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・人生は目的にあふれている

   郵便配達人がケイシーの家に運んで来る手紙はどれもみな、助けを求める悲痛な叫びに満ちていた。彼の晩年には、手紙はアメリカ国内だけでなく、ついに世界中から届くようになっていた。それは南米やカナダ、イギリス、それにヨーロッパの戦場から、太平洋戦争の最前線から、アラスカ、オーストラリアからも届けられた。

   これらの手紙を読むと、心を打たれずにはいられない。彼らの手紙には、人間が遭遇し得るあらゆる悲惨さがつづられていた。そして長年にわたり、そのことごとくにリーディングを与え続けたケイシーの尽力と、彼がこの仕事に骨惜しみしなかったことから彼の人柄がしのばれる。
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   ケイシー亡きいま、彼のその透視を通じて個人的助言を受けることは不可能になったが、似たようなケースに与えられた彼の言葉を検討することで、自分の解決策を見つける助けとなるだろう。人々に与えられた助言では決まって、その苦境の究極の原因は自分の中にあると諭している。リーディングは、それこそが悩める人々の受け入れるべき第一の教訓であることを示している。つまり、すべての問題は結局自分が引き起こしたものであり、自分で償うべきものなのである。
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   不幸や不愉快な体験の経験をするのは、自分自身の中に何か間違ったものがあるという証拠であり、それを思い起こさせるものである――このことが理解されるようになれば、人は自己満足から目が覚めるだろう。周囲の状況や人々を責めるのをやめ、回りを何とか変えようとするのをやめ、自分の心の中に目を向け、どこに自分の欠けたもの、足りないものがあるか、また学ばねばならない教訓があるかを探るようになるだろう。
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   困難が何であろうと――それが孤独や淋しさであれ、相性の悪い夫、妻であれ、知的障害を持った自分の子どもであれ、劣等感であろうと、思うようにならない環境であろうと、それらはすべて自分自身の変革によってのみ事態は変化することを悟らなければならない。つまり、自分の態度を変えることが第一に重要なことなのである。
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   ケイシー・リーディングは一貫して、いわゆる「神」といわれる「宇宙の創造力」「創造的エネルギー」は存在すると主張している。我々の生きる現象世界のあらゆるものは、宇宙の創造的エネルギーの一つの表現である。そして我々はこの中に生きて存在し、そのエネルギーや神性を分かち与えられているゆえに、我々はこれと一つであることを悟る必要がある。ケイシーリーディングに述べられた多くの表現の中から、いくつか拾ってみよう。
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   「人生とは何か。神である創造主のエネルギーはこの物質界に顕現している。なぜなら我々が生きて活動し、存在を保っていられるのは、我々が神の中にいるからである。生命とは、我々が神と呼ぶ宇宙的力であり、エネルギーの物質的あらわれだからである」
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   「人は自らの内にある神とともに行動するか、さもなければ内なる神にさからって行動するかのどちらかである」
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人生は目的にあふれている
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    「人生とは、個人的な意味でも普遍的な意味においても、偶然にもたらされたものではない。人生の最終目的は、自らの神性を自覚しながら生きることであり、内なる神と再び一つになることにある。我々はそのはじめ、創造主である神と一つであった。しかし物質への無知な愛着と差別や傲慢、利己主義などが原因で、そのために神から分離したのである」
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   「人は誰でも偶然に生まれるのではない。
   なぜなら地球は因果の世界であるからだ。地球においては因果律という因果応報が自然の法則として用いられる。それぞれの魂がなぜこの物質世界にやって来るかといえば、自分がここへ入ることになった目的をよりよく知ることができるように、それらの教訓や真理を得るためである」
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   「あなたは太初、神との親しい関係を保っていた。
   だが物質的願望を満たすものばかりを選択したことから、創造主との親しい関わりを失ってしまった。それゆえ、(キリスト教徒の)主(イエス・キリスト)がそうであったように、あなたは何度も何度も地上世界へ入ることになり、あなたの魂が神と一致して親しさを取り戻す存在となるために、「因果応報の法則」を成し遂げるためにやって来るのである。
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人生は連続的なもの
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   「我々が自らの神性を自覚し、内なる神との再融合はすぐには実現しない。
   なぜなら意識の成長、進化は遅々とした歩みでしかなく、そのゆえに完成は永劫の時を通して行われる。究極的な意味では時間というものは存在しないが、だが我々の三次元的な感覚には時間が存在するように感じられる。我々の持つ限界ゆえにそうした時間の理解に従うとき、人生は連続的であることを理解しなければならない」
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   「人は天国や極楽に行くのではない。
   天へ向かって成長するのである。なぜなら人生は肉体を超えて連続しているからだ。そこには停止というものはない。我々はただ進歩するか退歩するかのいずれかなのだ。人はたえず連続して生きるものであり、その意識状態が変化し存在の波動が変わることにより、その様相が変化するだけである」
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   「今日の自らの実体の状態は、何日か前、あるいは何年か前、何万年か前の自らの経験の結果である。なぜなら人生は連続しているからだ。それゆえ今、自らの実体が物質界に現れていようと、そのほかの意識状態に現れていようと、同じことである」
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   「次のことをよく学ぶことである。
   まず人生は連続するということ。時間というものは存在せず、あるのは一つの時間があるだけということ。空間というものもない。一つの空間があるだけだ。そして力というものもない。宇宙のエネルギーである創造主の一つの力が、さまざまなすべての様相に現れているだけである」
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あらゆる人生は宇宙の「因果応報の法則」のもとにある
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   「地上には不変の霊的法則があることを覚えておくことである。
   まず第一に、同類は同類を生み出すということ。人は何であれ、自分が蒔いたものを刈り取るということ。そしてあなたが他人にした扱いをもって、あなたも将来他人から扱われるようになるということ」
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   「この次元に生きることが生のすべてではなく、また死ぬこともすべてではない。
   宇宙全体あるいは中心から眺めれば、生から死が、死から生が誕生する。つまり、あらゆる放射を生じている宇宙の中心にむけて、それぞれの魂が行ったり来たりしているだけの経験に過ぎないからである」
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   「覚えておきなさい。
   あなたがかつて行なったことに、今あなたが出会っているのだ。そして次のことを心に留めて生きなさい。すなわち、たとえほんのわずかであっても宇宙の法則を破ったならば、人はその1片に至るまですべてを償わなければならないということを」
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   「今のあなたが肉体的、精神的、霊的にどのような状態にあろうとも、それはあなたが自分でつくり上げてきたものであり、あなたの成長に必要なものである。けっして自分を憐れんだり、誰かに虐待されたなどと考えてはならない。なぜなら人は自分が蒔いたものを刈り取るからだ。あなたが人を虐待しないのに、他人から虐待されることはない。似たものは似たものを生じさせるのであり、そうでなければ自然に反することになる」
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   「今、あなたがどのような状況にあろうと、それは今のあなたにとってベストである。
   過去の出来事がもっと違うものであったらと、過去を振り返ってはならない。むしろ、今あなたがいるところで心を立ち上がらせ、上を見よ」
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      MANY MANSIONS by Gina Cerminara
    改訂新訳 『転生の秘密』 ジナ・サーミナラ著  たま出版
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                             抜粋
 

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