利用するついでに、シャブリ尽くすことではありませんか?」

   そうです。
   この世で”霊障”と呼ばれているのがこのことです。しかし私たちはそれを悪いことだとは思いません。その理由は、”取り付かれた人”には必ず、何らかの変化が起きるはずだからです。それをきっかけに自分についての”何らかの気づき”が生まれれば、それで”あいこ”なのです。現に私はあなたを利用しました。しかしあなたはそれをきっかけに、私からいろいろと聞き出しました。これは私からの”置き土産”です。もしあなたが質問をしなければ、私はそのまま旅立ったはずなのです。

   たとえあなたが何も”気づかず”、そのために何も”質問しなかった”としても、私はその責めを負うことはありません。仮に、あなたが今日私と話したことを本で読んだり、誰かからそれを聞いたとしても、現在のようなあなたの心境になれるでしょうか? 私たちが”取り付いた”ことを”霊障”と呼ぶのは、この世の人たちの”誤解”であり、”言いがかり”です。

   むしろ、取り付かれやすい人とは、この世で多くの”気づき”を得られるチャンスに恵まれている人なので、ご自分を喜ばれるのが良いのです。しかしもし”何も気づかない”のであれば、気づく必要のない自分自身に満足されればよいのです。このようにすべてを赦(ゆる)すことができる心境になることが、バランスのとれた生き方だと私たちは考えています』 

   
「彼」と私はきっと相性がいいのだろう、彼の答え方がとても丁寧に思える。
   彼の話はまさに、今の私の心境を見透かしており、確かにこれだけの内容のものを本や人の話で知ったとき、それを否定しないで受け入れることができただろうかと思った。私は見透かされたことに少し動揺し、とっさに次の質問をした。

   「もう一つ教えてください。
    今までの説明だと、私の体を利用して旅立つということは、親子か兄弟のようなものだと思いますが、もしそうなら、あなたやこれまでに私から旅立った魂たちは、次の世界で私のことを覚えているのでしょうか? もっと言えば、私が次の世界に旅立った時、私を捜して面倒を見てくれたり、私を踏み台にしたことのお礼を受けたりするのでしょうか?」、と言い終わって、私は自分の欲の一面に気がつき、本性を見せたことに嫌な思いをしていた」

   それは私にはわかりませんが、でも私は忘れないと思います。約束はできませんが

   
そう言い終わると、彼は少し笑みの影を残して旅立って行った。
   その表情には、何もかも聞き出そうとする私に対して、『送り出している自分の心構えはどうなのか?』と問い返されている残像があった。しばらくして、微かに響いてくるものがあった。それは、

   すべてはあなたの意識が決めることなのですよ。
   つまり、あなたが次の世界で”どうなりたいのか””どうして欲しいのか”、その想いを乗せて送り出すなら、”その通りになるのです”

  
 私は、「ありがとう!」と叫びたい気分になった。
   私の体は冷え切っていたが、しかし不思議な安らぎを感じていた。



             book 「気づき体験記」 佐々木正禮 著 たま出版

                          抜粋
   

     
   

一生求め続けて理解できないものを追い求めるのは悲劇

   昨日までは暖かい日が続いたが、今日は急に温度が下がって冷え込んだ。
   午前3時ごろ、パチパチと屋根を叩く音で眼が覚めたが、直感的に「雹(ひょう)だ!」と思った。私が少年時代を過ごした山村では、5月から6月ころまではしばしば雹が降ったことを思い出した。しばらくすると外は霙(みぞれ)に変わり、それが庭の植え込みに当たってシャラシャラと音を立てていた。すぐには眠れそうにない。そして交信が始まった。

   初めに、「次の世界の広大無辺さ」から説明しましょう。
   ご存知のように地球は宇宙の太陽系に属しています。この太陽系一つだけでも、それは途方もない大きさです。こうした太陽系が3000個集まって一つの世界を形成しています。そしてそのような世界が1000個集まって、一回り大きな世界を形成し、それがまた・・・というように限りなく拡大しているのが宇宙です。想像できますか? その大宇宙に散在する星の数がどれくらいあるか考えてみてください。頭で考えられますか? もう心で感じるほかはないでしょう。

   私はすでに地球から旅立っていますが、やがてあなたもこうした大宇宙に旅立つのです。そして希望する星に着地することができます。念のために付け加えておくと、魂である霊には肉体がないので、空気も食料も灯りも必要ありません。魂というエネルギーは、旅立つときには不滅のものを備えているからです。

   そしてここがもっとも大切な点ですが、あなたが着地するそれらの星には、地球の現世的な感覚でいう等級や位であるとか、より優れているとか劣っているとか、美しい醜い、明暗といった格差は一切ないということです。

   もちろん、すべての魂である霊が帰るべき最終目的地というものがあり、それは決まっています。しかしながらほとんどの魂が、現世から直ぐにはそこに着地することができません。なぜならそれは魂である霊が、自分に「まとわりつかせているもの」が邪魔をし、それを妨げるからです。つまりこれらの星は、魂である霊に「まつわりついているもの」を浄化するために立ち寄る場所なのです。

   もうおわかりだと思いますが、それぞれの魂が抱えているものが異なるゆえに、着地する星も違うのです。着地する星は魂が選択するのですが、往々にして間違った選択をしてしまいます。つまり、「まとわりついているもの」が邪魔をするのがこの時なのです。

   たとえで説明すると、
   東京から大阪に旅行することを大勢の人々が決めたとします。それぞれが目的に合わせて行く手段を決めることができます。その場合、超特急のぞみに乗る人もいれば各駅停車に乗る人もいますが、のぞみに乗る人を良い人、各停を利用する人を悪い人と言うでしょうか? また終着の大阪駅に近い駅を良い駅、出発の東京駅に近い駅を悪い駅と言うでしょうか? 手段はそれぞれで、選んだその手段が本当に目的に対して良い手段であったか、そうでなかったかどうかは、本人の「気づき」以外には誰にもわかりません。

   ところが大阪に行くつもりでいながら青森行きに乗った人は、そうすることになった原因が何であったかによっては結果が非常に複雑になりますが、最終的にはいずれ東京駅に引き返すことになるでしょう。しかしこれも、本人が気づいた場合にのみ可能です。

   この「たとえ」のように私たちは、本来帰るべき目的地を目指して旅をしているものです。ですからその道中において、それぞれの魂が「不本意ながら持っているもの」によっては、自分の意思で異なった星に生まれることになります。もちろん、各停からのぞみに乗り換えるように、星から星への移動も可能です。

   こうしたプロセスにおいてさまざまな「気づき」があり、間違えて「青森行き」に乗ってしまったことに「気づいた」魂は、再び肉体をまとうことを選択し、3次元の現世に転生して戻り、再び「東京駅」から始める旅立ちの準備をすることになります。それを繰り返すのが「輪廻転生」であり、この地球という星は、そういう役割を持っています。

   ――私は「彼」の姿を再度はっきりと見たわけではない。
      それなのにこんな交信を続けていて良いのだろうか? また私から「彼」に援助してあげられることが何かあるのだろうか?―― そんなことを考えていると間もなく、身体がジンジンしてきた、交信だ。何の知らせだろう?

   単純な表現をすれば、私のことを「思い出して」もらえれば良いのです。
   1日に1回でも、1ヶ月に1回でも、「思って」いただく時間は一瞬でも、頭をよぎるだけでも良いのです。しかしその「思い」は電波のように瞬時に私に伝わり、私の活動の源になります。私もかつて地球における現世において、「旅立った」両親のことを思い出すこともなく過ごした者です。こちらの次元に来てわかったことですが、この「思い出す」という単純なことがなかなか続けられないのです。

   そこで地球の現世では、太古よりあらゆる宗教が、この目的のために祭祀(さいし)というものを考え出しました。しかしその祭祀がイベントとなり、それを職業とする専門家などがいろいろと生まれ、その行事にまつわる商品などが作り出され、単なる形の上に新たな形が乗せられてきました。その結果、本来の目的であった「旅立った魂である霊」を思い出して、現世からの「想いを送る」という一番大切なことが隅に追いやられて、「祭祀」という「形式」だけが独り歩きを始めるようになったのです。

   花や供え物を「お供え」してどれだけ立派な祭祀が行なわれたとしても、旅立った「魂」へ「想いを送る」という目的が欠けていては、私たちにとっては何の意味もない現世の「イベント」に過ぎません。それよりも食事の最中でも、散歩の途中でも、寝床の中でも、一瞬でも「思い出して」もらうことが、私たちにとっては最大の供養を受けることなのです。散歩の途中一輪の花が目に止まり、「この花はお爺さんが好きだった」と思った瞬間に、その想いと花の姿はお爺さんに届くのです。

   今、私とあなたはこうして交信を続けていますが、その発端はと言えば、あなたが私のことを思い出してくださったからです。私との交信があなたの「役に立っている」なら、それは嬉しいことです。しかしだからと言って、あなたが私に一方的に感謝して下さる必要はありません。私もあなたから「思い」を送ってもらい、とても助けられているので「あいこ」なのです。私に対してはどうか気にせず、思いのままに過ごしてください。義務感を持たず、「自然に、自由に」思いを送ってください。そのとき、あなたと私は一体化しており、つまり通じており、双方の「信じあい」が生まれています。

