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・日系アメリカ人たちの忠誠とダニエル・イノウエ氏  ⑥

  2007年、アメリカ議会において、戦時中のいわゆる従軍慰安婦問題に関し、日本政府に謝罪を求める「アメリカ合衆国下院121号決議」、通称「従軍慰安婦問題の対日謝罪要求決議案」が採決されました。

     これを仕掛けたのは、中国系の「世界抗日戦争史実維護連合会」や、「人民政治協商会議広東省委員会」「アジア太平洋第二次大戦残虐行為記念会」、そして南京大虐殺記念館をアメリカに開設することをめざす「中国ホロコースト米国博物館」などと関わりを持ち、多額の資金を中国・韓国系から得ながら反日活動を続けていた、あのマイク・ホンダ議員です。(2016年に落選)
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酷い差別の中でアメリカに忠誠を示した日系人たちの活躍
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  しかし実は、マイク・ホンダ議員の主導したこの慰安婦決議に、真向から反発した日系人議員がいたのです。それがダニエル・イノウエ議員でした。本書の3章で、第二次世界大戦中の日系人の激闘について述べましたが、イノウエ議員もまたアメリカ陸軍に志願し、日系人だけで組織された第442連隊戦闘団の将校として、ヨーロッパ戦線でドイツ軍と激しく戦ったのです。
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  イノウエ氏はドイツ軍の陣地に突撃をかけてこれを殲滅し、最後には自分の右腕も失ってしまいます。この戦功により、イノウエ氏には名誉勲章が与えられ、戦後は出身地のハワイだけでなく、日系人社会全体を代表する議員として、50年もワシントンの連邦議会に籍を置いていました。
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  第二次大戦中、日系人らは米国内で激しい差別の対象とされていました。しかし彼らはヨーロッパ戦線における激闘などを通じ、多大な犠牲を払いながら味方のアメリカ軍部隊を助け、少しずつ信頼を勝ち取っていきました。

  つまり彼らは、どんな差別があったにせよ、決して自分たちを見失うことなく、腐らず、アメリカ白人以上にアメリカ合衆国に対する忠誠を示したのです。そしてその忠誠の示し方は、まさに自己犠牲もいとわない、きわめて日本人的な方法であったことも特筆されるべきです。
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  そのような多くの、勇士たちの中の代表的な存在であったイノウエ氏は、マイク・ホンダ議員が主導した慰安婦関連の決議案なるものに対し、日本の歴代首相はすでに何度も謝罪を済ませているとした上で、
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  「私はアメリカ自身が、認めて謝罪すべき過去の出来事を、多数思い出すことができます。しかしアメリカ政府はそれらの行為を認めることはなく、他の諸国もまたアメリカに対し、公式に叱責することはありません。(中略) 私たちはなぜ、これほどまでに良好な日本との関係を、特定の立法行動によって危険にさらす必要があるのでしょうか? これが、私たちアメリカ人が友人かつ同盟国である日本人を遇するにあたり、取るべき方法なのでしょうか?」
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  と述べ、強烈な反対意思を表明しました。残念なことに、ヨーロッパ戦線の英雄であり、アジア系アメリカ人としてアメリカ政府内での最高レベルの職責にあったイノウエ氏は、2012年に亡くなりました。そしてその遺体を納めた棺(ひつぎ)は、アブラハム・リンカーンやジョン・F・ケネディなど、ほんの一部のアメリカ政府歴代指導者たちだけが眠る、アメリカ合衆国議会議事堂の中央大広間に安置されました。これはアジア系アメリカ人としてはもちろん初めてのことです。
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  そしてイノウエ氏の死の翌年、アメリカ海軍に新たに配備されたイージス駆逐艦が、「ダニエル・イノウエ(DDG-118)と名付けられることになりました。アメリカ合衆国は、日系人であるイノウエ氏を、国家の英雄として再び遇したのです。そして2017年4月には、ホノルル国際空港が、正式に「ダニエル・K・イノウエ国際空港」と改称されることになりました。
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  このように激しいアジア人種差別にさらされながらも、自分の誇りをかけてアメリカ合衆国のために胸を張って戦い、そこで誰よりも多く傷つき、斃(たお)れていった日系人兵士たちは、間違いなくサムライでした。アメリカは今でも、国家の英雄である彼らの偉大さを記憶し、国家として最大の敬意を払っているのです。
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  それと同じく、大東亜戦争で日本のために生命を散らした多くの勇敢な陸海空軍の将兵もまた、間違いなく真の武人であり、英雄でした。彼らは美しい情緒を歌にして残し、家族や郷土を愛しながら、やがて国家防衛の任務に就いた、逞しくて優しい防人(さきもり)たちの末裔(まつえい)です。彼らの尊い犠牲の上に、今日の豊かな日本は成り立っているのです。そんな彼らの面影を、日本人は決して忘れてはなりません。
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  一部の反日活動家は別として、日本人は世界のどこに行っても間違いなく、深い尊敬を勝ち得ています。たとえ利のためであっても義を曲げることをせず、自分の命より尊い価値があることを本質的に理解し、それを守るためには自己犠牲もいといません。それが日本人の美徳であり、強さであり、この強固な精神に勝てる民族はほとんどないでしょう。
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偏向された教育を立て直さなければならない
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  しかしそんな日本人の美徳は、GHQだけでなく中国と韓国・朝鮮人たちに徹底的に利用されてしまいました。その結果が、現代の日本人の精神構造をつくりあげたのです。そうした勢力に加担して日本を貶めようとする、国内にいる政治家や学者、弁護士、メディアに対し、私たちは地道に彼らの嘘や欺瞞を暴き続け、人々の前に明らかにすることです。
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  それよりも、まず私たちがやらなければならないことは、青少年に対する正しい教育を再構築することです。そしてそのためには、心ある日本人の1人1人がバランスのある健全な愛国心を基とした、価値基準を取り戻すことが第一の課題です。それが未来の若者たちに引き継がれていくさまを、私はもう少しだけこの国にいながら、見つめていきたいと思っています。
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       『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
         ケント・ギルバート著 PHP新書1107(税抜840円)
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                      抜粋
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 ――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。

