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・大きな出来事で頻繁に繰り返されていることは「嘘」「やらせ」と思えばいい

   「もしあなたが十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じるだろう。嘘によって生じる政治的、経済的、軍事的な結果から人々を保護する国家を維持している限り、あなたは嘘が使える。よってそうした国家のためにすべての力を、反対意見の抑圧に用いることは極めて重要なこととなる。なぜなら真実は嘘の不倶戴天(ふぐたいてん)の敵であり、したがって真実はそうした国家の最大の敵だからだ。」
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   これはナチスドイツの宣伝相だったヨーゼフ・ゲッペルスの言葉である。
   その言葉どおりのことが、この世界では幾度となく繰り返されてきた。そしていとも簡単に、「世界」は騙されてきた。だが真実を見抜くのは、そう難しいことではない。「十分に大きな嘘を頻繁に繰り返せば、人々は最後にはその嘘を信じる」というのであれば、十分に大きな出来事でかつ頻繁に繰り返されていることは、まず「嘘」(やらせ)と思えばいいのだ。
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   たしかに、大きな事件で何十人という死傷者が出て、それを1日中テレビのニュースで見聞きしていれば、それを「嘘」とは思わないだろう。悲惨な映像を見て、「かわいそうに」と思考停止し、「こんな事件を起こす犯人を決して許してはならない」という意見を素直に受け入れてしまう。しかしそれはゲッペルスの言うように、大衆操作するための「嘘」かもしれず、大がかりなやらせかもしれないと疑う姿勢があれば、騙されなくなる。
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   「大本営」の発表は「すべて真逆が正しい」。
   そう認識するだけで、かなり正確な情報を得ることができる。嘘に騙されない力を鍛えるためのアドバイスとしては、複数のソース(情報)で比較検討することだ。そうすれば矛盾が見えてくる。また否定的意見、肯定的意見で対立している場合も、「共通」している部分の情報は「事実」かもしれない。これを注意するだけで、ある程度情報を読み取ることができるだろう。

マレーシア航空機事故はアメリカによって引き起こされた

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      そのサンプルとして、まだ記憶に新しい「マレーシア航空機墜落事故」を見てみよう。
   この事故は世間一般的には、2014年3月8日、タイ上空で行方不明となった370便と、同じ年の7月17日、ウクライナ上空で親ロシア派に撃墜された17便の2つの事件だとされている。370便では乗員乗客239名が死亡扱いとなり、17便は乗員乗客298名が死亡したとされる。同じ航空会社で、同じ旅客機、しかも「世界でもっとも安全性が高い」ボーイング777タイプ200Rが、続けて悲惨な事故を起こした。これは航空史上、類を見ない最悪の事件だと言える。
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   だが、世の中にはこれを疑っている人は、そう多くはないだろう。
   しかもこれだけテレビやニュースで取り上げて、世界中が大騒ぎした事件が、「嘘」や「やらせ」であったとは誰も思わないからだ。ゲッペルスの至言どおり、誰も疑わないから「嘘」が成り立つ。そう認識する必要がある。
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   アメリカが仕掛けた「国際謀略」。そう設定してニュースを検証していくと、いろいろなことが見えてくる。(略)今やアメリカは超高性能な軍事衛星を配備しており、それが地球上をくまなく監視している。地上に配備した高性能レーダーは、数百キロ先の小さな小鳥ですら感知できる。だから報道にあったように、航空機の位置や高度を伝える信号(ピン)を何者かが切ったとしても、あれだけ巨大な飛行物体を見失うはずがない。航路はクアラルンプールから北京方向なので、中国の監視網にも必ずひっかかる。実際に墜落したならば、すぐに場所は特定できるはずなのだ。(略)