   このことは私だけにお願いしているのではありません。
   それはあなた方の縁のある地縁、血縁だけではなく、その他思い出すことのできるすべての人々にも、また私と同じようにあなたに「取り付いて、利用して」、あなたのエネルギーに助けられて旅立った者たちのためにもお願いしているのです。

   あなた方の現世の宗教のほとんどが、教義としての愛や感謝、祈りなど、さまざまな効率のために条件を作り出しています。しかしこうしたことにこだわり、囚われ、行き詰っていたのでは、立ち往生するばかりでどこにも行くことは出来ません。一生求め続けて理解できないものを追いかけるのは、悲劇と言うしかありません。ふっと思い出すことで、次に何かが始まります。そうです、大切なのは「気づき」なのです。「気づき」こそが、あなたの意識に新たな動きを生み出すのです。

   愛とか感謝、祈りなどの言葉を聞くと、多くの人々はすぐにそれがどういうものかに想像を巡らせます。そして、あの人の愛はこの程度、私のほうが愛が深いとか、彼の感謝はまだ十分ではない、彼女の祈りは実行が伴わないなどと、自分と他人、あるいは人と人を比較したりします。そのような比較はお互いを傷つけることになります。愛や感謝、祈りといったものは、「気づき」のプロセスにおいて自然に生まれてくるものなのです。それは気づいた時点で行なえば良いことで、それをスタートから無理やりに準備する必要はありません。何でも自然でないものが身につくことはないのです。



             book 「気づき体験記」 佐々木正禮 著 たま出版

                                                          抜粋
   

必要な人には必要な時に、必要なだけの導きがある

   今朝の交信は、いつものように午前2時に始まった。

   『身体を形作っている細胞はその一つの役目として、外部から受けた刺激を「感覚」として心に伝える機能を持っています。心は細胞によって感じ取った感覚を「感情」に育て、更にその感情を「欲望」というものに組み替えて、生命としての人体の生存を支えています。

   たとえば、「暑い!」という皮膚から受ける感覚が、「暑苦しい、不愉快」という感情を生み出し、それが「涼しい場所に移動したい」という欲望や望みになります。あるいは、何か匂う、香ばしい匂いだ、何だろう・・という感覚が感情になり、「何があるのか見たい、食べてみたい、触ってみたい・・・」、というように欲望や望みになることで、現世の人々の生命活動が維持されています。

   このように肉体の生命活動の最前線を担う細胞は、周囲から何かを感知した瞬間にそれを感情を生み出す心へと託し、細胞の任務は終わります。次にそれを受け取った心は思いのままに、その感覚をあらゆる感情や欲望へと変えることで表現していきます。しかし多くの場合、そのときに人間の心と身体に悲劇が起きるのです。

   つまり細胞が正確に感知した感覚から、それを受け取る心がどのような感情を生み出すかによっては、極端で過激な感情に突き進むことになり、欲望の淵に飛び込むことになれば、肉体の細胞も否応なく引きずり込まれることになります。

   細胞は本来、神の分身なので苦しむことになります。
   その時、細胞にできる唯一の抵抗があり、それが細胞自身の「機能放棄」です。細胞がその役目を放棄した結果として身体に現れる現象が、細胞の老化であり、さらにこの状態が悪化し進行した状態を病気と呼んでいます。

   この意味において、病気、つまり身体の不具合とは、細胞が心に向けて発信している警告とも言えるものです。あなた方が現世で生きるためには、感覚や感情、そして欲望という望みは必要不可欠なものです。しかしながら人体というものは皮肉に出来ています。つまり、必要としている感情や欲望においてこそバランスを崩しやすく出来ており、それらがあり過ぎても、逆に少な過ぎても人体を亡ぼすことにつながります。

   具体的な例で考えてみましょう。
   幼い子供たちは、誕生してからのそのほとんどの時間を、感覚を味わいながら天真爛漫に生きています。そして思春期の青少年たちは、豊かな感情を享受しながら人生を愉しみます。そして多くの成人した人々は、年齢を重ねるごとに欲望を満たすことに突き進み、人生を苦しみに変えていきます。

   現世では子どもや青年、老人の定義がさまざまありますが、私が肉体を離れ、霊になってから言えるそれらの定義とは、感覚を愉しむ人とは、幼児のように健全な細胞の持ち主であるということです。また豊かな感情を享受して周囲に愛を感じさせ、自分も安らぎと喜びの中に暮らす人は、青春を謳歌している若人です。しかし感覚を愉しむこともできず、感情の享受により人生の充実を実現することもできず、欲望の実現に突っ走る人は老化した人です。

   これらは本人の年齢とはまったく関係がありません。
   またこの三つのレベルは、本人がどのように考えようとも、肉体の表現をしているのは細胞なので、誰が見てもそれは一目瞭然にわかることなのです』

   ――私は彼の説明を、自分の聴覚が取り次いでくれる感覚を受け止めながら、これが「感覚を楽しむことなのかなぁ・・・」と頭をかすめた瞬間、突然、彼の語気が変わった。

   『わたしが今説明したことは、人の生き方の善い、悪いを言ったのではありません。
   あなたは十分わかっていると思いますが、念のために付け加えると、以前にも話しましたが、魂という霊はそれぞれの計画において輪廻転生しています。ですから今現世に生きている人々は、それぞれに目的があって生活しています。したがって、一人ひとりの持つ目的と生き方を第三者があれこれ言う資格や必要はないのです。

   現世で、社会生活や家庭生活において、揉め事や対立が多く起きていることの原因はまさにこのことであり、他人の生き方に干渉しないという一線を超えてしまった結果、第三者が感覚や感情、そして欲望についての「こうあるべき」という自分の画一論を押し付けて、振り回し過ぎていることにあるのです。

   もう一つ、蛇足ながらお話しておきます。
   それは現世での精神世界の探求ブームのことです。多くの人々が先を競って「突進している」光景がありますが、こちらの世界から見ていると、「非常に危ない冷や汗もの」が見え隠れしています。それは軽い気持ちで「ちょっと寄ってみる」とか、好奇心から「あーおもしろかった」というようなものでも、あなた方が肉体を離れて霊になったときその旅路において、その経験のために、思いもよらず「遠回り」を強いられることになる場合があるということです。

   この二つをあなた方の行動の参考にしてください。
   一般的に、追い求めて得た結果というものはすべて間違いと言えます。反対に捨てても捨てても捨てきれず、どうしようもなく残ったものが本当の結果です。特に精神世界の探求においては、必要な人には必要な時に、必要なだけの導きの風が吹くものなのです。現世で古くから伝えられている「触らぬ神に祟りなし」と教えているのも、こうした意味だと思われます。

   魂である霊は細胞を持ってはいません。
   ですから当然、人体的な感覚や感情、欲望といったものは一切ありません。しかしこのことは霊の進化ということにおいては、自分を知るチャンスが極端に少なくなるので、成長や学ぶことが困難という厳しさがあります。現世において肉体を持ちながら学び進歩するとは、結局、生活においてお互いの感覚や感情や欲望がぶつかり合い、悩みながら、その中で自分を知っていくところにあるのです。

   それはたとえば、人を憎んでも憎んでも、「結局それで苦しむのは自分なんだ」ということに気づくとき、また人を疑っても疑っても、苦しむのは自分で「疑われている自分」が見えてきたとき、そのとき始めて自分について、また自分の感情や欲望の扱い方がわかってくるのです。

   現世では、感情や欲望を無くすることは決してできません。
   しかしその扱い方がわかれば、一時的に離れて生活することは可能です。その時に「旅立ち」ができる人は幸せです。なぜなら、もし歪んだ感情や欲望を持ったまま「旅立つ」ことになると、こちらの次元ではその扱い方を学ぶ手段は存在しないからです。そのため、歪んだ絡みついた感情や欲望に永久に苦しまねばならなくなります。

   その結果、そのような魂である霊が現世に出没することで、肉体を持った人々を利用して、自分たちの処理されていない感情や欲望を満たそうとするので、多くの人々に迷惑をかけることになります。それか再び、細胞という肉体を持った人間に生まれることを選びます。しかし歪んだ感情と欲望を持つ状態にある魂である霊は、そのようにして生まれ変わったとしても、「前世の何倍ものハンディ」、つまりより増幅された「業」を背負うことになります。これが一般的に言われている「カルマ」です。

   ですから現世を旅立つときは、「細胞とともに生きる」感情と、整理された欲望であることが一番よいのです。これが心の進歩した姿です。それには、むやみに延命せず、あえて生命を縮めるような行為もせず、「自然の法則」に委ねることでしょう。

   これが、「天寿を全うした」人生と言えるのです。』


            book 「気づき体験記」 佐々木 正禮 著 たま出版

                           抜粋

か~ごめ かごめ 籠の中の鳥は 

   ある早朝のことだった。
   窓の外はまだ薄暗く、やっと人の顔が判別できる程度だった。私はベッドのすぐ側に人の気配を感じて目を覚ました。人がいるのだ。それも三人も。どうやって入って来たのだろう? 