・遅まきながら日本は他国と同様、自主防衛能力を強化しなければならない ⑤

  実は、アメリカでも今、国を腑抜けにしようとする恐るべきことが進行中なのです。これが今日のアメリカの大きな問題となっており、その目的は明らかに、アメリカらしくない国にしてしまおうというものです。2016年の大統領選挙でトランプ氏が勝利したのは、アメリカ国民の間に長い間溜まっていた多くの鬱憤が、一気に噴き出た結果でもあります。
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  それは日本でも戦後、(共産主義思想に感化された)知識人が進めてきた自虐史観教育とよく似ており、トランプ氏はオバマ民主党が進めてきたこのような動きに対し、否定的姿勢であることを明らかに示しました。その姿勢に多くのアメリカ人が共感したのです。トランプ氏はよく人種差別主義者だと非難されますが、実はアメリカ国内の人種間の分裂を推進したのはオバマ民主党のほうなのです。
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  アメリカ人の伝統的な価値観の中で重視されるのは「自立精神」です。
  自立精神を持った人々の集まりこそが、アメリカ合衆国の建国の本義なのです。自分の生活は自分で守り、家族を愛し、地域や社会のために尽くし、正義のためには自己犠牲をいとわない。こうした価値観をアメリカはもっとも大切にしてきました。
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  個人が自立するということは、つまり自己決定と自己責任が重視されるということです。ところが今、アメリカに蔓延するリベラリズム(自由主義)は、そうした自立心を軽んじるばかりか、問題があれば何でも社会のせい、政府のせい、他人のせいにして、個人の権利を声高に主張しようとするのです。日本では戦後の日教組教育がその始まりであり、自分の欲求や欲望は無制限にどこまでも広げるが、それに対する責任はいっさい取らないといっているに等しい。
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  こんな依存的で恥知らずな考えの人が多数派になれば、社会そのものが成り立たなくなります。つまり、堕落したリベラリズムの終着点は破滅であり、その思想は反社会的、非人間的であるといえます。そして日本も米国も同じような被害に遭っているのは、実は両国がよく似た国であるからかもしれません。私は長年日本に住んでみて、精神面などもっとも根本的なところで似ていると、心からそう思うようになりました。
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  どちらの国の国民も戦いにおいては勇敢で、名誉や正義というものを重んじます。つまり「理想」を掲げる国つくりをしてきた点も同じです。そういう日米両国を引き離そうと、一生懸命に工作活動をしてきたのが中国・韓国という国であり、それは非常に迷惑なことですが、無駄なことでもあります。
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日系人マイク・ホンダ氏は中国・韓国の手先
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  2016年の大統領選挙と同時に行なわれた連邦下院議員選挙では、これまで徹底的な反日活動を行なってきたマイク・ホンダ氏が落選しました。彼は日系人でありながら、抗日連合会という中華系反日団体の手先として働き、「歴史のねつ造」を拡散することで日本の地位を貶めてきた人物です。この人のおかげで、日本がどれほど苦しめられてきたことか。
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  ホンダ氏のように米国民の税金を使って、中国や韓国のために反日活動を行なう議員がワシントンにいたことは残念なことですが、彼らがあれほど騒いだ割には、反日感情の定着という「成果」はアメリカではほとんど上がってはいません。日本人に悪感情を抱くアメリカ人は本当に少数派なのです。本来、マイク・ホンダ氏を使って大騒ぎした中国の抗日連合会や、慰安婦問題で騒いだ在米韓国人は、私から言わせれば「アメリカ人を名乗る資格」を根本的に欠いています。
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  アメリカ合衆国の公民権法には、差別だけでなく、出身国の民族紛争や政治問題をアメリカ国内に持ち込んではならないという規則があります。にもかかわらず在米の中国系や韓国系の一部の団体は、アメリカ国内で日本叩きを盛んにやっているわけです。そうやって髪を振り乱し、喚き散らしながら、感情的かつ不条理に騒ぐ韓国人や中国人と、感情を抑え、冷静に持論を述べる紳士的日本人を比べて、たとえ歴史問題をよく理解していないアメリカ人であっても、どちらが信頼に足る国であるかはわかります。中国と韓国はいい加減、自ら墓穴を掘っていることに気づくべきでしょう。
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  アメリカでの最近の反日活動では、2015年に安倍首相が訪米した際、韓国は日米の親善が深まることを阻止する目的で、現地で多くのロビイストを雇い入れ、ワシントンの国会議員らに慰安婦問題の資料を配ろうとしました。しかし皆、それを拒否したといわれています。実は日本政府の側もロビイストを雇っており、韓国のロビイストに先回りしたのです。日本政府はこのような情報戦を、引き続き強化するべきです。
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  かくいう私も微力ながら、慰安婦問題に関する日本の立場について、正確な情報をブログからできるだけ発信してきました。もちろん英語です。こうした地道な活動が功を奏したのか、『ニューヨーク・タイムズ』や『ワシントン・ポスト』などは完全にトーンダウンし、今では20万人の強制連行や性奴隷といった嘘の言葉を使わなくなりました。これまでただ悔し涙を流すしかなかった日本人の名誉回復に、少しでも役に立てたならば私にとってもうれしいことです。
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真の愛国心は本来、他人の愛国心にも敬意を払う
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  愛国心とは本来、競争の中で生まれてくるものです。
  競争といっても、他を蹴落として勝つということではなく、自分の帰属性や共同体への愛着を確認するための感情なので、むしろ(比較するための)他の存在があって初めて成り立つ性質のものです。(つまり比較するものがなければ愛国心は生まれようがない) たとえばオリンピックやFIFAワールドカップなどの大会で、日本代表が勝てば当然うれしいし、負けると悔しいものです。これは極めて当然の反応で、どこの国の国民も同じです。
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  ある時、そのような感覚について、「これは健全な愛国心の現れではないか?」とブログで指摘したのです。するとそれに対して、「それは愛郷心や民族としての親しみから生まれるものであって、愛国心からではない」と、わざわざ否定する人がいました。要するに彼は、日本人という民族や生まれ故郷は好きだが、日本という国家は嫌いなのだということを言いたかったようです。
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  これこそまさに、かつてのGHQが施したWGIPの洗脳に最も「ハマった」人と言うべきです。もっと素直になれば良いものを、なぜそこで「愛国心」と「愛郷心」をイデオロギー的に分けようと苦労するのでしょうか?
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  スポーツだけでなく、これは国家についても同じです。
  つまり他の国々があるからこそ、その比較という関係性の中から自国という意識が生まれるのです。比較してその違いの認識から、自国の美しさや素晴らしさを発見することができ、同時に自国にはない他国の文化の素晴らしさも知ることができます。それが本当の国を愛する「愛国心」なのだと思います。
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  すなわち、本物の愛国者というのは、他国の愛国者と相通じるものがあるので、自分が国を愛するように、他国の愛国者に対しても深い敬意を払うものなのです。中国人や韓国人は、このことをぜひ学んでほしいものです。
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日本人の「オール・オア・ナッシング」という狭量さ
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  一方で日本人の傾向として、すぐに「あの人はいい人だ」とか「あれは信用できない」といった評価を簡単に下してしまいがちなところがあります。つまり、「同意できる部分もあるが、そうでない部分もある。でもあれも彼の意見だからね」「あなたが私に同意しないという考え方に、私は同意しますよ」といったような、相手の立場も認める距離の取り方をするのが苦手な人が多いことです。
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  おそらく日本人は互いの意識が近いことから、少しでも相手が自分と違うと、それがほんの些細な考え方の違いであってもすぐわかってしまい、イヤになってしまうのでしょう。たとえば日本では保守や革新の陣営も、まとまったと思ったらたちまち分裂することが繰り返されます。少しでも違う部分が出てくると、「ケントは間違っている」といって全力で攻撃してきたりする。これは心が狭いというよりは、ある意味では潔癖症に近いものかもしれません。
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  これに対して、アメリカ人の場合は本来、さまざまな国の文化や民族によって成り立っている国なので、同一性を見つけるほうが難しいのです。するとどうしても、自由だとか平等などの理念を持ち出さなければならず、互いの違いを見つけ出すのではなく、同じところを見つけ出さないと、同じ町で一緒に仲良く暮らすことさえできません。潔癖症的な感性ではアメリカの国民などやっていられないのです。これは愛国心に目覚めた日本人が陥りがちな「潔癖症的傾向」なので、このことについてよく認識しておく必要があると思います。
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  潔癖症という点でいうと、日本人は国際関係を見る時でも、「all or nothing 」(全てあるいは無)の態度を取る人が多いように思います。それがたとえば「アメリカは善。とにかくついていけばいい」とか、「中国やロシアは絶対悪であり、だまされてはいけない」というような、二分論です。なのでアメリカが国益追求の過程で日本を突き放したような言い方をすると、日本人はかなりショックを受けてしまいます。
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  それはまるで、信じて尊敬していた交際相手に突然、裏切られたような気分になるわけです。「前回は国益に沿ったことだったので協調できたけれど、今回は申し訳ないが握手できない。でもとりあえず、話し合いはしましょう」、といったクールな取引が日本人は苦手です。(一つ否定されたり批判されただけで、すべてを否定されたと受け取ってしまう狭量さ) 
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  そもそもアメリカが、将来的にも絶対に日本の味方になり、必ず守ってくれるなどといった甘い幻想を、いい歳をした大人が信じていること自体が不気味です。本来、どこの国でもそうですが、アメリカも徹頭徹尾、自国の国益のためにしか動きません。
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アメリカや中国、ロシアは国益によっては裏で手を結ぶ
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  たとえば、大東亜戦争が終わる直前のヤルタ会談などでソ連の参戦が決まり、それが今の北方領土問題の原点になっているわけです。その一方で韓国が竹島を占領した(李承晩政権)時も、アメリカの意図的な黙認あるいは何らかの後押しがあってやらせた可能性があるのです。なぜなら日本がまた朝鮮半島と団結して強くなれば、アメリカにとってそれこそ何のために、米国の若者たちが日本兵と死闘を演じて死んでいったかわからなくなります。
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  このように分断して統治する方法は、アメリカに限らず世界中の大国がやってきたことです。つまりアメリカは何の躊躇もなく、当時から今日にかけてもずっと、日本を必要以上に強くさせない方針を維持しているという、冷徹な現実があるのです。
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  1971年、キッシンジャーと周恩来が会談した時、北方領土や尖閣、竹島の帰属権が曖昧(あいまい)になっていることについて、周恩来が「あのようなグランドデザインを描いたのは誰ですか?」と尋ねたのに対し、キッシンジャーは「ダレス国務長官だ。あなたの古い友人だ」と答えています。
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  そして、その時そこで2人が合意したのは、もしこれ以上日本を経済的に成功させると、中華人民共和国だけでなくアメリカにとっても、大変なことになるだろうという共通認識でした。そのためには時にはアメリカと共産国中国が、共同で日本を封じ込めなければならないと合意しているのです。
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遅まきながら日本は他国と同様、
       自主防衛能力を強化しなければならない
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  そんなことも知らずに、アメリカは必ず日本を守ってくれるとか、尖閣有事の際にはアメリカ軍が一斉に出動してくれるとか、信じて疑わない日本人がまだまだ大勢いるということです。それがアメリカの国益にならないならば、アメリカ軍が出るわけはないのです。私はそうした多くの日本人の甘い期待が裏切られかねないことがわかっているので、口を酸っぱくして「日本よ、時間がないから、直ちに自主防衛能力を強化しなさい」と言っているのです。
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  当然、そのことを十分にわかっている日本人もだいぶ増えてきました。それは純粋にうれしいことです。その一方で彼らは、未だ日本はアメリカの属国であることに、どこか諦めのような感情を持っているのは残念なことです。たしかにアメリカ政府のエリートたちの中には、日本を属国か保護国だと思っている人も多いでしょう。しかし、そう思われてるからといって、日本人はがっかりする必要はありません。もっとヤンチャで、やりたいように言ってかまわないと思います。でも日本人は我慢強くおとなしいので、なかなか突き抜けたことは言いません。
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  そういう意味では、2016年に大ヒットした映画『シン・ゴジラ』は面白かったです。戦後に製作されたゴジラの第1作目では、ゴジラそのものが完全にアメリカという存在を意識したものでしたが、ここにきてゴジラはアメリカの暴力的な一面を現しており、それを解決する手段もまた同様に暴力的ではないかという認識を、日本人が持ち始めているのかもしれない。
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  つまり、アメリカが世界中で軍事力にまかせて強引なことやってきたからテロリストが増えたのに、その根本原因を探ることなく、今度はそれを何とかするために、対テロ戦争に各国を巻き込んでおり、「協調しなければ、お前らもテロ支援者だ」と決めつけるような、ここ数十年の制御不能なアメリカの強引さと自己矛盾をも、この映画は表現している気がしました。
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  戦後、日本は中東諸国と良好な関係を結んできたのに、1991年の湾岸戦争以来、それらの国々との付き合いが難しくなりました。それはアメリカが盛んに中東で戦争を展開したためであり、日本にも協力するように要請したからです。日本は大いに戸惑ったはずで、それが『シン・ゴジラ』を観ることでその感覚を追体験できる気がしました。日本には「泣く子と地頭には勝てない」という言葉があるそうですが、今では「泣く子とアメリカには勝てない」ということでしょう。
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  でも、いつの日にか、日本人はこの感覚を克服すべきです。
  日本に強くなってもらわないと、アジア太平洋は共産主義国中国のものになってしまいます。もはやアメリカ単独では無理なのです。そのことをアメリカ人も理解する必要があるし、沖縄や南西諸島を狙われている日本人にとっては、もはや待ったなしの喫緊(きっきん)の課題となっているのです。
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          『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
             ケント・ギルバート著 PHP新書 1107(840)
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                          抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。
 

・真実を知り、嘘に対して沈黙せず反論する  ④ 

  2013年、ISSP(International Social Survey Programme)という国際比較調査グループが、各国における「国への帰属意識」に関するアンケートを実施しました。その結果、日本では、自分の国に愛着があると答えた人は96パーセントもいました。

  日本人はそれほど、自国に愛着心を抱いているのに、素直に「愛国」という言葉を使うことに罪悪感のような咎めを感じてしまうのです。その原因は、日本の国を愛すべき理由について、正しい本当の歴史的知識を学ぶ機会が少ないことにあります。このアンケート結果からも、そのような問題が透けて見えます。
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  一方で、日本人は外国人に対しても寛容です。
  IPPSの調査では、合法的に日本に定住する外国人には権利を容認する人が多く、また、外国人が自分たち日本人の仕事を奪っていると考える人が少なかった、という特徴もあったそうです。同時に不法滞在の外国人に対する取り締まりは厳しくすべき、とする人が多かった点も併せて考えると、日本人の多くは決して排外的ではなく、ちゃんとルールを守って日本に来る外国人を大いに歓迎していることがわかります。
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  しかし一方、最近では日本国中で、在日外国人(主に韓国・朝鮮系)の外国人の排斥を訴えるという動きがあったことは確かです。しかもあの時、中国・韓国の報道と、彼らの意図的な報道に影響された欧米メディアの多くが、日本が極端な右傾化や人種差別をしているとする報道を行なっていたのです。