ノースウッズ作戦の「ウクラウナ」版

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   オペレーション・ノースウッズ「ノースウッズ作戦」の存在が世に知られるようになったのは1997年であり、これは秘密指定が解除された「ケネディ大統領暗殺事件」の中にあった本物の作戦だった。ノースウッズ作戦は、1962年にCIAが当時のキューバ・カストロ政権を打倒しようとした「キューバ計画」だった。だがケネディ大統領はこの計画を許可しなかった。
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   この計画は簡単に言うと、「キューバが民間航空機を、突如、理由もなく撃墜した」という事件をでっち上げることにあった。キューバは北米大陸と中南米大陸を結ぶ航空路の要衝であり、各国の民間航空機が行き交っている。そうなればアメリカ世論は「カストロ政権を打倒せよ!」と軍事行動を政府に要請し、アメリカ政府は堂々とキューバを殲滅(せんめつ)できる。
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   だがここで肝心なことは、あくまでもキューバによって確実に「撃墜」させることにある。そのために綿密に練られた計画が、オペレーション・ノースウッズだったのだ。(略)これを読めば、ウクライナ上空で親ロシア派に「撃墜」されたマレーシア航空17便と、あまりにも符号する点の多いことに驚くだろう。
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   17便の場合、当時、親ロシア派はプーチン大統領を乗せた飛行機が飛行予定で、警戒を厳重にしていたところへ、ウクライナ空軍の輸送機が飛んで来た。そこで対空ミサイルを発射、誤って「撃墜」したという説がある。しかし17便が「ノースウッズ作戦」だったとすれば、17便は自爆したと考えるべきだろう。そして「死体」も実際に乗っていた乗客ではなく、あらかじめ用意された死体だった可能性が高いのだ。ノースウッズ作戦では、同型機2機が必要になる。そうすると、370便が「消失」した理由も見えてくる。
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   ではマレーシア航空機「撃墜事件」計画を整理してみよう。
   まず2014年3月7日、370便がアメリカによって乗っ取られる。ハイジャックされたのか、あるいはもともと乗客全員が工作員と「すり替わっていた」と思われる。そうして370便は予定航路を外れてインド洋へと向かう。その先にはアメリカとイギリスの共同基地「ディエゴガルシア」島がある。そこへ着陸した370便は乗客乗員を降ろす。私の取材源によれば、その後370便は、イスラエルの基地から次にフロリダ(ジェブ・ブッシュの牙城)へ行ったという。そして爆弾を装備して17便が出発するオランダへと飛んだ。
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   なぜマレーシア航空機かというと、実はマレーシア航空の機体をイスラエル企業が買い取り、工作に使ったと言われている。そしてもう一つ重要なことは、1990年代以降、ボーイングをはじめとする旅客機にはすべて、ハイジャック対策として遠隔操縦の装置の設置が義務づけられていることだ。それを開発したのはイスラエルの軍需メーカーで、当然マレーシア370便にも備わっている。つまり、アメリカとイスラエルが、その気になればいつでも旅客機を「乗っ取る」ことができるということである。
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   さて、こうしてオランダで17便に偽装された370便は、本物の搭乗者とすり替わった工作員が乗り込み、17便として予定ルートを飛行することとなる。だが次のような推測も出回っている。ノースウッズ作戦の筋書きどおりだったとすれば、同時に「本物」の17便も別の場所から飛び立ち、軍用機信号を出し(それがウクライナ空軍の輸送機として確認されている)、ウクライナ上空で合流後、今度は信号を入れ替える。つまり本物の17便が民間機信号を出し、370便が空軍機信号を出す。これで一瞬にしてすり替わる。そして事実、墜落寸前の両機の信号が一瞬、途絶したのをロシア当局が発表している。
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   つまり、親ロシア派を挑発してミサイルを発射させ、それを合図に「本物」の17便はあらかじめ積み込んでいた爆弾を使って自爆する。たとえミサイルが外れても、確実に「撃墜」を演出できるという説だ。ただし私としては、17便と370便は最初から同一機だったという情報も得ているので、真偽はわからない。
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   だがここで重要なことは、ウクライナ空軍機への親ロシア派による攻撃は、通常の戦闘行為なので違法性はない。しかし通常の予定ルートを飛行中の民間旅客機への攻撃となれば、国際世論の強い非難を浴びることとなる。そして実際に、ウクライナ情勢は一時アメリカとヨーロッパに傾き、各国がこぞってロシアへの経済制裁を発動した。何よりもロシアの正当性はこれで消失し、プーチンは悪辣な独裁者というイメージをアピールできる。かなり込み入った国際謀略だが、しかしアメリカにとってはそれでも、それをやるだけの価値があったのである。