   彼らはみな同じ格好をしており、薄黒い作務衣を着ていた。
   一人が私の枕元に立っており、二人はその男の後ろに腰を落として控えている。そして彼らの前には竹を編んで作ったと思われる籠が二つ置いてあった。その大きさはお寺の梵鐘(ぼんしょう)くらいであり、それが二つ並べてあったが、左のものが少し大きいように見えた。

   私がひと通り見渡す頃合いを待っていたかのように、そばに立っていた男が私に向かってはっきりと言った。

   「あなたを迎えに来た」

   私はその瞬間、自分の死を意識し、「お迎え」「死神」と、子どもの頃に年寄りから聞いていたことを思い出した。しかし私は布団に入ったまま、できるだけ冷静に恐怖心を抑え、わざと横柄な態度をとった。それは私の本能的で反射的な態度であった。

   「それはどういう意味だ!」、と聞き返した。
   「あなたはもうこの世には住めないのだ!」、と事務的に男は言った。
   「誰が決めた!」、と問い返しながら、月並みなセリフに冷や汗を感じた。

   「それはあなたがこの世に生まれるときに自分で決めたことだ。
   あなた以外の誰かが決めたのではない」、と彼は静かに答えた。

   「生まれるときのことは知らん!
   私は自分の人生で、一つだけ強烈な意志で決めたことがある。それは私の父親より一日でも長生きすることだ。それまであと五年ある。その日が来たら私から知らせる。だからそれまで延ばしてくれ!」

   「ダメだ!」、命令的な口調で彼は言った。
   「どうしても一人連れて行くのが役目なら、私には二人の兄がいて、長兄はもう直ぐ父が死んだ歳になる。そのうえ最近は病弱で入退院を繰り返しているから、その兄を連れて行ってくれ・・・」

   そう言って、私はハッとした。
   いかに今、自分が死に直面しているとはいえ、これだけ冷徹にスラスラと交渉できる自分とは一体何なのか・・・、と自戒の念に身体が震えた。

   「そんなことはもっての外だ、許されることではない」、と彼は私を諭すように言った。
   私もその自分の発言で反省していたので、今度は矛先を変えて条件を出した。

   「よくわかった、従う。・・・ただ5分だけ待ってくれ、家族に一目会って来る」
   隣の部屋には妻がいたので、ことの成り行きを話し、分散している資産のあり場所や仕事のことを伝えようと思った。また自分が今まで何を目指して生きてきたのかなど、伝えたいことや話したいことが次々に浮かんだ。

   それにしても、この日が来ることは明確なことだったのに、私は何もしていなかった。
   しかも絶体絶命のときに、こんな欲の嵐に巻き込まれるとは・・・。私は反省とも、絶望とも、逃避ともつかない感情の嵐に翻弄されていた。

   「我々は、あなたを次の世に案内するために来たのだ!
   だから喜んでもらうことはあっても、憎まれたり、迷惑がられる筋合いはないのだ! どうしても5分待てと言うのなら、我々は即刻帰る。そして二度とあなたのところに姿を見せることはない。しかしあなたは、5分後か、1年後か、5年後かに必ず次の世に旅立たねばならない。そのときのあなたは1人旅だ。その道中で受ける苦しみは、今旅立つことに比べれば、比較できないほど重く、永く、終わりのない苦しみになるだろう」

   それを聞きながら、私は布団の上に正座していた。
   そして彼の言葉をさぎって、
   「お願いします。すべてお任せします。それで私は今、どうすればよいのですか?」、と殊勝な態度に変っていた。

   「ここに籠が二つある。
   右の籠は我々が持って来たものだ。左の籠は、あなたが生まれてから今日まで入っていたものだ。あなたは自分では自由奔放に生きて来たつもりだろうが、実はこの籠の中にだけいたのだ。! 右側の籠に入ったら、この2人があなたを案内してくれる。しかしどうしてもこの世の生活を続けたいのなら、左側の籠に戻れ! 好きなようにしなさい」

   彼が話し終わると同時に、後ろに控えていた男が2つの籠を横に倒して、籠の底を私の方に向けた。その籠には底がなかった。

   「あっ、底がない! 持ち上げたら落ちるのではありませんか?」
   私は真面目に聞いたが、しかしこの質問をさせた私の無意識は、この世からの旅立ちを、1分でも1秒でも遅らせたい一念
からであることにすぐ気づいた。そして「生きること」への執着の強さを改めて感じた。

   「我々はあなたの魂だけを案内するのだから、身体はここに置いていく。
   魂はどんな場合でも浮き上がるから、心配はいらない。この世の籠は地面に伏せるのだから、底がないのは当然だ」

   この説明は納得できた。
   私の意識を実に多くのことが貫いていった。「死の瞬間には一生の出来事を思い出す」と聞いていたが、遂にそのときが来た・・・と思い、私は右側の籠に近づき、頭から肩の部分までを入れた。不思議なことに、もはや何の感情も浮かんでこなかった。

   そのとき、「ザーッ」と音がして、二人の男が籠を元通りに立て直しながら私の全身にかぶせた。そのとたん、視野が360度パノラマ状に開けたのだ。自分の後ろもよく見えて、空は高く、見渡す限りの大平原だ。それがどこまでも黄金色に輝いている。

   「こういうことなんだ!」、と思わず口にした私は、瞬間子どもの頃の遊びを思い出した。

   か~ごめ かごめ 籠の中の鳥は いついつ出~やる
   月夜の晩に 鶴と亀がすべった~
   後ろの正面だ~れ!

   確かに後ろが見えている、目の前と同じように、右も、左も、上も、下も・・・。
   そして私は、球体の中に浮かんでいる目になっていた。


            旅する魂たちとの不思議な対話 
             book 「気づき体験記」 佐々木正禮 著 たま出版 

日本の「大和魂」が今後の地球を救う

日月神示 黄金の巻 第13帖(524)
 
<宇宙訳>
   「宇宙の法則」は完璧に成り立っています。
   しかし、「違う!」、と思うことがあるのであれば、まず自分の心を振り返りましょう。

   あなたの心は曇ってはいませんか?

   あなたの中に他人を責め、人のせいにしている部分があるとき、「宇宙の法則」や「高次元の存在たち」、そして「神」のことが疎(うと)ましく、恨めしくなるのです。

   「宇宙の法則」に則った思考や行動をしているのであれば、「宇宙や高次元の存在や神」に対して、「感謝」の思いしかないはずなのです。

   あなた方のように肉体を持っている人間がいるからこそ、あなた方の社会が成り立っています。

   ミロクの世界・神の国がもうすぐ生まれますが、それまでは「妬み」や「欲」などのネガティブな波動が行き交うことになります。

   あなた方は昔からしてきたことに執着するので、そこから抜け出すことができません。
   しかし「宇宙の法則」から見る時、その執着は手放したほうがよいのです。

   そのことに3年苦しみ、翻弄されてなお5年苦しみ、7年目になってやっと気がつく人々が多いのです。

   あなた方は仲良く助け合い、力を合わせて前へと進むのです。
   そうやって上へ上と上昇し、そうすることで、この地球という惑星がどんどん栄えていくのです。

   今起きている現象により、あなた方の住む世界が分かれていっており、まず二つに分かれ、三つに分かれていくでしょう。分かれ分かれていっても、結局元に収まる仕組みがよいのです。

   あなた方を祝福します。

   相互に理解することが大切なことで、その理解が良い方向へと導いてくれます。
   理解へと思考し、調和統合していくことで、その結果生まれる事実が素晴らしいものになるのです。

   拝んでいるだけでは、祈っているだけでは、何の解決にもならないのです。
   お互いのために祈ることが大切です。そうする時、そこに理解が生まれます。

   手を合わせ拝むだけでは、あなた方は何も学ばず、何も得るものはありません。
   祈るとは、魂の手、心の手を合わせることなのです。

   心の手とは、左に行こうとする心と、右に行こうとする心を一つに「和合」することなのです。それも悟りなのです。


日月神示 黄金の巻 第2帖(513)
 
<宇宙訳>
   この小さな日本という島国の、小さな大将になったところで、自分自身の成長はほとんどないのです。

   まるで世界観を持っているかのように口だけで述べたところで、魂の視点というものが低いならば、魂のレベルでわかっているとは言えないのです。

   見た目や表面だけ取り繕ってみたところで、宇宙からはお見通しで隠すことはできません。

   魂レベルの視点が高くならないままで、何度生まれ変わってきたところで、再び同じレベルの視点に囚われることになり、再び同じ悩みに翻弄されてそこから脱することができません。

   死んで身体が消滅し、「他界」したと思っているかもしれないが、それはただ単に、あなたが借りていた「身体」が消滅しただけなのです。

   本来の「大和魂」を知ることなく、また生まれ変わって日本に転生したとしても、同じことを繰り返すだけであれば、今回も成長や発展は体験することができないでしょう。

   太陽神と言われていた「カラス」が忌み嫌われるようになったのと同じく、本来の宇宙の本質をわかろうとせず、ただ言い伝えられた伝承だけを信じ、物事の本質を見失っているのが今の社会の現状なのです。