  これはとんでもない事実誤認であり、これらは確信犯的な反日プロパガンダともいえる悪質な報道であったのです。しかも、このように一方的な情報操作にやられっぱなしの日本人はそれに気づいてすらなく、そんな多くの善良で真面目な日本人を見ると、私などはとても黙って見ていられないのです。
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真実を知れば、やってもいない罪を認める必要はなくなる
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  日本人のほとんどは、こうした仕打ちを受けるとみな黙ってしまいます。「我々も100パーセント正しいとは言えないので仕方ない」と言う人もいます。しかし私は声を大にして「それは違いますよ!」といいたいのです。人間は自分がやってもいないことに対してまで、罪を認める必要はなく、「すみません」と謝る人は無責任です。
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  その一方で、一部の特別永住者(韓国・北朝鮮・中国系の人々)が税金をきっちり納めてきていないことや、彼らの使う日本人的な通名が何回でも変更可能であったために、生活保護や保険証、通帳などが何重にも申請可能なことから、それらが犯罪の温床になってきたこと、あるいはテロの隠れみのになり得てきた点などを、堂々と述べることです。
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  そして、「自由と平等と和の精神を基とする日本社会に、同じように住む者としてそれは受け入れてはならないことであり、政府はきちんとそれに対応すべきである」と述べたうえで、「真面目にかつ正当に暮らしている在日外国人もいる中で、単なる排外的で感情的なだけの言動は拒否するべき」と主張することなのです。
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非常に罪深い日本のメディアと教育を牛耳る反日勢力
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  善良で真面目な日本人が、ここまで一方的な仕打ちを受けてしまうのは、間違いなく新聞やテレビ・ラジオなどのメディアと教育の責任です。そして日本人が、自らの正当性やメディア報道の間違いを主張できなくなったのは、受けてきた教育の責任です。それが、未だにWGIPの洗脳状態から目覚められない情報弱者の日本人であり、左翼に支配されたメディアと教育界がまき散らした害毒は凄まじいばかりに、誇り高い日本人の精神をズタズタにしてきました。
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 (GHQは日本人潰しのために成りすまし日本人として朝鮮人を利用し、朝鮮共産党を母体とする日本共産党の日教組が日本の教育界を牛耳ったことで)、日本人の精神がいかに虐げられてきたかがよくわかります。彼らがこれまで日本の若者たちに教え込んできたことは明らかであり、つまり日本は過去に悪事だけを行なってきた、ということを教え込んだことに尽きます。
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  そしてそれをより完璧な嘘の上塗りをするために、「日本軍が朝鮮女性を強制連行した」というような根拠なき偽りを教科書に載せ、左翼的な教師がそれを指導し、一方でテレビや新聞、ラジオなどにより、あることないこと創作話により、日本の戦争犯罪が徹底的に形作られてきたのです。
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  彼ら韓国と中国によると、日本の江戸時代は身分差別が厳しく、各地で農民一揆が頻発し、明治時代には韓国や台湾を植民地にして過酷な搾取を行ない、日支事変では日本軍人は各地で集団強盗と無差別大量殺戮を行ない、大東亜戦争では日本の軍国主義者たちがアメリカをだまし討ちにし、アジア各地で虐殺を繰り返し、20万人もの「従軍慰安婦」を抱えて、毎晩のように彼女たちを強姦していたというわけです。
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  こういった史実に反する嘘の喧伝(けんでん)は、「戦争プロパガンダ」(宣伝・扇動)以外の何ものでもありません。しかもこれが未だに今日まで続いているということは、実は日本人にとって今も戦時下にあるかのように、理不尽な攻撃を国内(にいる反日勢力)、国外(の朝鮮人、中国人)から受け続けているということを意味しています。
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  そのような洗脳を受けた結果、多くの日本人が政治や軍事、外交に興味を失っただけでなく、自分の父や祖父が人殺しだったと聞かされ、あるいは国家権力のトップがやってもいないことに対して韓国朝鮮や中国に謝罪し続けて、その都度金をむしり取られてきました。

  そうした嘘を、
(在日に支配されてしまった)信頼されてきた新聞である朝日をはじめ、毎日、日経、東京、読売などや、NHKを筆頭にTBSやフジテレビなどすべての大手テレビ局が、そうした日本の冤罪である嘘を、国内だけでなく海外で報道し続けてきたのですから、結果は推して知るべしです。
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  インターネットが行き渡る前までは、一般の人々の情報を得る手段といえば、学校教育とテレビ、新聞、ラジオ、雑誌、書籍しかなかったので、日本人の精神を骨抜きにしたい彼らからすれば、教育界とマスコミ、メディア界を抑え込んで支配してしまうだけでよかったのです。

  しかも「性善説」
(人間の根本は誰もが善人)を好む日本人は、この教育とメディアを通して朝鮮・中国の勢力に牛耳られることに対し無防備すぎました。その結果、日本人がかつて当然のように有していた正常な愛国心は、洪水のように一方的に流されるメディアの虚偽報道の波により、大きく損傷されてしまったのです。
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  日本は日清戦争をはじめ、日露戦争、第一次世界大戦でも戦勝国です。そして300年にもわたる欧米の植民地となってきたアジアの開放のために、日本は大東亜戦争を戦い、多くのアジア諸国の独立を支えました。しかし結果的に、植民地支配を代表する国の米軍と戦って敗北します。

  日本は、インドやインドネシアなどを植民地支配する西欧列強のイギリスやフランス、オランダ、ポルトガルなどを次々に排斥して追い出しましたが、日本の奮闘ぶりはアジアを植民地支配してきた連合国側に大きなショックを与えました。
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  そのゆえに連合国を代表するアメリカGHQは、その報復を目的として、日本を何とかして弱体化したいと考えたのは当然です。そこで彼らの最終目的が「日本人を精神的に武装解除し、二度と立ち上がれない腑抜けの民族にすること」であったわけです。そこでWGIPが施行されたことは前述しましたが、もう一つ、GHQが行なった重要な作業がありました。それが、日本の指導者を「戦犯」として捕らえて裁き、「処刑する」ことでした。
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  ですが、実は日本の指導者を戦争犯罪人(戦犯)として裁こうにも、日本人である彼らは何の違法行為も働いてはいなかったのです。そこで植民地支配側である連合国代表のアメリカは「平和に対する罪」という、それまで存在しなかった罪を新たに創設することで、日本の指導者たちを裁くことにしたのです。
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東京裁判はアジア植民地支配から追放された欧米列強の報復
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  しかし実際の東京裁判は、連合国の裁判官たちが考えていたほど簡単には進まなかったのでした。検察側が「日本がいかにアジア人に対して差別意識を持っていたか」を強調しますが、清瀬一郎弁護人がこの主張を一蹴(いっしゅう)します。清瀬氏は、
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「日本人は(長年、植民地支配されている)東亜アジア民族とともに、欧米人と対等の地位に進まなければならないということが、国民の間における普遍的な念願でありました」(小堀桂一郎編『東京裁判 日本の弁明』講談社)と主張し、中華民国の孫文やインドなど他国の指導者たちが日本の思想に共鳴していたことを述べました。
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  また、アメリカ人のベンブルース・ブレイクニー弁護人は、次のような指摘をしています。
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  「国家の行為である戦争の個人責任を問うことは法律的に誤りである。なぜならば、国際法は国家に対して適用されるのであって、個人に対してではない。個人による戦争行為という新しい犯罪を、この法廷が裁くのは誤りである。戦争での殺人は罪にはならない。それは殺人罪ではない。戦争は合法的だからである。つまり合法的な人殺しだ。戦争は殺人行為の正当化だ。ゆえにたとえ嫌悪すべき行為であっても、戦争としての責任は問われなかったのである」
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日本を裁くために急きょ作り出された新しい概念「平和に対する罪」
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  実際に国際法においても、国家が利益を追求するための手段として戦争を行なうことを、「違法」と定めたことは過去にも一度もなかったのです。しかし東京裁判ではすでに述べたように、日本の行為そのものが「平和に対する罪」という、今までになかった新しい概念で裁かれることになりました。
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  これはまさに「後出しジャンケン」と同じです。もっといえば、アメリカやイギリス、フランス、ソ連(ロシア)、中国(中華人民共和国)などの国々は、第二次大戦後も何度も戦争していますが、それらの国々の行為が「平和に対する罪」として裁かれたことは一度もないのですから、こんなバカな話はありません。
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  ブレイクニー弁護人はさらに次のように述べています。
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  「(日本の真珠湾攻撃で戦死した戦艦『アリゾナ』の艦長)キッド提督の死が、日本の真珠湾爆撃による殺人罪とするならば、我々(アメリカ)は広島に原爆を投下した者の名を挙げることができる。投下を計画した参謀長の名前もわかっている。それだけでなくその国の元首(ルーズベルト)の名前も我々はよく知っている。では彼らは殺人罪を意識していたのか? してはいないだろう。我々もそう思う。それは彼らの戦闘行為が正義で、敵の行為が不正義だからではなく、戦争自体が犯罪ではないからである」
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  「では、いったい何の罪で、いかなる証拠で、戦争による殺人が違法となるのか? 原爆を投下した者がいる! この投下を計画し、その実行を命じてそれを黙認した者がいる! その者たちが(今、ここで日本を)裁いているのだ!」
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  これが発言されると、連合国の裁判官たちはまたも卑劣なことを行ないました。彼らは裁判所のルールで決められていた、通訳者による通訳作業を突然打ち切ったのです。つまりそれ以後の英語による裁判部分は、日本語には翻訳されなかったのです。そのため今でも、当時の日本語の裁判資料の該当部分は、「以下通訳なし」と記載されて記録がありません。これは同じアメリカ人として、しかも法律の世界に身を置く人間として非常に恥ずかしく思います。
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  一方、ブレイクニー弁護人の発言だけを読むと、彼は原爆投下自体を非難していないようにも聞こえます。つまり、あれも戦争行為の一つとして許されるべきとも読めます。しかし彼は昭和22年(1947年)3月3日に、「原子爆弾は明らかにハーグ陸戦条約第4項が禁止する兵器である」と指摘したのに対し、イギリスのアーサー・S・コミンズ・カー検察官が、「連合国がどんな武器を使用しようと、本審理には何ら関係ない」と反論すると、「日本はそれに対して報復する権利があると主張しています。
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  そのうちに、連合国側の裁判官の中にも疑問を呈する者が出てきました。たとえばオランダ代表のベルト・レーリンク判事は、東京裁判の根拠が、マッカーサーの命令で作られた「極東国際軍事裁判所条例」だけであり、それが国際法を無視するようなものであった点について、次のように批判しています。
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  「国際裁判所が、正義に基づいて処罰を加えることを求められているにもかかわらず、(連合国を代表して裁くアメリカ自らが)正義の法を適用しているか否かを審査する権能や義務が我々に与えられていない中で、戦勝国アメリカの最高司令官(マッカーサー)の定めた法規を適用しなければならない(のは非常におかしい)。このようなことを本裁判所が認めるとすれば、それは国際法にとってこの上なく有害な行為を行なったことになるだろう。(リチャード・H・マイニア『勝者の裁き――戦争裁判・戦争責任とは何か』福村出版)
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  やがてレーリンク氏は東京裁判そのものを強く批判し、次のように指摘しています。「私個人としては、戦争の勝者が新たに刑法を作り上げ、それに基づいて敗者を処罰する特権はないと確信していた。なぜなら、そうした勝者の勝手気ままを主張することは危険な前例を作り、その後に戦争の勝者が憎むべき敵を戦争犯罪人として、抹殺する機会を与えることになるからである。(『国際シンポジウム 東京裁判を問う』細谷千博・安藤仁介・大沼保昭編 講談社学術文庫)
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歴史的真実を知って嘘に対して反論できるようになろう
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  しかし、このような裁判の詳細を、当時の日本人のほとんどは知りませんでした。なぜならすべての報道はGHQに支配されていたし、当時、焼け野原にあった日本人の多くは、日々を何とか生き延びることで精いっぱいであったからです。そして、そんな苦しい時代が過ぎて、インターネットの発達により、今やあらゆる情報を得ることができるようになりました。
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  日本は過去にこのような経験をしてきていますが、こうした酷い実態を意図的に隠ぺいし、ひたすら日本人の悪口を言う人たちが少なからず存在します。そうした人々とは、主要メディアや教育界を牛耳る左翼反日勢力の人間たちです。彼らがまき散らす嘘と、人々に知的怠慢を増長させるメディアの退廃を放置することは、再び日本人が洗脳されて同じ轍(てつ)を踏むことになりかねません。