アメリカは同調しないロシアを悪者にして「封じ込め」たい

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   そもそもウクライナの問題は、ロシアの「封じ込め」にあった。
   地政学的にいうと、旧ソ連の防壁だった東ヨーロッパ諸国のワルシャワ・パクト(ワルシャワ条約機構)が冷戦終結後に解体した。ロシアの最終防衛ラインはこの場合はNATO(北大西洋条約機構)との緩衝地帯はウクライナとなる。もしウクライナが親EU政権になれば、ロシアはすべての防壁を失うことになり、丸裸状態となる。さらに黒海との出入り口であるクリミアも失い、完全に封じ込められてしまうのだ。
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   そして一つ重要なのは、米ソ冷戦後、ウクライナは国際謀略の最前線だったことである。(略)ウクライナを舞台に国際謀略を仕掛けてきたのは、言うまでもなくアメリカであり、第1章で紹介したがナチス・アメリカ、サタニストたちである。北朝鮮や中国への核技術の供与に始まり、アフリカ諸国の内乱内戦、旧ユーゴ内戦などもそうであり、アメリカは混乱に乗じてこれまでも好き放題やってきたのだ。だからウクライナは、アメリカを裏から動かしてきたナチス勢力たちの重要な活動拠点となっていた。
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   さて、そのウクライナでは親ロシア派政権が樹立され、再びロシアとの共同体関係に戻るという機運が高まっていた。実際にエネルギーのほとんどはロシアから供給され、経済的な結びつきは強かった。特にウクライナ東部は、本来ロシア人が多く、再合併を望む国民が少なくなかった。だが再合併となれば、1990年以降、国際謀略の舞台となってきたウクライナの内情が、すべてプーチンに筒抜けとなる。そうなるとチェルノブイリ原発事故(1986年)がただの事故ではなく、彼ら「闇の勢力」によって人為的に引き起こされたテロだったという証拠さえも、プーチンならば見つけ出すかもしれない。
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   しかし言うまでもなく、最大の関心事だったのはアゾフ海で開発されている天然ガスであった。それを奪うことから始まるアメリカの望みである「冷戦」の復活であり、軍事予算の拡大だ。もう分かるだろう。それで仕掛けられた謀略が、ウクライナのクーデターなのだ。選挙で選ばれた政権をクーデターで倒し、勝手にEUへ参加表明したウクライナ「クーデター」政権には正当性はまったくない。だから国際世論は批判的だ。ヨーロッパとアメリカの闇の支配者勢力は、しだいに焦り、国際世論と悪化するウクライナ情勢の起死回生、一発逆転を狙って彼らがでっち上げたのが、マレーシア航空機撃墜「テロ」だったのである。
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   結局、その意味で「2機」のマレーシア航空事故で死亡したとされる計537名は、誰も死亡していない可能性が高い。死体は用意されたものであり、搭乗者はすべて「工作員」であり、「クライシス・アクター」であろう。遺族だとして泣き叫んでいた人たちも同じく、遺族の役を装う「俳優」なのだ。テレビでそれを見て同情し、ロシアへの怒りや憤りを感じた人たちは騙されたのである。
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   だが誰も亡くなっていないから、良心的な「テロ」だということは断じてない。
   なぜならアメリカの闇の支配者は、マレーシア旅客機を撃墜しているからだ。それが2014年12月28日の「3機」目となるマレーシア籍エアアジア8501便(インドネシア企業)が、突如、消息を絶った事件だ。このエアアジア8501便は、本当にアメリカによって撃墜された可能性が高いと言われている。
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   今回のアメリカのウクライナ版ノースウッズ作戦では、マレーシアはアメリカの軍事力や「暴力」による圧力で、渋々、謀略の片棒を担がされた。だがマレーシアのナジブ首相は反発しており、370便がインド洋方面、つまり暗にアメリカ軍基地のある「ディエゴガルシア島」に向かったと暴露した。ナジブ首相は、ノースウッズ作戦の全貌を告白しようとしていたという。その脅しとしてエアアジア8501便を「撃墜」したというのである。
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   この事故では墜落場所や遺体、機体の残骸も見つかっているが、墜落原因は不明であり、飛行機は突如海面に向かって激突したことだけがわかっている。乗客乗員155名がなくなったが、そのうち16名が子どもだった。
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   これが、世界で今起こっている現実であり、アメリカを動かす闇の支配勢力が行なっている謀略の様相である。だがそれも、数多くの謀略のほんの一部分でしかない。
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    『崩壊するアメリカ 巻き込まれる日本』 
                 ベンジャミン・フルフォード著  KKベストセラーズ
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                              抜粋


 連絡方法
 バックナンバーから2014年7月26日の、”「zeraniumの掲示板」について”へ行ってください。
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