   宇宙の創造主は、エネルギー体であり、魂なのです。

   宇宙は、「宇宙の法則」ですべてが動いており、それが本質なのです。

   自分の生活で「宇宙の法則」を実行してみましょう。
   頭を使って、宇宙の創造主とつながり、メッセージを聴いてみましょう。

   つまり、自分の本質とつながることが、宇宙の創造主とつながるに等しいのです。
   自分で実行してみましょう。

   そうすることで「宇宙の法則」が魂で理解でき、自分の中に「小宇宙」が存在し、自分の本質は「宇宙の創造主」とつながっていることが腑に落ちるでしょう。

   今までの日本の宗教は、日本という小さな島国だけの宗教だったのです。
   しかし今後は、「地球」や「世界」と共有するのです。遠い歴史をたどっていくと、日本人と「世界」「地球」とのつながりがわかってくるでしょう。

   その時には、日本人は日本にだけいた民族ではなく、日本だけで発生したものでもないことがわかってくるでしょう。

   一度、小さな島国根性を捨ててみましょう。

   そしてこの地球レベルにおける視点に切り替えてみましょう。
   そうすることで、「地球」「世界」の視点でどれほど日本の文化が大切なのかが、自然と見えてくるでしょう。

   それは、小さな日本だけの視点で見えてくるものではなく、「世界」「地球」レベルの視点で平和を考えたときにだけ、「日本」がキーワードになっていることがわかってくるでしょう。

   そのことは、地球を支配しようとしている闇の勢力者もよくわかっているのです。

   彼らはそのことをよく分かった上で、あなた方をコントロールし、支配するためにここまで来ているのです。

   ですからあなた方が信じて思い込まされている現実と、「宇宙の法則」との間には、天地がひっくり返るほどの違いがあるのです。

   あなた方の食卓の上にある「食事」から見直してみましょう。
   「食事」とは、生き方そのものであり、文化でもあります。今の日本人のせめて2割の人々でもよいので、そのことに気がついて欲しいものです。

   「食事」を見直すことで、健全な生活や文化というものに気づくでしょう。
   そして気づいたならば、「本来どう生きるべきか!」について自然と見えてくるはずです。
 

    歴史において、あなた方が「闇の勢力」に支配されてきた生活と現実が見えてくるでしょう。

   その時に、「宇宙の愛」と「宇宙の法則」と、「足りない」のではなく「豊かに十分にある」宇宙を知ることになるのです。

   そこでは、競争や闘いは必要ないことが理解できるでしょうし、「愛」と大和魂の意味することがわかってくるでしょう。

   そして、宇宙の創造主の法則の通りに、「愛と光」によって平和へと導かれることでしょう。

   
(アシュタールからのワンポイント・アドバイス
    日本に生まれたあなたの役割を自覚する時が到来しました。
    日本の文化をこの惑星全体に拡大しましょう!)


          book 
「アシュタール×ひふみ神示」 宇咲 愛著 ヒカルランド

                           抜粋   

宇宙的には、すべての宗教が幻想

日月神示 黄金の巻 第23帖(534)
 
<宇宙訳>
   このメッセージは宇宙からのメッセージであり、つまりあなた方を創造したものからです。

   わたしはあなた方の魂というエネルギーを、完全な状態で創造しました。
   このメッセージをよく読み、あなた方の魂を目醒めさせてください。あなた方の魂が思い出す時が、もうすぐそこまで来ています。

   「宇宙の法則」を知り、使いこなすことで、あなた方は「創造者」となれるのです。
   「創造者」、つまり自分の人生を自分で創ることができるのです。
   自分の人生を選択することができるのです。

   そもそもあなた方の本質は、自分が創造者であることを知っており、不可能なことはないことを知っているのです。

   思い出すのです。
   自分が何者なのかを! なぜこの惑星に来たのかを!
   そして、あなたがワクワクして興奮することを選択し、あなたが喜ぶことを実践するのです。

   我慢をする必要はないのです。
   苦行の時代はもう終わりました。

   水は低きに流れます。
   水の流れのように、その流れに抵抗することなく、ゆらゆら、そよそよと流れに沿って、リラックスしてくつろいで人生を歩むのです。

   その流れに背いたところで、あなた自身に何の祝福があるのでしょうか。
   水の流れるがごとく、「宇宙の法則」に則って流れていくのです。

   委ねるのです。
   そうすると、あなたの頭では予想もつかない出来事が起こり、喜びが湧き上がるでしょう。そして宇宙の豊かさを知るでしょう。宇宙の豊かさを思い出すでしょう。

   宇宙からのメッセージをキャッチするためには、人から人へ伝えていくことが必要になります。

   宇宙の広大な豊かさや、愛の法則は、現在のこの惑星とはあまりに違いすぎるために、あなた方に理解できないのは無理もありません。

   しかし理解できないと言って避けていたとしても、あなた方の環境は「宇宙の法則」に則って動いているのです。ふだんのあなた自身がまとう「波動」と「意識」によって宇宙が動いています。

   その時だけ「宇宙の法則」がわかったと思い実践したところで、あなたの内側の「意識」と「波動」が変らなければ、宇宙はこれまで通りのあなたの波動をキャッチして、あなたの未来を導くことになります。

   大事なことは、神に手を合わせて頭を下げることではありません。
   あなたの内側の意識改革が必要なのです。つまりあなたの魂の「波動を上げる」ことが大切なのです。

   宇宙は一瞬一瞬のあなたの波動をキャッチし、その波動であなたの現実の出来事が決まっていくのです。

   外側から見える部分だけ取り繕っても意味がありません。
   あなたを取り巻く宇宙はあなたの内面の波動で動いているので、その波動の真実だけが引き寄せられるのです。

   あなたの外側に原因を求めても答えはありません。
   なぜならすべては、あなたの波動から創り出されているからです。


日月神事 黄金の巻 第16帖(527)
 
<宇宙訳>
   失敗に懲りて、必要以上に用心深くなっている人々にお伝えします。

   「欲」を捨てると見えてくることがたくさんあります。
   真実の「欲」を出しましょう。

   表向きには立派に見える人々が現れ、国を司っていくでしょう。
   しかし彼らの本質は、自分の野心が満たされる間はその座に留まり、困難が起きると無責任な対応をして立ち去っていきます。

   そのような存在たちの役割は、「外面に騙されるな!」ということをあなた方に教えることなのです。彼らの内面は外面と違っており、そのような存在は初めから、ただ見学していればいいのです。

   常に自分にとって有利な方へだけなびいて生きている人は、自己確立ができていない人なので、自分の魂の中に「ネガティブなもの」を生み出してしまいます。

   そして、ミロクの世を創るのは宗教だと思い込んだり、自分の信じている宗教だけが、ミロクの世につながる唯一のものだと信じ込んでいたりします。

   宇宙的には、すべての宗教が幻想です。
   宗教にすがる、何かに依存するその根本は、「欲」をエゴイズムとして生きている結果に他なりません。

   ミロクの世に向かうのは、宗教でも知識でもありません。

   それはただひとえに、あなたが「宇宙の法則」を理解し、実行することによって得た体験だけが、あなたの魂の財産となるのです。

   「宇宙の法則」があなたの本質と融合した時、あなたはその法則に則り、悠々と豊かな人生を歩んでいくことができるでしょう。

   「宇宙の法則」を使いこなせるようになるまでは、意識をそちらに向け、継続していくことが肝要で、その習得ができれば、あなたの人生は素晴らしい豊かさを引き寄せるようになるでしょう。


          book 「アシュタール×ひふみ神示」 宇咲 愛著 ヒカルランド

                          抜粋   

異常で、グロテスクな今の世界にピリオドを打とう

日月神示 光の巻第3帖(399)
 
<宇宙訳>
   政治だけでなく、すべての人々が「宇宙の法則」に則(のっと)って生きるのであれば、「取り上げる」「徴収する」という行為は百害あって一利なしなのです。

   つまり、国を愛している国民が国に対して「捧げる」ということで、その捧げものを受け取るという行為だけが、本来のあるべき政治の姿なのです。

   国民から税金を徴収するということは、あってはならないことなのです。
   何もかも無料であるべきです。

   太陽の光を浴び、自然界の恵みに感謝し、その恩恵を受けて生活していくならば、貨幣などは必要のないものなのです。

   暮らしに困っている人々が安定した生活をすることができるように、サポートしていく方法をとりましょう。

   あなた方の中には「働かざる者食うべからず」ということわざがありますが、それは屁理屈にすぎません。左脳だけで生み出された考え方では、ふさわしい答えを得ることはできないでしょう。

   方法はいくらでもあるのです。
   宇宙とつながり、宇宙の叡智を降ろすなら、たくさんの方法を手にすることができます。「宇宙の法則」に身をゆだねることから、本来の真の政治が始まるのです。

   そうすれば高次元レベルの智慧が湧いて、思いもよらなかった現象が起きて来るでしょう。「宇宙の法則」に沿った政治が行なわれるようになるとそうなります。

   相手に見返りを求めないことです。
   「自分と相手」という二元性、二極性の文化を手放す時、今後における解決の糸口が見つかるでしょう。

   わかりやすく言うと、あなた方の社会にではなく、「宇宙銀行に貯蓄する」というイメージです。すべてはエネルギーなので金銭だけではなく、思いやりや親切心、愛などを「宇宙銀行」に貯蓄することができます。そうすることで3次元的にも豊かさが循環するようになるのです。