  その結果、日本人の子どもやその孫の世代になる頃には、今より一層の「腑抜け」となり、やがて日本の祖先たちが粛々と紡いできたこの国そのものが、消滅という危機を迎えることになりかねないと、私は一人危惧しているのです。
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           『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
              ケント・ギルバート著 PHP新書1107(840)
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                           抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。
 

「Grass Roots Patriots」草の根の愛国者たち  ③

  GHQが日本統治を始めた時、日本語の「漢字」と「かな」による表記法を廃止して、すべてローマ字にしてしまおうという動きがありました。そして昭和23年(1948年)にGHQは、日本語の破壊を本格化するための作業に着手します。そのために最初に行なったのが、日本人はどのくらい漢字が読めるのかという調査でした。
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  文化庁が出した『国語施策百年史』によると、この調査は全国270ヶ所で15歳から64歳までの1万人以上を対象に行われたといいます。その結果ですが、テスト平均は78点以上で、当時の日本国民の97・9パーセントが高い識字率を有していることが判明しました。GHQはこの結果に驚愕したといいます。
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  この結果を受けてホール少佐は左遷され、日本語ローマ字計画は潰れました。しかしアメリカ教育使節団は、当時の日本の教育を歪めている施策である教育勅語の廃止、6・3制義務教育、そして後の日教組である教員組合を組織する自由は勧告していました。日本人はこの時の文明的な危機を、圧倒的な識字率の高さでもってはね返し、何とか母国語の存続を守ることができたのです。
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  私が、こんなに美しく、かつ効率的な日本語で本書を出すことができるのも、GHQの日本語破壊プログラムが失敗したおかげです。無知な連中の愚かな破壊工作をはね返してくれた、日本の知的伝統の素晴らしさに、改めて感謝したいと思います。
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草の根の愛国者精神
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  「Grass Roots Patriots」(「草莽・そうもう」草の根の愛国者たち)とは、「普段は在野にあって市民生活を営(いとな)んでいる」が、「いったん国家危急の場合には、国家への忠誠心に基づいて国を守るために行動に出る人」のことを指します。アメリカでは建国にあたり、「Grass Roots Patriots」たる開拓民たちの活躍が必要不可欠でした。自由を求めて新天地に移り住んだにもかかわらず、それに対してさらに重税を課そうとしたイギリスの圧政に抗し、自らの理想と信念にかけて独立戦争を戦った、多くのアメリカ開拓者たちが激しい戦闘で斃(たお)れました。
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  開拓民たちはイギリス軍に対し、徹底的なゲリラ戦で対抗しました。
  当時の戦闘は、統一された制服を着た両軍が互いに一列に並んで向かい合い、大砲や銃を撃ち合い、最後には銃剣で突撃して殺しあうというものでした。ですがアメリカ開拓民たちは森林の茂みに潜み、一気に一斉に攻撃してはまた森の中に消え去るような戦術を用いました。
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  実は、こうした独立戦争の終結から4年後に、アメリカ合衆国憲法が作られましたが、その要因となったのが、それぞれのステイツである州が協力し合わないことが最大の理由でした。つまりまとまりのなかった社会を一つにするという目的ために、アメリカでは合衆国憲法を制定する必要があったのです。それによって「Grass Roots Patriots」の草の根的な力を一つにまとめることができました。
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  一方、日本の明治維新の時にも、「Grass Roots Patriots」の草の根的な力が数多く活躍しました。日本ではそれを「草莽」(そうもう)という言葉を用いています。幕末の日本人は、西欧列強が世界中を植民地にしていることをよく知っていました。もちろんイギリスが、理不尽な阿片(あへん)戦争を当時の中国の清王朝に仕掛けて勝利し、香港などを手に入れたことも熟知していました。こうした着実に日本にも迫りくる西欧の脅威に対し、どうすればいいかを多くの「草莽」の日本人たちは考えていたのです。
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  しかし当時の徳川幕府は、完全な官僚体質で組織が硬直化しており、素早い意思決定ができず、無責任で内輪の権力争いばかりに明け暮れ、危機感が欠如していました。そんな腐りきった状態の中、何とかしなければという「草莽」の人々が立ち上がり、外国勢力を打ち払わねばという意識を持ち始めたのです。対抗策を必死で考え、それを学問的に研究し、実際に行動に移した当時の日本人は凄かったのです。このようにアメリカであれ日本であれ、「草莽」の人々は自分たちの住む国や故郷が弾圧や侵略の危機にあると、自分たちの理想を貫くために立ち上がり、その生命を賭けて勇敢に戦ったのです。
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  アメリカでは今日でも「Grass Roots Patriots」(草の根の愛国者たち)の精神が根強く生きています。つまり、いざという時には国家を守るために、アメリカ国民全員が立ち上がらなければなりません。それは国民総動員法ではありませんが、要するに国家とその理想を守ることは全国民の義務であり、常識なのです。「戦争になったら外国に移住する」などと考える人間は、アメリカ人の常識からいえば典型的な「非国民」です。
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銃の所持は他人に頼らない精神の現れ
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  合衆国憲法の修正2条には、銃を所持する権利の保障がありますが、これはまさに「草莽」(そうもう)の精神そのものです。私自身はアメリカでは銃を持っていませんが、銃を持つ権利を認めることはアメリカ人にとってとても大切なことだと考えています。オバマ大統領時代には民主党は銃規制に非常に熱心であり、西海岸や東海岸の都会を中心に、その考えを支持する一定数の人々がいます。しかしほとんどのアメリカ人はそうは思っていません。
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  「国内にあんなに銃が出回っているから、銃犯罪が減らない」と言う人がいますが、多くのアメリカ人にしてみれば、「いや、我々の祖先が銃を持っていなかったならば、イギリスから独立できなかったでしょ」というだけです。それで議論は終わりです。
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  つまり「アメリカの草莽」は「自国を守り、地域の安全を守り、家族を守るのは、最後には自分自身」なのだという意識を強く持っています。悪い奴が来た時、場合によっては警察だって間に合わないかもしれない。そんな時に自分や家族を守るのは当然の権利であり、義務でもあるということです。つまり私たちアメリカ人は、他人に頼ることを前提に生きていないのです。
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  テキサス親父(おやじ)ことトニー・マラーノ氏との共著『素晴らしい国・日本に告ぐ』(青林堂)にも書きましたが、私の弟のエピソードを紹介します。私の弟はライセンスを取って銃を携帯していますが、ある時スピード違反で警察に車を止められました。通常車を止められた場合、警察官が後ろからやって来るまで運転手は免許証を出し、銃を持っていないことを証明するために、両手はハンドルの上に置いておかねばなりません。それで彼も免許証と、銃を見えないように常に携帯できる許可証の2枚を取り出し、ハンドルに手を乗せました。
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  警察官は弟を見て、「今、何キロ出していたかわかる?」 弟「少し速度オーバーでしたかね」 警官「相当オーバーだったよ」とやりとりしながら、警官は弟の免許証と銃のライセンスを見ています。そして後ろのパトカーに戻り、しばらくして再びやって来ると、「相当スピードオーバーだったが、あなたは銃の携帯免許を持っており、普段から我々の治安活動に貢献しているようだ」と言いました。
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  再びパトカーに戻ってやって来た警官は弟にこう言いました。
  「隣にいるのは奥さんですね。ではこうしよう。本来なら数百ドルの罰金だが、今回は許す。その代わりにその数百ドルを、あなたの奥さんのために使いなさい」 そして弟の妻に向かい、「いいですか奥さん、もしあなたの主人がそうしなかったら連絡してください。その場合はちゃんと違反の切符を切りますよ。じゃあね」、と言って去って行ったのです。
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  つまり、多くのアメリカ人が持つ銃への意識は、日本で報道されているような一方的な「危険なイメージ」ではまったくないのです。むしろ社会の安全をみんなで守るための、大切な道具だと認識されているのです。この感覚はかつて、日本のサムライが刀を常に持ち歩いていたのと同じ感覚かもしれません。彼らは頼もしい味方なのです。これも「草莽の精神」の一つの発露ではないでしょうか。
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自虐教育を受けてきた日本人の消極性
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  2014年末、スイス・チューリヒにある「WIN―ギャラップ・インターナショナル」という機関が、世界64ヵ国で「自国のために戦う意思」について世論調査を実施しました。それによると、日本人はわずか11パーセントというスコアで世界最低でした。これは何年かごとに実施されているアンケート調査ですが、日本はこれまでもずっと世界最低を維持し続けています。