   自分が送り出したエネルギーは循環して戻ってきます。
   エネルギーを循環させるという視点で行動してみるとよいでしょう。

   政治も同じです。
   宇宙の豊かさに信頼し、国民に分け与えていくという政治を実践することです。

   まず国民に「愛」を注ぎ、与えていくと、国民の心が安定して「愛」を思い出し、愛を思い出した国民は国に感謝し、国のために喜んで働くようになるでしょう。

   「分け与える」という行為は「宇宙の法則」に則ることなので、自然にエネルギーの循環が起こり、国民は喜んで働き、働かない人は自然にいなくなるでしょう。

   肉体を持つすべての人々の中に「小宇宙」があり、その中に「創造主」が存在します。
   あなた方は徐々に、「創造主が存在する心」を思い出すようになるでしょう。

   政治が国民に愛を注ぎ続けることによって、国民は本来の「宇宙につながっている自分」を思い出し、自分を取り戻すようになります。

   政治が国民から、取り上げよう! 吸い取ろう! とすると、「宇宙の法則」「鏡の法則」にあるように、国民もそれに反応し、否定的なエネルギーが現れてきます。

   現在の政治を見ていると、この構造がよく理解できると思います。
   左脳だけで仕切る「損得勘定」を捨て去りましょう。

   相手を疑う気持ちが相手に伝わり、相手のネガティブな部分が引き出されるのです。
   しかし相手を信頼するなら逆に愛が相手に伝わり、双方に愛のエネルギーが循環するのです。

   本来、この惑星の人々は「創造主」と繋がった存在であり、一人ひとりが「小宇宙の創造主」でもあるということを覚えておいてください。


日月神示 光の巻 第4帖(400)
 
<宇宙訳>
   日の出や日の入りなど、太陽や月の満ち欠けを感じ、自然の波動に意識を向け、太陽や月からエネルギーを取り入れた生活をすることで、感謝の心が自然によみがえってきます。しかし宇宙の視点ではこの世界はパラレルワールド、つまり多次元構造の世界
になっています。

   宇宙には時間という「時空」はありません。
   ですから地球でいう時空の次元を超えた、並行世界が存在しています。

   つまり、あなた方は自分自身の意識レベルによって、どの世界に存在するかを決めることができるのです。それはあなた自身の波動が決定します。

   あなた自身の意識の中に「犯罪」というものが存在しなくなれば、あなたの住む世界からは「犯罪」というものがなくなります。

   それは、「犯罪のない世界」、という「考え」や「意識」のことではありません。
   「犯罪のない世界を・・・」と思っても、あなたの脳裏ではすでに「犯罪」という言葉が言語化して存在しています。

   つまり、あなたの中に「犯罪がない」とは、あなたの意識のどこにも「犯罪」という文字が存在しない状態のことです。

   あなたの意識が一瞬でも、人を疑ったり、不安や恐怖を感じたのであれば、一瞬のうちにその世界が実現します。あなたは自分の持つ意識によって、あなた自身が「犯罪」の存在する世界へと入り込むのです。

   あなたの心が穏やかで良い波動を発していると、あなたの家族も調和し、あなた方は素晴らしい波動を発する家族になります。

   一つ一つの家族が調和したよい波動を発すると、国全体も素晴らしい国になっていくというのが、「宇宙の法則」なのです。

   国を司る政治も同様に考えることです。
   まずリスクありきではなく、人々を信用するところから始める意識が大切なのです。国民を子ども扱いする認識であれば、国民もそのように幼い子どものレベルへと落ちていくのです。

   あなた方の地球という惑星は、宇宙の一部です。
   あなた方の惑星も、「宇宙の法則」によって動いています。宇宙から地球を見ると、あなた方の世界には膨大な規制があり、あなた方は多くの規制をつくることで自分たちの首を絞めている様子がよくわかります。

   現在の世界の仕組みは、一部のエゴに支配された存在たちにより、意図的に操作されている世界なのです。彼らが、この惑星の人々を少しずつコントロールしながら、自分たちの望みに従って仕切っています。

   あなた方はその結果、「自分には能力がない」「自分には何もできない」と信じるように、そうした思いを少しずつ刷り込まれながら、コントロールされた生活をしています。

   幻想の世界を「幻想の世界」と見破り、宇宙の法則に則って生きることが、ミロクの世を創ることになると理解することが必要です。今このときに「宇宙の法則」を知り、宇宙の視点で意識を転換するならば、すべての人々が宇宙の豊かさを
体験し、愛と光のミロクの世を迎えることができます。

   あなた方肉体を持った人間が、本来持つ能力とはかけ離れた現実が近づいて来ています。一部のエゴに支配された存在が、自分たちのエゴを満たすために作り上げた世界の仕組みのために、いかに多くの人々が犠牲になっているかということに、もうそろそろ気づいてもいいころです。

   あなた方がこれまで自然災害と思ってきたことのほとんどは、実は仕組まれた「人災」であったりするのです。

   一部のエゴに支配された存在の、エゴを満たすためだけに作られた世界に「ピリオド」を打ち、全人類が等しく、宇宙の豊かさを受け取れるような正常な世界に戻りましょう。


          book 「アシュタール×ひふみ神示」 宇咲 愛著 ヒカルランド

                          抜粋

思い・ことば・行ないが一致する時、宇宙とつながる

日月神事 白銀の巻 第2帖(613)
 
<宇宙訳>
   わかりやすく言うと、宇宙は「真実」と「愛」で現象が起きています。
   しかしこの惑星の人々は、現れた現象を見て真実を読み、悟ることが困難のようです。噛み砕いて言うと、「愛には真実が隠されており、真実には愛が隠されている」ということです。そして、その奥に「空」が存在します。

   あなた方の親は父と母に区別されていますが、母が表面に現れている時にはその奥に父が存在しており、父が表面に現れている時には、母がその奥に潜んで存在しているものなのです。しかしどちらも親であることに違いはないし、父なり母なりが表面的に現れているだけなのです。

   時代の流れと時の変化により、宇宙からのメッセージも変化します。
   宇宙からのメッセージは、この惑星の人々がどれだけ受け入れることができるかによって、場とタイミングを見究め、その時その時代に人々が理解できるように準備され、伝えられているのです。しかしながら、すでに最終段階に来ています。そろそろ「空」の概念や「真髄」を理解してほしいものです。

   この惑星では、「男性」は「強い子」になるように、「泣いてはいけない」と育てられます。
   しかし男性の魂の本来の姿は、女性らしく、優しく、とても繊細で、魂が柔らかくできているのが男性なのです。

   そして女性は、「優しい子」に、「細やかな気配り」ができるようにと育てられます。
   しかし女性の魂の本来の姿は、男性らしく、とても豪快で、芯がしっかりしていて強いのです。

   この惑星の人々の目に「愛」として映っているものの多くは、「外に求める愛」です。
   つまり「自分が愛して欲しいから愛する愛」であって、同じく「相手に求める愛」です。

   また多くの人々の目に映る真実も、「外に求める真実」であり「相手に求める真実」です。つまりそれらは、すべてが外側に存在するものです。

   しかし本当は、自分の内から湧き上がるものこそが、宇宙の視点から言うところの「愛と真実」なのです。


日月神示 黄金の巻 第66帖(577

 
<宇宙訳>
   自分自身を客観的に見るようにし始めると、進むべき道が見えるようになり、目醒めて悟ると、自分の進む道が理解できるようになり、正すべきところは正していくことを実践する
と、道が開け大きく物事が進んでいくようになります。

   宇宙は豊かであり、愛に溢れています。
   もし自分に苦しみがあるというのなら、それは自分自身が引き寄せているからです。

   飽き飽きするほどいやなことが起きてくるのは、飽き飽きするほどイヤな部分が、自分自身の奥深くに存在するからなのです。

   自分の周りで起きている出来事は、自分が招き寄せているのです。
   他人に、外部に責任があるかのように言う人がいますが、実際は、自分の内部にその要因がないのであれば、自分の内部はその出来事に反応しないのです。引き寄せとはそういうものなのです。

日月神示 黄金の巻 第55帖(566
 <宇宙訳>
   今のような社会ではまとまることができません。
   しかし一見、まとまっているように見せかけていることが非常に多いのです。このまとまりのない社会の仕組みを、光と愛に包まれた平和な世界へと導くためには、この地球という惑星に生まれた自分の役割を思い出した人から、行動に移してくださるように望みます。

   魂では光を察知し、言葉にする内容はまさしく「愛と光」の平和な道ですが、多くの場合ほとんどの人々は行動が伴っていないのです。

   心で思うこと
   言葉に出すこと
   行動すること

   この三つが一致していないと、「宇宙の法則」が適応されることはありません。
   ですから、その人々の口にする内容がとても素晴らしいものでも、「宇宙の法則」は生きられていないので、その人々は自分の人生の創造者とは言えないのです。つまり、偽善者となってしまうのです。

   心で思うことと話すこと、そして行なうことを一致させると、宇宙からのメッセージを正しくキャッチすることができ、自分の人生に役立てていくことができます。

   この地球という惑星に転生しているあなた方は、本来素晴らしい能力を持っています。
   しかしあなた方はそのことを忘れ、その能力にフタをしているのです。今、この文章を読んでいるあなたも人ごとではなく、あなたもそうなのです。

日月神示 黄金の巻 第60帖(571
 <宇宙訳

   この後、この地球という惑星の世界では、はるかな遠い昔の神々を思い出し、宇宙の高次元の存在たちとの融合を目指すことになります。

   苦行などという、「修行が魂を磨く」時代は終わったのです。

   この惑星地球の今の次元であなたの役割を果たすことが、宇宙に存在する「複数存在する高次のあなた自身」とそれを共有することになるのです。

   わたし(創造主)はこの宇宙において、あなた方の魂を「エネルギー体」として、わたしにより近い完璧な状態で誕生させたのです。ですからその完璧な本来の「あなた自身の本質」は、宇宙の空間において今なお同時に存在しています。

   その宇宙にいる自分の本質を思い出すことなく、この惑星での役割を軽視し、現実世界から逃避している人々は、自分がこの惑星に転生した役割を思い出し、しっかり担っていくことが大切です。

   「天国」という表現がありますが、「天国」とはあなたの魂の状態のことを言っているのです。つまり、今ここに存在するあなた自身の波動が、幸せであるかどうかなのです。

   「今、ここに存在するあなた」の波動がすべてを物語っています。
   今のあなたが幸せであるならば、複数存在する別次元にいるあなたの本質も幸せです。それが「天国」なのです。今のあなたが幸せではないのなら、別次元に存在するあなたの本質も、幸せではありません。

   「魂は永遠不滅である」、ということを知っておいてください。


          book 「アシュタール×ひふみ神示」 宇咲 愛著 ヒカルランド

                          抜粋         

 日本人よ、「枠」を外しましょう

日月神示 黄金の巻 第21帖(532)
 
<宇宙訳>
   現在、日本国民の魂が曇っているのがよくわかります。
   今まで信じていたものの「枠」を外してみましょう。それはあなた方自身で創った「枠」なのです。「枠」にはまってしまうと身動きができず、どんどん自分を苦しめるものになります。

   『枠』を外しましょう。

   「枠」とは、今まで正しいと思い込んでいた常識や社会的仕組みのことです。
   本来、あなた方は自分で自分をコントロールすることができます。自分自身で、自分を調整し、コントロールできるようになりましょう。

   あなた方の中に宇宙が存在します。
   それをあなた方の意識にたとえると、顕在意識を通してこの3次元であなたが信じている世界のことであり、あなたの潜在意識こそが宇宙なのです。

   3次元の世界だけで、あるいは宇宙の世界だけでミロクの世につながることはできません。また3次元的なことや、宇宙的なことを別々に行なう中にもミロクの世はありません。つまり、3次元的世界と宇宙的世界観を融合させた新しい世界にこそ、ミロクの世があるのです。

   すべての多様性と、あなた方が感じている善悪の観念、つまり、「善い」「悪い」「正しい」「間違っている」といったすべての事柄を統合し、「愛」で満たしている状態こそが、「宇宙の愛」そのものである創造主に結びつくのです。

   あなた方のこれからの世界は、「宇宙の愛」である創造主に結びつくことが望ましいのです。そうすることで、「創造者」であるあなた方本来が持つ愛の魂の力で進んでいくことができます。

   あなた方が口に入れるものには、すべてエネルギーが宿っています。
   あなた方はエネルギーを感じることができることを思い出し、その感覚、感性を磨きましょう。

   あなたの「創造者」としての本来の側面を前面に押し出して生きてください。
   そうすれば、ミロクの世へとつながる道が開けていくでしょう。

   あなた方を祝福します。


日月神示 秋の巻 第16帖(757)
 
<宇宙訳>
   ミロクの世、つまり新しい世界にするためには「統一」が必要と言われていますが、「統一」とは、赤と白を混ぜて一色にすることではないのです。そこには赤もあれば黄色もあり、青もあるということです。

   みんながそれぞれの個性や役割を持ち合わせながら、一つに括(くく)り、まとまるところに「統一」というものがあります。くくると言っても縛るという意味ではありません。それは磁石が常に北に向くように、すべてが一点に向かうということなのです。これを「公平」といい、「平等」というのです。

   平等という言葉が間違って使われると、一色でなければいけないという思考になります。本質は一色であってはならないのです。


日月神示 光の巻 第3帖
 
<宇宙訳>
   現在の政治は、一部の権力者のエゴによる「貪(むさぼ)る政治」になっています。
   それは互いに競争によって勝ち取っていく、つまり男性社会です。しかし今後目指すべきは、宇宙の法則に則(のっと)り、宇宙の叡智を受けて行なう政治です。

   そこでは「宇宙の愛」を基調として運営されます。
   「宇宙の愛」とは、「宇宙的規模で感じられる愛」のことです。

   そのためには、女神(めがみ)性の目覚めが必要になります。
   女神性とは神聖なる部分であり、宇宙的な規模の愛にあふれる女神性には、「ゆだねる」という性質があります。

   宇宙にゆだねることのできる女性は、母体となる際に「宇宙規模の愛」を感じることができるので、「宇宙規模の包容力」が生まれます。つまり、宇宙に委ねることができて初めて、宇宙の叡智を降ろすことが可能になるのです。

   宇宙に委ねることで、創造主の波動と共鳴することができ、その考えがインスピレーションとしてわかるようになってきます。女神性に目覚めると、創造主からのメッセージが自然に口をついて出てくるようになるので、それを得るために場の浄化や儀式などを行なう必要はなくなります。それはあなたの中に創造主が存在しているかのような状態なのです。

   そして女神(めがみ)性は、女性だけでなく、男性の中にも存在します。
   男性が宇宙に委ねる時にも、この女神(めがみ)性の目醒めが必要になります。男性が自分の脳の思考に頼る時代は、終焉を迎えました。

   今や人間の脳をアンテナとして活用する時代が到来したのです。
   そんな女神性に目醒めた男女が集まり、「輪」となり「和」となることでそこにエネルギーが生まれ、そのエネルギーは徐々に広がり循環していき、回転するようになります。

   そのエネルギーはやがて螺旋状にスパイラルアップし、その「環」の中心には、宇宙エネルギーが生まれるようになるでしょう。あなた方はこの宇宙エネルギーや叡智を用いて政治を行なっていくのです。

   現在のような、エゴや私利私欲に動かされているような政治をしていては、この惑星を平和へと導くことは困難でしょう。「宇宙の法則」から見れば、それは当然の結果です。

   宇宙は驚くほど豊かで、宇宙には溢れんばかりの豊かさがあります。
   すべての存在にいき渡ってあり余る十分な豊かさがあるのです。

   この惑星に住む人々がそれに気づき、行動を起こすなら、人々の望むどんなことも可能になるでしょう。この宇宙の豊かさに気づき、あなた方がお互いに分け合う行動をとる時、それこそが一人ひとりに豊かさを招くことになり、この日本もどんどん栄えていくきっかけとなるでしょう。

   本来、日本が持っていた調和を取り戻すことができれば、「宇宙の法則」に則った生活をすることができます。豊かな宇宙のサポートを受けて、この地球という惑星がますます繁栄し、ミロクの世となっていくのです。

   「宇宙の法則」をあなた方が知ると、それはいとも簡単な道理なのです。

日月神示 黄金の巻 第10帖(521
 <宇宙訳>
   もう「嘘をついて生きていくこと」は終わりました。
   すべての「嘘」はこれまでの社会に、すべてのことに顕在化してきています。

   あなた方も同じです。
   自分に嘘をつかないようになさい。そして事実ではないことを、さも事実であるかのように伝えないことです。

   目醒めた人々は、「嘘を見破る鏡」を持っています。
   つまり目醒めると「鏡」が持てるのです。嘘を言った本人は誰も知らないと思っていても、鏡を通して見ている人々には、真実が見えているのです。

   すべてのことにおいて、「嘘を言う」という心を捨ててしまいましょう。
   そのように早く決心して心を入れ替えたほうが、あなた自身の天命を生きることができるのです。

   世界中の目醒めた人々が、「真実を見通せる鏡」を持っています。

   肉体を持つ人間は、限りなく成長し、意識を拡大させていきます。
   ですからこれで完了ということはないのです。

   あなた方が生きている3次元の世界は、「幻覚」の世界です。
   しかし今、「幻覚」の世界は終焉を迎えようとしています。「幻覚」、「投影」の世が終了し、「真実」、「誠」の世の中となるのです。つまり、「善」、「悪」という二元性の世界が終了し、調和と統合の世界が始まります。


          book 「アシュタール×ひふみ神示」 宇咲 愛著 ヒカルランド

                          抜粋   

   
      

人と違っていい、やりたいことを何でも始めよう

日本人とは「日本方言を話す人」のことである
  
 日本人のルーツの少なくとも一つが、朝鮮半島にあることは否定できません。
   特に天皇家のルーツは、間違いなく朝鮮半島にあるでしょう。天皇家の古い墳墓がその学術的価値にもかかわらず、未だにほとんど公開されていないのは、公開すれば皇室のルーツが明らかになってしまうからだと言われています。まあ、そこまで踏み込んだ議論をしなくても、日本古来の文化とされるものの多くが、大陸からの渡来人がもたらしたものに起源を発することは、歴史の授業でもふつうに教えられていることです。