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  世界で一番高いのはモロッコやフィジーで94パーセント、パキスタンやベトナムが89パーセントとなっています。ちなみに中国は71パーセント、アメリカは44パーセントです。過酷な受験戦争や就職難に嫌気がさし、若者たちが自国を「ヘル(地獄)朝鮮」と揶揄する韓国でさえ、42パーセントが自国のために戦うと言っています。
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  では日本人は国のために戦いたくないのか? それは一概には言えません。なぜならこのアンケートの答えは「はい」「いいえ」「わからない」の三択になっており、日本人は「わからない」と答えた数が世界で一番多く、42パーセントにも上るのです。
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  これは大東亜戦争の敗戦後、GHQが日本を永久に武装解除するため、日本人の精神を骨抜きにすることを目指した影響が、未だに色濃く残っている証拠でもあります。(左翼の)日本のメディアと教育界はこれに乗じて「平和主義教」に衣替えし、その結果、戦争は怖い、戦争は悪だと日本人に繰り返し洗脳してきました。そのために国家や社会のために自分を犠牲にすることの尊さは一切教えられず、自国の危機に対してどうすればよいかといった事態を、一切想定することなく日本人はこれまで生きてきました。
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  テレビでたまに真面目な番組があるかと思えば、準備された半日的なコメンテーターや識者といわれる人たちが、日本の戦争犯罪や過去の侵略とされるものを利用して、日本の昔の姿を意図的に暗く描き出すのです。これではテレビやラジオ、新聞からだけ情報を得る多くの人々が、そんな自国のために戦うかどうかと聞かれても、半数近い日本人が「わからない」と答えるのも当然でしょう。しかもそんな事態など考えたこともないのですから。
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  ですが私は今の若者も、いざとなれば毅然と戦うに違いないと思っています。東日本大震災の折に見せた日本人の団結力、忍耐力、不屈の精神、そして自己犠牲の精神は感動的ともいえるものでした。
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信じられない日本兵の強靭さと気高さ
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  日本人は本来、強靭で気高い精神を持った民族です。
  それは先の大戦で日本と戦った私たちアメリカ人が一番よくわかっています。日本人のそのような戦いぶりを象徴するのが「ペリュリュー島の戦い」でしょう。当時、島を守っていたのは中川州男(くにお)大佐率いるペリュリュー守備隊でしたが、わずか1万1000人たらずの日本軍は、ここで屈強なアメリカ海兵隊と戦いました。
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  小さいペリュリュー島などほんの4日で奪取できると考えていたアメリカ軍は、この小島に対して凄まじい量の艦砲射撃と航空爆撃を加え、さらに日本軍の4倍もの兵力を投入しました。しかし最初に上陸した第一海兵師団は猛反撃を受け、大勢の死傷者を出して壊滅します。そしてなんと米陸軍の第81歩兵師団との交代を余儀なくされます。しかしこの米軍の陸軍部隊も日本軍から凄まじい攻撃を受け、2500人もの兵士が精神疾患にかかったそうです。
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  「日本兵1名の戦死ごとに、アメリカ兵1名の死傷と1589発の重火器および小火器の弾薬を要した」と記されています。この戦いにおいて日本の兵士たちは、夜襲を繰り返すことでアメリカ兵を眠らせない作戦に出ました。その結果、多くのアメリカ兵が恐怖のあまり不眠に苦しみ、士気を下げていきました。たまりかねたアメリカ軍は日系2世の兵士を使い、「勇敢な日本兵の皆さん、夜間の斬り込みはやめてください。あなた方が夜間の斬り込みを中止するなら、我々も艦砲射撃と爆撃を中止します」と放送したそうですが、これにより日本軍はかえって士気を高めたのです。
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  結局、米軍が4日間で奪取するつもりだったこの島は、73日後にようやく陥落し、このような日本の兵士たちも最後はほとんどが玉砕してしまいます。ですが、それでも死ななかった34人の日本人兵士たちは、なんとその後もあの狭い島で遊撃戦を展開し、アメリカ軍の食糧庫などを襲撃しては武器弾薬や食料を大量に奪い、その後の終戦2年後の昭和22年まで、洞窟にこもって戦い続けたのです。その敢闘精神には愕然とするしかありません。
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  こんな敢闘精神は、アメリカ軍や他の欧米の軍隊にはとても考えられないことです。戦争中、米軍は日本軍との戦い方のマニュアルを作成していましたが、その中に「日本兵も人間だ。恐れることはない」と書かれています。つまり米軍の兵士にとって日本軍の兵士は、まるで人間を超越した存在であるかのように見えたのです。
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  大東亜戦争当時、日本軍の兵器はアメリカ軍のそれと比べて相当に貧弱でした。アメリカ軍が保有していた武器弾薬などの鉄量は日本軍より相当に多く、ジープやトラックなど、それを運ぶための機械化も進んでいました。一方、日本兵が持っていたのは、多くて12発くらいの小銃弾でした。砲兵の場合、戦場によっては何百キロもある大砲を分解し、日本人兵士は険しい山岳地帯をそれを担いで移動することもあったのです。もしアメリカ兵に同じことをやらせようとしたら、冗談じゃないと不満が爆発したはずです。
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  しかし日本兵はもう、これが信じられないくらいに強い。
  特に夜襲や接近戦ではアメリカ兵は非常に恐れていました。夜陰に乗じて静かに肉薄する日本兵の銃剣突撃を食らい、戦線が次々に破られるという事態が各所で多発しました。それでアメリカ軍はできるだけ塹壕(ざんごう)や鉄条網を周囲に張り巡らせ、機関銃と豊富な弾薬を準備し、突撃してくる日本兵を片っ端からなぎ倒しました。しかしそれでも、日本兵は仲間たちの死体を飛び越えて、次から次へと向かってきたのです。アメリカ人からしたら信じられないことばかりだったのです。
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  GHQが日本人にWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)を強制したのは、自分たちアメリカ人がかつて苦労して作り上げた国民的一体感を、日本人ははるかに上回るレベルで共有していることがわかったからでしょう。これはつまり、個人の自由を尊重する国よりも、集団性や一体感のある組織や国のほうが戦争においては強いということを、アメリカ自身が認めた証拠でもあります。
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日系アメリカ人部隊の第442連隊戦闘団
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  実際にそれは、日系アメリカ人だけで編成した第442連隊戦闘団の、ヨーロッパ戦線における戦いぶりを見ても明らかです。この日系人部隊はアメリカ合衆国の歴史において、最も多くの勲章を受けた部隊であり、その合言葉は「Go for Broke」(当たって砕けろ)という、いかにも日本人的なものでした。彼らはドイツ軍の堅牢(けんろう)な陣地に突撃を繰り返した結果、その死傷率はなんと314パーセントに上りました。つまり1人の日系人兵士が何度も負傷しながら、何度も戦線を離脱しながら、再投入されたということです。
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  1944年10月、ヨーロッパ戦線においてテキサス大隊という米陸軍部隊の211名が、強力なドイツ軍に包囲されてしまいました。当時のこの状況で、テキサス部隊を救出するのはほぼ不可能と考えられていました。そこでルーズベルト大統領は、日系人で組織された第442連隊戦闘団に救出命令を下しました。そして救出を命じられた第442連隊戦闘団は、ドイツ軍に対し凄まじい猛攻を行ない、なんと絶対に不可能と考えられていたテキサス大隊の救出に成功したのです。
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  もっとも、彼ら自身の被害は、救出しようとした211名のテキサス大隊よりも多く、216名の戦死者を出し、600人以上が重傷を負うという凄まじい被害を出しました。この戦いはアメリカ陸軍史上、十指に数えられるほどの激戦でした。この事例を見てもわかるように、もし当時の日本軍がアメリカ軍と同じ装備と鉄量を持っていたならば、アメリカ軍の死者は倍増してなお足りなかったでしょう。それに加え、局地的な戦術だけでなく、俯瞰的な戦略と情報収集能力があれば、日本は決して敗北しなかったはずです。というより、ルーズベルトが日本を挑発することはなく、日米戦自体が起きなかった可能性が高いです。
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  日露戦争の時も、数百人規模の日露軍が戦闘を行ないましたが、ロシア軍は指揮官や将校がやられてしまうと、下士官や兵はもう何をすればいいのかわからず、右往左往したのです。ですが日本軍の場合は、将校や下士官がすべて戦死しても、上等兵などが残りの数百人を指揮して最後まで戦ったといいます。
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  しかも日本人が強かったのは戦争だけではありませんでした。
  大東亜戦争の後には、日本は非常に大きな経済成長を成し遂げました。日本人は一丸となり、恐るべき勇敢さとタフさで世界中の市場を切り拓き、優秀な製品を次々と作り出し、あらゆるマーケットを席捲(せっけん)していきました。その日本の強さは、たまりかねたアメリカが貿易摩擦と称して強権発動せざるを得ないほどでした。
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  そのような勇敢で強靭な、気高い日本人の精神が、わずか70年続いたWGIPという愚民化政策だけで、簡単に滅びるとはとても思えないのです。
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      『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
         ケント・ギルバート著 PHP新書 1107(840)
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                       抜粋
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  ――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。