   ついでに言うと、人種的に「日本人」を定義するのは論外です。
   いくら念入りに遺伝子を調べても、日本人はモンゴル人とまったく変らないし、もちろん韓国人や中国人ともそれほど変りはないでしょう。人種に注目した瞬間に、日本人というカテゴリーは存在しないことになってしまいます。そこで注目すべきなのが、言語なのです。

   第1章で述べたように、ちょっとした地理的障壁があるだけで方言は生まれます。
   日本列島の中にも、数え切れないほどの方言が存在しています。そして島国である日本は、海によって他国と隔てられていますが、そのことは、日本列島内にある山河や小さな海峡といった障害とは比べものにならないほど大きいものです。したがって、日本列島で話されている方言=日本語こそが、日本人を定義づけるためのもっとも明確な指標となるのです。日本人は、まず何よりも「日本方言を話す人と定義づけられるべきなのです。


日本人とは「日本で義務教育を受けた人」のことである
   
日本人を定義づけるもう一つの指標は、教育です。
   私の知人のラスベガス生まれのアメリカ人は、両親はどちらもアメリカ人ですが、幼いころから日本で育ち、日本の義務教育を受けました。その彼女のものの考え方は、「日本人の普通の女の子」そのものです。英語はネイティブに話しますが、「アメリカ人っぽい」と感じさせられる要素は容姿を除けばあまりありません。

   先に述べましたが、義務教育は愛国心の洗脳のために使われていると説明しました。
   まだ小さい子どもの脳に与えられる義務教育は、愛国心だけでなく、共同体の価値感を非常に効率的に刷り込むことが可能です。それだけでなく日本の義務教育を受けた子どもは、さらに日本のマスメディアにも幼少期から接しているはずです。ですから義務教育とメディアという、「国民」意識を育てる二つのシステムに囲まれて育っているのです。たとえ日本国民という概念が幻想だとしても、幼い頃から一定の刷り込みを受けて育った人々は、共通の精神構造を持つようになります。

   つまり日本の義務教育を受けた人々は、一つのカテゴリーとしてほかとは区別してもいいでしょう。日本人を意義づける第二の要素は、「日本で義務教育を受けた人」ということになります。したがってもしも「日本人をつくっているのは誰か」と問うならば、答えは「学習指導要領など、義務教育のカリキュラムをつくっている人」となるでしょう。つまりは文部科学省の役人です。それと日本のマスメディアで、とくにテレビの番組編成を考えているテレビ局幹部も加わっています。しかしながら彼らにはその意識はないでしょう。そしてその背後には、彼らをコントロールしている大手広告代理店もいます。

   本書の冒頭で述べたように、大震災でライフラインが寸断されても、暴動はおろかスーパーの棚からパンを取ってくることさえ出来ない日本人をつくっているのも、文科省が考案したカリキュラムというわけです。そう考えると、近年、授業中に子どもたちが教師の言うことを聞かず、勝手な行動をとる傾向を、「授業崩壊」などといって大げさに問題にして騒ぎ立てているのもうなずけます。つまり、自分だけの意思で勝手に動かない、上の人の指示には必ず従う、周囲に迷惑をかけない・・・といった、大人しい日本人の育成にこれまでずっと成功してきた実績からすると、勝手に動き回る子どもが多数派になってしまうのは、管理する側にとっては一大事のはずです。それはおそらく、彼らが作り上げた義務教育の根幹を揺るがす事態なはずです。


それでも「日本」にこだわりますか?
   
つまり「日本人」とは、①日本方言を話す人、②日本で義務教育を受けた人、ということで、極限すればこの二つにすぎません。これを読んでいるあなたは、高確率で「日本人」でしょう。ではこの定義の上に立って、ほかの日本人に対してどれほど連帯感がわくでしょうか?同じ方言を話し、同じ教育を受けているわけですから、要するに同郷の同窓の友人のようなものです。たしかに親しみは湧くにしても、それだけのことではないでしょうか。それをいまどき、出身地や出身校に大人になってまでこだわるのはナンセンスです。

   以上を踏まえた上で、改めて考えてみてほしいのですが、それでもあなたは「日本」あるいは「日本人」という枠組みにこだわりますか?

   海外で事故が起きると、日本のニュースでは必ず真っ先に「日本人の安否」を伝えます。これは言外に「日本人意外の命はどうでもいい」と言っているも同然です。私に言わせれば、差別以外の何ものでもありません。2011年の8月にアメリカで、ハリケーン「アイリーン」が東海岸を襲い、甚大な被害をもたらしました。ところが日本ではほとんど報道されなかった。報道しても視聴率が取れないからでしょう。つい数ヶ月前に大震災に見舞われた日本人であるのに、なぜ同じく自然災害に見舞われている他国の状況に目を向けなかったのでしょうか。

   国民国家に成りたての明治時代なら、「日本」にこだわることに意味はあったでしょう。
   それはナショナリズム的な意味においてです。ですから列強国に金銀を持ち去られないように、日本国内に資本を蓄積するのは、日本人が豊かになるためには必要なことであったと思います。また敗戦後の焼け跡から立ち上がるために、「日本人」として団結することにも意味はあったでしょう。だからこそ吉田茂首相は、「日本は独立を取り戻した」と解釈できる「優しいウソ」をあえてついたのだとも考えられます。

   しかしとうの昔に日本は、世界でももっとも豊かな国の一つになっています。
   にもかかわらず、相変わらず、「日本」という枠の中で利害を考えているのは、あまりにも視野が狭すぎるのではないでしょうか。ネット右翼の若者たちのように、無力感を埋め合わせるために、「愛国」という杖にすがる人々がいるのは仕方がないことでしょう。人は誰しも、心が弱くなることがあるからです。しかし大人になっても、こうした幼稚な遊びに夢中になっているのは、やはりまずいと思うのです。


とにかく「やりたいことをやる」覚悟
   
それより何よりも、「日本」あるいは「日本人」という枠組みは、日本人のためにならないのです。つまり日本らしく、日本人らしくあることは、結局、これまでの儒教的なものの上に築かれた心理的支配構造を受け入れることであり、自分の可能性を狭めることであることは、本書において繰り返し見てきたとおりです。では、日本人はどう変ればいいのでしょうか? どうやって「日本」や「日本人」といった枠組みから飛び出せばいいのでしょうか?

   具体的な方策については後に提案したいと思いますが、まずは、「とにかくやりたいことをやれ」のひと言に尽きます。日本の社会はあまりにも強い儒教洗脳と、よくできたパノプティコン(全体監視システム)社会であり、それがこれまで徹底的に個人の行動を縛り付けてきたと同時に、ピラミッド型の社会構造は、個人の可能性を阻害してきました。言ってみれば、日本人はずっと手足を縛られたまま生きてきたようなものなのです。

   それでもなお、日本は世界有数の富裕国になったのですから、もしも日本人が自由に動けるようになれば、さらなる飛躍が可能になるはずなのです。だからまずは、「とにかくやりたいことをやれ」、そう呼びかけたいのです。「やりたいことをやれ」と言ったところで、元が大人しい日本人のこと、社会が無法状態になる心配はないでしょう。

   これまで窮屈な社会秩序を維持してきた日本人は、その分、集団で統率の利いた行動をとることができた。明治の殖産興業にしても、戦後の「傾斜生産方式」にしても、政府が音頭をとり、各業界が強調して動くことによって成功したのです。しかしすでに、この方法は行き詰っています。なぜなら日本人は経済力は健在でありながら、すっかり活力を失ってしまっているではありませんか。豊かになった日本人は、もはや奴隷のまま喜んで働くことはできません。個人の可能性を潰され続けることにも、もう耐えられなくなっています。

   それならば私たちは、一人ひとりがやりたいことをやる社会に一歩を踏み出すしかないのです。


             book 「日本」を捨てよ 苫米地英人著 PHP新書


                          抜粋

日本人は対等な人としての平等意識を養わねばならない

   ディベートとは、議論や討論をすることで、二手に分かれてある論題について、どちらが妥当かの結論を出すことを言います。競技としてのディベートでは、いわゆる見た目で感じられる要素などはいっさい考慮されず、たとえば感情をこめた話し方であるとか、表情や態度、印象などの、テレビ討論やスピーチ大会で重視されるような要素はいっさい考慮されません。必要なことは内容であるので、そのためにはこうした要素は意思決定においてはノイズ(雑音)でしかないからです。

   企業の意思決定にかぎらず、国会で議論が交わされるのも、裁判で原告と被告に分かれて主張や立証を争うのも、すべてディベートです。そうすることによって、より確からしい結論にたどりつける可能性があるからです。民主主義がまともに機能するのは、こうしたディベートがしっかり実践されている場合だけです。それを、いわゆる多数決による議決だけで意思決定が行なわれているとしたら、そこでは民主主義は単なる「多数派による独裁」でしかありません。