・日本は、欧米の植民地だったアジアの開放のために戦った ②

  現在の日本では想像できないかもしれませんが、アメリカでは、星条旗に対する忠誠心を早い時期から子供たちに教え込みます。私も幼稚園に入った時から毎朝、以下のような「忠誠の誓い」を暗誦させられたものです。「私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下にある分割すべからざる一国家である共和国に忠誠を誓います」
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  この誓いを立てる時、子供たちはみな起立し、星条旗に対して顔を向け、右手を左胸の上に置かなければなりません。これは「国旗規則」によって定められたやり方です。私は高校を卒業する18歳まで、毎朝欠かさずこれをやったので、星条旗とはまさしく「神聖」なものだという思いが心に刻まれています。
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  子供のころに参加していたボーイスカウトでは、国旗の正式なたたみ方を学びました。2人が1組になって行なう独特なたたみ方で、最後に国旗をきれいな三角形にします。この時、途中で地面に触れたら大変だと、とても緊張したことを覚えています。国旗が汚れると、神聖さが損なわれると教えられていたからです。日本人の繊細さと比べたら、アメリカ人はあまり細かいことは気にしないイメージかもしれませんが、こと国旗に対してはこのように鋭敏な感覚を持っています。
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  愛国心、つまり祖国を愛する気持ちは、日本のような恵まれた暮らしができる国民であれば、普通は自然と湧き出るもののはずです。たとえ内戦が続くひどい環境にあり、親や社会を恨み、祖国を怨んでも当然のような環境にあってもなお、それでも「私はこの国を愛しています」という人が数多くいるものです。戦後生まれの日本人で、そのような酷い環境に育った人はそんなにいないはずです。にもかかわらず、日本人の多くが「愛国心」という言葉に対し、なぜか過敏に反応し、無意識に抵抗しているのです。
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  では日本人は日本のことが本当に嫌いなのか――? ここがヘンなところで、私は長く日本で暮らしていますが、日本人の大半は「日本が大好き」と思っているように感じます。日本人は自分が日本人であることに誇りを持っているとも感じます。しかし、それにもかかわらず「愛国心」を表明することに罪悪感や嫌悪感などの抵抗感を持っています。日本人はいったい何を恐れているのでしょうか?
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愛国心を持たせない「自虐史観」を教育されてきた日本人
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  実は、前述のアメリカ国旗に対する忠誠心と、まったく正反対のことが日本の教育現場でこれまで行われていたことを聞いて、私は大いに驚きました。日本では(朝鮮共産党が浸透した)日教組(日本教職員組合)の教員が率先して、それこそ親や保護者の了解も得ることなく、日の丸と君が代に対するマイナスのイメージを学校で子供たちに植え付けるという愚行が、長い年月にわたって行われてきたのです。それだけでなく、戦前の国家主義につながるからという一方的でデタラメな理屈で、道徳教育までもが否定されてきたのです。
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  そして、この原因を作ったのがアメリカでした。
  1945年、日本は第二次世界大戦で敗れ、アメリカを中心とした連合軍が日本を占領しました。その総司令部であるGHQ(連合国最高司令官司令部)が、教育機関やマスコミを通じて日本人の洗脳を行なったのです。(このとき、白人であるアメリカ人に代わり、日本人と似た風貌の多くの朝鮮人が、成りすまし日本人としてその施行に利用された) その目的は、先の戦争について罪悪感や自虐感を日本人に植え付け、日本が決して軍事大国にならないように、日本人の精神を改造することにありました。当時のアメリカはそれほど日本と日本人を恐れていたのです。
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  GHQは1945年12月8日から日本の新聞社に、「太平洋戦争史」を連載させました。その内容は、日本軍の残虐行為をこれでもかと強調したものでした。それまで(欧米の植民地となっていたアジアを開放する)、大義ある戦争を戦ってきたと思っていた多くの日本人にとって、それは衝撃的な内容でした。しかもGHQは日本の新聞社にそれをさせるために、当時不足していた新聞用紙を特別配給までしたのです。
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  さらに新聞連載が始まった翌日の12月9日からは、NHKラジオ放送で「真相はかうだ」という番組が始まった。これは一種のラジオ劇で、戦時中の日本軍の罪を暴いていくというう番組で、その目的は新聞連載の「太平洋戦争史」と同じものでした。GHQはこれらの連載や放送を、自分たちがやったとは決して言わず、いかにも日本の新聞社やNHKがやっているように装いました。当然、新聞社やNHKには抗議が殺到しましたが、GHQはそうして集まった抗議内容すら分析し、より効果的なプロパガンダ(喧伝・扇動)を行なっていったのです。
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  同年12月15日に、GHQは神道指令を出しています。これは教育や政府行事などの公的な活動において、神道的な内容を徹底的に禁じるものでした。このようなプロパガンダとともに徹底的な検閲も行ないました。私の拙著『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(PHP研究所)でも書きましたが、終戦直後の昭和20年(1945年」)9月には、GHQは30項目に及ぶ報道規制を定めています。
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  それが正式名称「日本に与うる新聞遵則(じゅんそく)」で、これが通称「プレス・コード」です。その内容を『日本を狂わせた洗脳工作――いまなお続く占領軍の心理作戦』(関野道夫著 自由社)から引用したものが、次の通りです。
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GHQが禁じたもの
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①SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
②極東国際軍事裁判批判
③GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
④検閲制度への言及
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⑤アメリカ合衆国への批判
⑥ロシア(ソ連邦)への批判
⑦イギリスへの批判
⑧朝鮮人への批判
⑨中国への批判
⑩その他連合国への批判
⑪連合国一般への批判(国を特定しなくても)
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⑫満州における日本人の取り扱いについての批判
⑬連合国の戦前の政策に対する批判
⑭第三次世界大戦への言及
⑮冷戦に関する言及
⑯戦争擁護の宣伝
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⑰神国日本の宣伝
⑱軍国主義の宣伝
⑲ナショナリズムの宣伝
⑳大東亜共栄圏の宣伝
㉑その他の宣伝
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㉒戦争犯罪人の正当化および擁護
㉓占領軍兵士と日本女性との交渉
㉔闇市の状況
㉕占領軍軍隊に対する批判
㉖飢餓の誇張
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㉗暴力と不穏な行動の扇動
㉘虚偽の報道
㉙GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
㉚解禁されていない報道の公表
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  日本人一般国民には、このような検閲が行われていることなどまったく知らされることはありませんでした。そしてこの報道規制に違反した当時の朝日新聞や同盟通信(現・共同通信と時事通信の前身)、ニッポンタイムス(現ジャパンタイムス)は業務停止処分を受けました。これにより以後、日本のすべてのメディアは委縮しました。
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テレビ・ラジオ・新聞などのメディアと日教組の企み
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  日本が独立を回復した後、心ある日本の知識人たちはこうしたアメリカ政府の所業について告発と批判を行ないましたが、日本のメディアや教育界は、GHQのプロパガンダや報道規制、検閲が密かに行われていたことを報じることはなかったのです。
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  近年になってやっと、このような歴史的真実を知る日本人が増えてきたのは、何といってもインターネットの普及のおかげです。ですが一方でネット情報には嘘や曲解、誇張が多いのも事実です。匿名のネット情報の場合は、9割の真実に1割の嘘が意図的に混在されている危険性があります。ですから「情報をうのみにしない」ことが大切です。
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  1951年、日本はサンフランシスコ講和条約に調印し、翌年には占領軍が日本から撤退しました。しかしそれにもかかわらず、なぜか日本人は依然としてWGIPの基本方針を守り続けたのです。それを行なったのは教育現場の日教組やマスコミであり、政治家もそれを問題視することなくなぜか長年放置してきました。つまり、NHKや朝日新聞などをはじめ、大手のマスコミは国民をマインドコントロールするために、反対にそれを利用したのです。
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  2015年4月、安倍総理大臣は米議会上下両院合同会議において、素晴らしい演説を行ないました。この時安倍総理は自ら、アメリカの第二次世界大戦メモリアルを訪れて哀悼をささげたことを述べた後、この日の米議会に臨席していたローレンス・スノーデン元海兵隊中将と、新藤義孝衆議院議員を紹介しました。スノーデン中将は硫黄島の戦いで、23歳の海兵隊大尉として隊を率いた人です。一方、新藤議員のお祖父さんは、日本軍の硫黄島守備隊長だった栗林忠道大将です。
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  安倍総理は列席するアメリカの議員に向かい、「これを歴史の奇跡と言わずして、何をそう言うべきでしょうか。熾烈に戦い合ったかつての敵は、心の紐帯が結ぶ友となりました」と語ると、会議場からは一段と大きなスタンディングオベーションが贈られました。続けて安倍総理は、「…米国が世界に与える最良の資産は昔も今も、そして将来も希望でなくてはなりません。アメリカと日本は力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていきましょう。私たちの同盟は『希望の同盟』です。一緒にやれば必ずできるはずです」と述べました。
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  私はこの演説を生中継で聴き、1人のアメリカ人として感動しました。
  ですが自分の祖国のリーダーが海外で評価されることを、素直に喜べない多くの日本人がいたのです。私が「あれはいい演説でしたね」と言っても、「いや、全然ダメですよ」などと言う人がかなりいたのです。この演説を生中継したNHKの解説者からして、この歴史的な演説に否定的な発言ばかりしていました。そうした人は他の日本人や外国人に対し、「日本を好きになってはいけない」「愛国心という言葉は使うべきでない」などと説得しようとするのです。
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  (略)実際には多くの日本人は祖国を愛しています。
  ですが、わざわざそれを言葉にして再確認する必要性を感じていないだけであり、こうした点がアメリカや他の国々と日本の異なるところです。ですがそのように国を愛する自然な感情を、日本では「右翼的」「プチ・ナショナリズム」などといって揶揄したり、批判されたりする土壌があるのです。
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  大音量の軍歌を流しながら、真っ黒に塗られた街宣車が街中を走るのを見ますが、このようにいかにも右翼を装い、一般市民を威嚇するような人々は必ずしも日本人というわけでもないようです。こうした人たちは暴力団から街宣右翼へと「転職」しているという。警察はこの事実を十分把握しており、日本のマスコミや外国人特派員だってみな知っています。つまり日本は軍国主義化しているわけではないのに、彼らはあえてそうした街宣右翼だとする怖そうな写真を掲載しては、「日本は戦前回帰している」という報道を意図的に行なっているのです。
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日本は欧米の植民地となっていたアジアの開放のために戦った
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  こうした現実が、温和で冷静、かつ優秀な日本人の愛国的言論空間を奪ってしまうのです。そのことを私は非常に悔しく感じています。愛国心とは、自国だけが優れていてナンバーワンであると外に向かって言ったり、他国を貶(おとし)めることではありません。政府が国民や国の利益を第一に考えることは当然ですが、本当の愛国とはただひたすら、自分が属する国に対して純粋な愛着を感じることです。
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  その感覚は本来、美しいものであるはずです。
  ですが今の日本では、そうした健全な愛国心を表現する言葉でさえが、極端なイデオロギーとして断罪されるほどです。その結果、多くの日本人は国を愛する情をほとんど示さなくなっています。それが(実際はそうではないのに、日本はアジアに対して侵略戦争を仕掛けたという誤った自虐史観と)連鎖反応を引き起こしたのです。
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  だからひたすら日本政府は、外国に対して戦争の謝罪をしまくり、諸外国に金をばら撒き、国益よりも国連やアメリカの顔色をうかがい、中国や韓国に奇妙な遠慮をするという、だらしない外交を展開する国になってしまったのです。こんな卑屈な態度は本来、日本のような超大国が取るべき態度ではありません。
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  日本人の多くは決して、「日本は世界最高だ」などと叫びませんが、アメリカ人である私から見てもある意味、日本人ほど「自分の国を好きな国民」はそうそう見当たりません。そして、そのような日本人の姿を見て「うらやましい」と思う外国人は多いのです。そうした内なる愛国心を表明することを、「恥ずかしい」とか「悪いことだ」と感じているとしたら、それは大きな間違いだと指摘しておきます。
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  なぜなら、それは友人から「マザコン」とバカにされただけで、自らを生んで育ててくれた母親を否定するのと同じことで、自分の存在の根底を否定するのは、自分の精神的安定をわざわざ蝕(むしば)む、きわめて愚かな行為だからです。
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  そして日本人が持っていた力強い愛国心をズタズタに切り裂くことで、二度と立ち上がれないようにする目的で導入された究極の大量破壊兵器こそが、GHQが実施したWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)だったのです。このことはどれほど強調しても強調し過ぎることはありません。
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  GHQが日本人の洗脳のために(朝鮮人を利用し)、日本人が長年の歴史の中で作り上げてきた道徳教育を否定したり、共産主義の日教組を通して子どもたちを洗脳して、自虐的な歴史観を植え付けてきました。こうしたことは決して許されないことで、日本人はそのことに気づき、1日も早くそれらを改善しなければなりません。
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  GHQが日本人の愛国心をそれほどに恐れたのは、大東亜戦争で日本兵士の不屈な精神が、連合軍を非常に苦しめたからでした。兵士たちそれぞれには複雑な思いや葛藤があったはずですが、その精神には愛国心だけでなく純粋かつ自然に湧き出る使命感、(つまり何百年と欧米の植民地支配に苦しむアジア諸国を開放するという思い)に支えられていたのです。
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  欧米人は世界中を軍事力で植民地化し、アジアの人々を奴隷のように扱うことに慣れていました。そんな中、たとえ戦争の最前線で補給が尽きて弾薬や食料がなくなろうとも、死を恐れずになお突撃を続ける、日本人のような国民にはかつて遭遇したことがありませんでした。彼らは日本兵の不屈の精神に心の底から畏怖(いふ)と恐怖を覚えたのです。そして、この世界一長い歴史を誇る国に、歴史の浅いアメリカは精神性で勝てるはずがないと自覚したのです。
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  そんな日本人の強さの秘訣はまさに「愛国心」にあると考えたからこそ、アメリカは戦後徹底して日本人の愛国心を破壊すべく、テレビや新聞などのメディアや教育界、法曹界などを通じて自虐史観を植え付け、「愛国心」という言葉を否定し破壊していったのです。それにより、(多くのアジア諸国が何百年と続いてきた欧米の植民地支配から解放され、その後独立を果たしましたが)日本が終戦までに行なったそれらのことは一切否定され、肯定的評価は完全に消し去られていきました。そして日本人に誇りを持たせるような報道や発言を禁じる、「WGIPという劇薬」を日本人は飲まされたのです。
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  しかし、そうした邪悪な試みは70余年経った今や、次々と打ち破られつつあります。日本は今日でもなお、天皇陛下を中心にした強い国民的連帯感で結ばれています。そしてこれこそが、中国などとは違い、軍事力や経済力をわざわざ誇示せずとも、日本が大国であり、私も含めて諸外国の人々から「日本が大好きだ!」というまなざしを向けられる最大の要因なのです。
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  日本人はそろそろ「愛国心」についての誤解を正し、こんな信じがたい非常識なタブー感覚から自らを開放するべきでしょう。そうなれば日本人は、もっと魅力的になると思います。なぜなら自分に自信がない人の言葉は、残念ながらあまり説得力を持たないからです。それが世界に向けられた場合であれば尚更そうなのです。これを読むあなたもぜひ、「愛国心」と正しく向き合ってみてください。
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            『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
              ケント・ギルバート著 PHP新書 1107(840)
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                             抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。
 

・日本人の「洗脳」  ①

  日本人に「日本という国を好きですか?」と尋ねると、大抵の日本人は好きと答えるでしょう。私は100%の確信を持って断言できますが、では「愛国心を持っているのですね?」と尋ねると、「う~ん、愛国心ですか・・・」と、現代の日本人は「愛国心」という言葉に対して、何らかの抵抗感を持っています。これを読む人の中にも、子供の頃からずっと「私は国を愛しています」と言ってきた日本人が何人いるでしょうか。
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  ちなみに一般的な家庭で健全に育った米国人であれば、ほぼ全員がこれらの質問に対して、「私は子供の時からずっと米国に愛国心を持っています」と即答するはずです。そして私も、極めてそのような一般的な考えを抱いている米国人の1人です。ゆえに日本人の愛国心への抵抗感を見ると、とても奇異に映るのです。そう言うと、「いや、もちろん私だって日本は好きですよ」と言う日本人は多いでしょう。ではそういう人に重ねて聞きますが、では「日本を好き」なのと、「祖国を愛している」との違いは何ですか? 
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  これはかなり難しい質問かもしれません。
  それに対する一つの答えは「マインドコントロール」です。戦後の日本では、日本人が愛国心を持つことに抵抗感を抱かせるような学校教育と、マスコミによる意図的な報道や放送が行われてきました。しかもそれは現在進行形であり、今、この瞬間にも行われています。つまり、日本人の皆さんは一種の洗脳を受け続けているのです。
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  「マスコミや学校教育を通して日本人が洗脳されているだなんて、そんなバカなことが!」と思ったあなたは、残念ながら見事にマインドコントロールされてしまった人です。オウムの事件を引き合いに出すまでもなく、洗脳された人は、自分が洗脳されている事実になかなか気づきません。うすうす気づいてはいても、容易にその事実を認めようとはしないものです。なぜなら長年かけて築いた価値観が、根底から覆(くつがえ)ってしまうからです。
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  戦後、この洗脳を教育機関やマスコミを操作して行わせた陰の主犯は、GHQ(連合国軍最高司令官司令部」でした。それは米国政府が仕組んだと言っても間違いなく、アメリカ合衆国の占領政策による謀略でした。これは「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(WGIP)というものです。これの目的は要するに、日本人の心に、先の戦争についての罪悪感や嫌悪感を植えつけて、日本を二度と軍事的に立ち上がれない国にしようというものでした。米国政府がそこまでやった理由は、米国が日本や日本人を極端に恐れたことが原因です。この件については後で詳しく述べます。
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  日本を「好き」であっても「愛国心」という言葉をなかなか言えない原因のもう一つは、「日本人が日本のことを知らない」ことにあります。誰も「知らないものを愛することはできません。その点では、明らかに日本人は自分の国のことを「十分には」知らないように思います。たとえば何ヵ国かの人々が集まるパーティのような席では、まずたいていは各自の「お国自慢」から始まり、それぞれが自国の文化や伝統、歴史について語り、相手国について質問したりします。そのような場で、自国の歴史や文化を語れない人は「無教養な人」と思われてしまいます。
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  その点で日本人はどうでしょうか?
  (日本人は海外で、自国のことを自信を持って語れない人が多く)、海外で活躍している有能な人ほど、(語れないのは、自国のことをあまり知らないことに原因があると気づいているので)、「もっと自国のことを知る必要がある」と言うことが多く、おそらく普通に大学を出た程度では知識が足りないと思うようです。そして、その知識不足の大きな原因も、やはりGHQの「WGIP」にあります。
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  しかも戦後日本では、天皇についての歴史や文化伝統を学ぶことは一種のタブーになっていました。それは日本人が作り上げた公式の歴史書の『古事記』や『日本書記』に書かれたことさえ、学校で教えることができなかったのです。八世紀に編纂されたこれらの書物は「神代」(かみよ)の時代の話などで、それなら「神話」として教えればいいのですが、それさえ行われなくなったと聞いて、私は非常に驚きました。
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  (略)神話の時代から現代に至るまで、ずっと天皇とともに続いてきている国だからこそ、世界の人々は日本という国に憧れ、敬意を抱いているのです。ですが一方で日本人は天皇についてあえて無関心、あるいは斜めに構えて、敬いながらも遠ざけるような考え方を持っているように見えます。
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  それも無理からぬことで、「天皇」と「愛国心」を一緒に論じることは、戦後の日本ではある意味非常に危険なことでもありました。しかし戦争が終わって70年以上経った今日においてもいまだ、愛国心を語ることはすなわち軍国主義であると考えられています。そして、それこそが「WGIP」が日本人に植え付けることを目指した世界観だったのです。
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  (略)アメリカ人である私の理解が及んでいない部分も多々あると思うし、誤解もあるかもしれません。しかし外からの視点を率直に紹介することで、日本の人々にとってある種の「鏡」の役割が果たせるかもしれないと思っています。本書を最後まで読んでも、「自分はどうしても日本への愛国心が持てない」という日本人がいれば、ぜひ、自分が一番好きな国に移住したり帰化することをお勧めします。
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       『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
           ケント・ギルバート著 PHP新書1107(840)
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                       抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。

・今回の人生における自分の使命・課題を見つける

  ではどのようにして、自分の魂に刻まれた青写真(ブループリント)の情報を見つけることができるのでしょうか? これまでも多くの人々から尋ねられた質問です。誰もが自分の才能を活かし、周囲や地球をよくするために動きたいと思っていますが、どうすれば自分の持つ青写真にたどり着くことができるのか? 実は自分の青写真の情報を見つける方法は非常にシンプルなものです。
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  それは見つけるのではなく、思い出す作業なのです。
  あなたの潜在意識は答えを知っています。それはあなたのDNAに刻印されています。なぜならそれはあなたがここへ転生してくる前に、自ら決めてきた課題であり、使命だからです。
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  それを見つけるためには、まず自分の好きな分野について考えてみてください。「私は子供が好き」「私は大自然の中にいるのがとても落ち着く」「何か物を作っているときが一番集中できる」「人の世話をするのが好き」「世界中を飛び回り、新しい体験をするのが生き甲斐」などと、人によってさまざまです。そうした中であなたの心に引っかかる分野、惹かれることを見つけるのです。
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  あるいは、もうすでに自分が好きなことをやっている、これがそうだと言えるものであれば、その道を迷わず進んでください。それが仕事であれ、趣味の世界であれ、関係ないのです。その中には必ず、あなたの使命や課題が含まれています。たとえあなたの顕在意識がそれを覚えていなくても、潜在意識ではしっかり記憶しています。だから時間を忘れて集中できるし、心から楽しい、ワクワクすると思えるのです。
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  まずは自分の好きなことをやるのが第一歩であり、単純明快ですが、実際にこれがあなたの青写真に近づく第一の近道です。小さなことでもいいのです。「私がワクワクするものとは何だろう?」「時間を忘れるほど楽しいと感じるものは何だろう?」「自分はどのような分野に惹かれるのか?」と、小さなことでもそれがあなたの魂の青写真の情報にアクセスする唯一のカギです。
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  たとえすぐには、自分が決めてきたミッションや課題に気づくことがなくても、まず好きなこと、ワクワクすることを「やること」です。そうすると自然に、それが次に繋がっていきます。すぐには到達しなくても、そのワクワクする道を続けていくことで、次のドアが開きます。そのドアを開けると、あるいは新しいテーマが見つかるのかもしれません。
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  人の青写真はそれぞれ異なります。
  そして青写真を持たない人はこの地上には存在しません。なぜなら誰もが、自分の青写真という課題や使命を決めて生まれてきているからです。まずは楽しいと感じること、ワクワクすること、やったことはなくてもいつも気になっていることがあれば、すぐにやってください!
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  「DO IT NOW!」「今日できることは明日に延ばすな」ということわざが地球にありますが、本当にその通りです。この地球という三次元空間での時間は無限ではなく、もしあなたが今回のミッションや課題をクリアしないならば、次の転生にそのまま持ち越してしまうことになります。ですから今できることは今、どんどんやってしまいましょう!
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自殺をすると、それに至った同じ課題を再びやり直すことになる
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.  もしも人生におけるミッションの半ばで、病気や事故、自殺などで死んでしまった場合、再び地球に転生することになります。その理由は、クリアし終えなかったレッスンを学ぶためですが、場合により適切な状況のために、時代や国が異なることはあっても、同じ課題に取り組むことになるのは変わりません。
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  今、日本でも毎年、3万人の自殺者があるそうですが、では自殺した場合はどうなるのでしょうか? 自殺を正当化するつもりは毛頭ありませんが、自殺をある側面から見ると、広い意味でその人を含めて周囲の人々への学びという面もあります。「もういやだ。こんなことは十分だ」という理由で電車に飛び込んだり、他の手段で自分の人生を絶ってしまったりします。
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  そうなると、やりかけの人生をもう一度やり直さないといけなくなります。そうして再び転生してくるのですが多くの場合、結局、同じ葛藤をまた繰り返すことになります。そうすると前世で頓挫してクリアできなかった課題・使命と、今回の転生での課題の二つを終わらせる必要が出きてきます。ですが1回の人生で二つのミッションをやるのは、相当に負担がかかることから、仕方なく2回の人生に分けてミッションを行うことになります。
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  魂は進化に向かって進んでいくことが宇宙の意志であるのに、一方で自殺によってやり残したミッションや課題ばかりが山積みしていき、カルマがどんどん積まれてしまう・・・。これは本当にもったいないことです。これにより、あなたには本来、無限にある可能性も封印されてしまいます。どうか自殺を考えている人はこのことを考えてみてください。自殺により、あなた自身がさらなる負担を背負うことになるのです。
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自分を束縛するすべてをリセットして一人になる
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  何をやってもうまくいかず、怒りが収まらず、すべてから逃げてしまいたい、と感情的にもギブアップした状態になることがあります。そういう人こそ、本当は私に会いに来てほしいのです。私はそういう時に、「仕事をやめてしまいなさい!」「仕事から完全に離れなさい!」「ヒマラヤ登山でもしてきなさい」とアドバイスしています。これは単純な方法ですが、もっとも即効性があって効果が高いのです。つまりその場から自分が出ていき、自分のいる場所を180度チェンジするという選択こそが最良なのです。
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  そして「本当に自分は何をしたいのか、自分にとって何が一番ハッピーになれるのかを熟考しなさい」と伝えます。その結果、自分が自分に与えていたプレッシャーが、もっとも自分を苦しめていた原因であると分かるのです。人間は周囲のことには敏感ですが、案外と自分のこととなるとよく見えていないものです。そして自分に対する評価が厳しすぎる人も、日本人の中には多いように感じます。
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  今、自分がつらい、苦しいと感じている環境や状況から、すぐに自分を脱出させることです。自分を取り巻く場をすぐさま変えてしまいましょう。たとえば1週間でも1か月でも1年でも、好きなだけ、家族や仕事といったん離れて、エベレストに登ったり、アシュラム(祈りの家)に滞在したり、アフリカやペルーの大自然や遺跡を旅しながら、自分は一体何者なのかを一人で考えたりして、ゆっくりと好きなことをして過ごしてください。
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  もちろん日本国内でもよく、神社仏閣が好きなら日本中の神社巡りもいいし、お遍路さんとして霊場八十八ヶ所を周ってもいいでしょう。富士山登頂をして、霊峰からエネルギーを受け取るのもよく、北海道から沖縄まで自由に旅しながら、気に入った土地でゆっくり過ごすのもいいでしょう。
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  あなたの心が壊れてしまってまで、今の場所に居続ける理由はどこにもありません。あなたの心が惹かれる場所、ワクワクできそうな場所へ行ってください。あなたはいつも自由です。そして自由意志こそが、人間に与えられている最大の贈り物なのです。あなたを不自由にしているのは、実はあなた自身の思考なのです。
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  ですからつらいとき、もうダメだ、もう限界と感じる時、いつでもすみやかにそこを離れてください。人間関係も仕事もいったんすべてを手から放してください。それらが本当にあなたに必要なものであれば、また後でいつでも復活させることができるので安心してください。今、一番大切なものは、あなたの健やかな生命であることを決して忘れないでください。
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  日本では他国よりも自殺が多いと聞きます。
  学校でのいじめや、家庭でのさまざまな暴力問題、会社におけるパワーハラスメントなどでストレスが充満しており、人々の間の力関係がとても不均衡に感じます。そうしたことから日常の悩みが処理できないままに増加し、あるとき自分の感情がプツンと切れてしまい、あるいはペシャンコに押しつぶされてしまうのです。
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  もし、そのようになりそうであれば、それらの原因を恨まずに、「学ぶためのチャンスをくれてありがとう!」と言って、彼らに別れを告げ、さっさと立ち去りましょう。そして自分自身の魂を喜ばせる旅に出ましょう。大事なところなので繰り返しますが、なぜ自殺が起きてしまうかという最大の理由は、自分が自分に課したプレッシャーが大きすぎて押し潰されてしまうということです。
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  自分自身に対してだけでなく、誰かを喜ばせることができない。
  その思いが自殺を選択してしまいます。私の知っている人もそういう状況に追い詰められた結果、心が壊れるギリギリのところで自国を脱出し、アシュラムで自分自身を取り戻した人がいます。とりわけ日本人は周囲に気を使いすぎて、常に自分の本音や本心を抑え込む人が多いです。限界まで我慢せず、どんどん心を開放してあげましょう。
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自殺はあなたの魂の進化を止める「強制終了ボタン」
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  自殺するということは、自分の進化を止めてしまうことであり、次元上昇からもっとも遠いところに身を置くことになります。あなたは宇宙から祝福された
存在です。その大切な命を、どうか自分で吹き消さないでください。あなたが100パーセントの自分自身でいること、魂に刻まれたミッションを思い出すこと、どんなに苦しくつらい時でもこのことを忘れずに生きてください。死という選択は決してしてはいけません。
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  皆が皆、同じ道を行く必要はまったくありません。
  あなたは地球に遣わされた、美しいオンリーワンであることを忘れないでください。
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          『アシュタール・コマンド 魂がふるえる人生のブループリント』
                  レディー・アシュタール テリー・サイモン著
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                               抜粋
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.――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。
 