   国会であれ、裁判であれ、株主総会であれ、議決にいたるまでに十分なディベートが行なわれ、十分な情報が議論において提示されるからこそ、妥当な判断が可能になるのです。しかしもし、このような意思決定の場に「情状酌量」が持ち込まれたらどうなるでしょうか。

   「Aの案を提示した社員はさえない中年男だったが、B案は美人の女性社員だった。
   だからB案を指示しよう」
   「あいつはネクタイも曲がってるし、服装もだらしないし、そういうヤツの言うことは信用できない」
   「彼は同じ大学の後輩だし、子どもも同じ小学校に通っているから賛成してやろう」

   このような感じで議論の内容以外の要素が判断材料として働くようになると、それはもう議論ではなくまともなディベートは望めません。「情状酌量」によって、対立する側の立場の対等性が保たれないのであれば、十分な発言の機会が与えられない、あるいは与えられるといった不公平が生まれます。そうなると議論の場には偏った情報しか提供されないことになり、判断はより偏っていくことになる。

   結局、「情状酌量」を持ち込むと、意思決定をする機関は妥当な解決から遠ざかることになります。これこそが問題解決能力が低い、つまり端的にいえば「無能」なのです。どんなに理を尽くしても受け入れられず、それとは別の要素で意思決定が行なわれることが続けば、合理的な人ほどエフィカシー(自分の能力に対する自信)が低下するのは無理もありません。つまり日本の企業や裁判所は、「情状酌量」で判断する組織なので、民主主義の根本を否定していると言えます。

   前章で、日本人を奴隷化した元凶の一つであると断罪した儒教思想ですが、そのもっとも重要な教訓は、言うまでもなく、孔子の言行を記録した『論語』です。その中に、
「巧言令色鮮(すくな)し仁」という、有名なフレーズがあります。この意味は一般的に、「弁舌が巧みで、愛想よく取り繕(つくろ)った顔をする者には、人としてもっとも重要な徳目である”仁”が欠けていることが多い」という意味に解釈されています。

   この「巧言令色鮮し仁」こそ、日本の「情状酌量文化」に、きわめて大きな悪影響を及ぼした考え方だと私は思っています。一見すると「巧言令色」のいう批判は、上面に騙されるなという意味にも取れるので、むしろ「情状酌量」を否定しているように思えるかもしれません。しかしここで否定されているのは、詭弁や屁理屈ではなく、あくまでも巧みな弁舌です。この否定は議論やスキルの否定と同じであり、つまりは、孔子はディベートを否定しているのです。「ディベートの上手いヤツは、愛想を振りまくヤツと同じく信用できない」。これが孔子の考え方です。

   そして今でも日本では、男は寡黙なほうがカッコいいとされる傾向がありますが、元はといえばこのフレーズに由来しているのです。ディベートが機能せず、「情状酌量」がまかり通る日本的風土の原点は、またしても儒教思想だったわけです。また「巧言令色」を否定する一方で、儒教思想が重視する「仁」という徳目は何かといえば、これも大いに問題があると言わざるをえない。

   「仁」はふつう「思いやり」と訳されます。
   自分を律しつつも、他者を思いやる気持ちが「仁」ですが、これだけ聞くと、素晴らしい教えのようにも思えます。しかし儒教の解釈学では、「仁」を構成する要素は「忠」と「恕(じょ)」であるとされており、「忠」は文字通り忠義の忠であり、「恕」は「思いやり」と訳されています。(実際には「恕」は儒教の重要な儀式のことを指している。詳しくは拙著「洗脳論語」(三才ブックス)を参照。

   第1章で見たように、儒教思想は君子による支配を理想的な社会秩序と見ています。
   つまりそれは、エリートを頂点とするピラミッド構造が正しい社会秩序であるとする思想です。ですからそのピラミッド構造を支える原理こそが、まさに上位者に対しては遠慮し、自分に与えられた分際を守る「忠」の原理です。ということになると「仁」とは、人と人との対等な個人の間の「思いやり」ではなく、それは「忠」によるピラミッド構造を前提としたうえでの「恕」(思いやり)であり、これこそが「仁」の正体なのです。

   それは自分と異なる点を持ちながらも、人間として等しく尊厳をもつ他者に対して思いやる、と言う意味での「思いやり」ではありません。むしろそれはピラミッド構造における社会秩序の中で、相手にふさわしい扱いをするということであり、「偉い人は偉い人として尊重し、偉くない人はそれなりに尊重する」、という差別思想的な思いやりでしかないのです。だからこそ「仁」の原理は日本の現代社会においても、上下関係を重視する社会集団と馴染みやすいのです。

   それが、たとえば「仁義」を重んじるやくざの世界です。
   組織内・組織間の序列が何よりも大切であり、地位にふさわしい面子(めんつ)を立て合うことを至上命令としているヤクザ社会は、「仁」なくしては成り立たないのです。

   ここまで見てくると、「巧言令色鮮し仁」の意味はもはや明白でしょう。
   「ディベートという公平な議論を否定する一方で、上下関係を重視し、相手の立場にふさわしい扱いをすることを心がける」。これはひと言で言えば「フェアネス(公正)の否定」にほかなりません。ですから儒教思想は、近代民主主義社会の大原則である「フェアネス」と真っ向から対立するのです。当然、儒教思想に洗脳されて、議論・討論のディベートが機能せず、当たり前のように「情状酌量」が横行する日本社会には、フェアネス(公正さ)は存在しないのです。

   また、日本に公正さが存在しないことを端的に物語るのが、「お客様は神様です」というセリフです。それは本来顧客を大事にする商売の心得として、三波春夫氏が信条として語ったとされますが、三波氏自身は、現在のような意味にとられてしまったことに困惑していたようです。そのどこに問題があるのかというと、客という立場にあるというだけで、正しいとされるところです。つまり、商取引において客という立場にあるだけで、お客の判断や行動は正しいと見なされることです。

   このような弊害を指摘すると、クレーマーのような極端な客の例を想像するかもしれません。つまり客という立場をカサに着て、明らかに無法な要求をサービス側にする人々です。もちろんこうした連中も「お客様は神様」思想が生み出したものですが、実はそこに潜む真の問題は根深く、かつ広範囲に広がるものなのです。商取引の本質は、売買契約や請負契約といった契約です。それは対等な当事者間で行なわれるべきものです。また対等だからこそ互いに尊重し合い、契約を守る努力が果たされるのです。ところが「お客様は神様です」という考えが入り込むと、対等な考えが崩れてしまい、客の側がすべて正しいというのが原則になってしまうので、そこには公正な取引関係はありません。

   不公平で不健全な日本の取引関係を象徴するのが、「接待」と呼ばれる慣習です。
   企業が接待費を潤沢に使えたバブル期には、営業マンは週に数回、当然のように宴席を設けては得意先を接待していました。実際には「客の命令で仕方なく付き合わされている」わけで、接待の場ではセクハラやパワハラも横行しており、それが対等な人間同士であれば決して許されない関係でしょう。バブル崩壊ご、長引く不況で接待は激減しましたが、それで日本の商取引が健全化したかといえば、そうではありません。

   今度はコストダウンのために、客が無理な値引きを要求するようになった。
   売り手側はその要求に応えるために、人員を減らし、残業代ももらわずに倒れる寸前まで働かなければならない。いまどき、会社の上司が部下を「バカ」だの「死ね」だのと罵倒したら、パワハラとして大問題になります。しかしコールセンターにクレームの電話をかけてきた客が対応したオペレーターを罵倒しても、パワハラとは言われません。また飲食店で客が店員を怒鳴りつけても、やはりパワハラにはならない。それはどこかおかしくないですか?

   客がオペレーターや店員を罵倒するのは、客という立場を利用した一種の暴力です。
   上司の立場を利用した部下への罵倒とどこが違うのでしょうか? どちらもパワハラです。にもかかわらず、客だからという理由で免責されるのです。コールセンターのオペレーターが客をパワハラで訴えたという話は聞かないし、パワハラの被害者を支援する弁護士は多いのですが、客からのパワハラに悩む駅員や接客業の人々を支援する弁護団の話は聞いたことがありません。それは訴えがないということではなく、それを取り上げる弁護士がいないということであり、その理由は弱者の味方を標榜する弁護士たちでさえも、「お客様は神様です」というドグマを許容しているからです。

   日本のように、売り手と買い手が対等ではなく、売り手が常に軽視される考え方を放置するのは非常にまずいことです。売り手が蔑(さげす)まれるということは、商売に携わる人が蔑まれるということで、つまり商人差別がまかり通っているのです。これは、何も売らない職業である役人が、日本では一番偉いとされる風潮と表裏一体の関係にあります。これはまさに士農工商の世界です。

   商人差別のもとでは、営業マンや販売員、その他の接客業の人々は、常に不愉快な思いをしながら仕事をすることになるので、当然やる気は失われます。仕事の質も低下し、それを見た若い世代は、商人ではなく役人になったほうが得だと思うようになる。こうしてモノやサービスの売り買いを現場で支える人々の活力が徐々に奪われていくことになり、そしてそれは日本経済を動かすエンジンの一つが衰えていくことにほかなりません。



             book 「日本」を捨てよ 苫米地英人著 PHP新書

                          抜粋

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