・「勇気を持って、人と違っていなさい」

   人と違って見えるのを避けるために、あるいは他人から受け入れられていると感じたいために、あなた方は自分本来の力と価値を生きることを諦めている。
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   あなた方に言うが、「勇気を持って、人と違っていなさい。
   それは成熟であり、自分という主権の表れである。」 あなたはこれまでの多くの転生の途中で、捨て去り、 嫌ってきた、自分自身のすべての部分を受け入れる必要がある。
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   「神の意志」というのは、あなたの外側の「神」のことではない。
   それは「あなた」という神のことである。あなたは人間という経験をするために転生した、「偉大な我なるもの」の表現の一つに他ならない。
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   今という時は、自分をないがしろにせず、自分のすべてを慈しみ、受け入れる生き方をする時である。 あなたが全幅の信頼を持って、判断も恐れも持たずに、 癒しのプロセスへゆだねると、かなり早くこのプロセスを通リ抜けることが出来る。
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   これからこの惑星上において、あるいはあなたの人生に起きてくる出来事を進んで受け入れなさい。なぜならそれらは、自分で作ってきた鎖から、あなたを解放するために生じてくるものだ。
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   ただ、あなたのハートを愛に向けて開いてください。 
   人々があえて地球のこの次元に来るのは、まさしく霊性を鍛えて身に着けるためである。だがそのことを知って取り組むことがなければ、そうはならない。それが、あなたが何回も地球への転生を選んできた理由である。
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   これまでのすべての生涯において、あなたは自分で選択して、地上の転生に戻ってきている。決してただの一度であれ、強制されてしたことはない。「進化のこの段階を完了した」、と自分が感じるまで、転生のチャンスを何度でも自ら繰り返し求めてきたのだ。
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   しかし肉体に入るたびに、再びそのことを忘却し、幻想に陥ってしまった。人々の意識は、この次元の持つ濃い密度と歪みと、神聖な原則からの分離により、それが地球という惑星上の生活に多くの困難を引き起こし、あなたはそれを幾度となく、繰り返し経験して来たのだ。
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   惑星地球は、闇と苦痛を最大限に経験して来たが、もうすぐ、大いなる愛と光の状態に高められ、後に続く人たちが学ぶために道を示すだろう。
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   「レムリアの叡智」「レムリアの真実」「新しいレムリア」  太陽出版
             オレリア・ルイーズ・ジョーンズ著
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                      抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
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誰もが転生する時代や国、両親、環境を選択してきている

    私アシュタールは、11段階の次元上昇を完了した存在たちの領域から、チャネル(媒体)のテリーを通して、日本のみなさんにお話しできることを栄誉に思っています。そして、日本のみなさんへ心からの祝福を送ります。
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  この愛と光の空間の中にはたくさんの祝福があります。
  今こそが、あなた方にとって愛と成長の美しい時です。あなたのハートがまっすぐに、この光溢れる宇宙へと伸びていっている時でもあります。すると、美しい愛の光が輝きながら降りてきて、あなたを包みます。その光が、次元上昇を成し遂げた存在たちの領域へと、あなたを上昇させるのです。
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  そこには愛や喜び、成長や理解などがあり、美しい調和があります。あなた方1人1人の成長は、1歩1歩、歩むごとに残るその足跡が、その後に続く人々の道しるべとなっていくでしょう。あなた方はまれに見る光を放っています。そしてあなたが自らの情熱に従って歩んでいくならば、それは内なるハートに導かれているということです。それにより、あなたは美しい人生を創造していくのです。
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  あなたが関わり、触れていくすべての人たちの人生も、同じように素晴らしいものになっていきます。あなた方1人1人は非常にパワフルで、この惑星を目覚めさせることに貢献しています。この惑星が成長し、地球が次元上昇するチャンスを与えているのがあなた方です。この地球が次元上昇の5段階目(5次元)へと上昇するとき、光の都市がこちら側に降りてきて、この地球が光の惑星となります。
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  最初にお伝えしておきたいことがあります。
  私は本当のロード・アシュタールです。地球上では、アシュタールをチャネリングしている人々がたくさんいるようですが、私は正真正銘のアシュタールであることをお伝えしておかなければなりません。というのは、残念ながらアシュタールの一側面だけにチャネルして、それをメッセージとしている人や、違う宇宙存在をチャネリングしてアシュタールだとしている人もいるからです。宇宙存在にもさまざまな存在がいるので、気を付けてください。
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  これは別に高慢な感じでお話しているわけではありません。
  なぜ今、このようなことをお伝えするかといえば、今こそ本当のアシュタールのメッセージを地球のみなさんに届ける時期が来ていると思っているからです。
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  時間がもうありません!
  真実に気づかなければなりません。自分にはやるべきミッション(使命)があることに気づいてほしいのです。今、もうその時期に至っています。
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「今の自分は、本当に自分自身を生きているのか?」
「自分の人生は果たして、本当にこれでよいのか?」
「本当の自分、本心がやりたいことをやっていない!」・・・と、うすうす自分の人生や自分という存在に、違和感を覚えている人たちが多いのです。ここであなた方にお伝えしたいのは、「あなたの内なるハートはあなたに何を語っていますか?」ということです。
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内なる思い、ハートに従って生き、情熱に従って生きる
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  これはシンプルなようですが、現代の地球人はこの単純なことさえうまくやることができていません。これは本当にもったいないことです。なぜなら自分の可能性や能力を最大限に生かして生きていくならば、それこそが地球を救い、地球の波動をもっと上げていくための大きな一歩にできるからです。
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  私の存在をまだ知らない読者のために、地球の慣習に従って少し自己紹介します。私は現在は11次元に住んでいますが、私の故郷は金星です。私は純粋な愛の領域から来ており、愛の大使として純粋な愛のエッセンスをこの地球にもたらしています。
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  私が故郷の金星を離れることになったのは、文明による環境破壊によって、金星の大気圏が破壊されてしまったからです。美しい金星はもはや我々が生存できる環境ではなくなってしまったのです。当時、私は宇宙連盟で司令官として仕事をしていました。そして金星から出て行かねばいけなくなった時、わずかの人々は金星に残ることにしましたが、私たちの大部分は出て行くことを決めました。
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  我々の10個の宇宙ステーションがあり、そこに金星人たちは緊急避難しました。自分たちの母星を離れるということは非常に悲しい出来事でしたが、当時の金星はとても人が住めるような環境ではなくなっていました。そして他の惑星に移住したいという人々のために、この地球を見つけたのです。調査の結果、地球は金星人が生存可能な環境であることがわかり、多くの金星人は地球に移住して住むことになりました。
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  人間とのハイブリッドも可能だとわかり、あなた方地球人のある人々にはまだ金星人とのDNAが宿っています。宇宙へ出て行った人々は、宇宙ステーションをまとめて大きい宇宙船をつくりました。そして全宇宙へ平和を作り上げていくことを宣言したのです。その時に私は、全宇宙における愛の大使になりました。
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  地球でも今まさに同じような環境破壊が起きていますが、我々金星人は文明のために愛すべき金星の環境を破壊してしまったのです。私たちはとても知性的な存在であり、地球よりもかなり進歩した文明と非常に高度な技術を持っていました。そして金星のエコシステムにはほとんど意識をはらわずに、さまざまな開発を行なっていました。
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  今の地球がまったく当時の金星と同じ状態にあります。
  ですから地球が今、非常に危機的状況にあることを、あなた方にも気づいてほしいのです。そしてこの地球の環境保護に関して任務を持っているのが、スターシードと呼ばれるメンバーたちです。それがこの地球に光を灯し、光を放ち、地球を守るために降り立った人たちです。
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  スターシードという存在については後に詳しくお伝えします。
  スターシードも、そうでない人たちも、地球に生きている人たちは全員が同じ船に乗り合わせている仲間です。地球という美しい船は、今や長い年月に渡って行われてきた文明開発のために、陸や海、空までもが破壊されつつあります。このままでいくならば、地球もかつての金星の末路のようになってしまうでしょう。
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  ですからまず、大きな単位でなくても、小さな人々の単位で地球を守っていくことから始めていってほしいのです。そして地球に住むあなた方の意識がより進化し、1人1人が本来の使命を思い出すことがより重要なことです。「自分の力なんかタカが知れてる」「自分1人が頑張っても何も変わらない」と思ってはいませんか?
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  あなた方1人1人には本来、無限の力が備わっており、それぞれが魂に刻まれた青写真(ブループリント)を持ち、その人生の目的、使命、課題というものを内に抱いて生まれて来ています。ですから、それぞれの人が自らのミッション・使命を思い出し、それを達成するならば、この地球は再び美しく、エネルギーに満ちた星となって甦ることでしょう。
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自分の魂に刻まれた青写真(計画・目的・使命・課題)
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  この地球上に生きることを選択した人々はすべて、自分の魂に刻まれている青写真を持っています。青写真・ブループリントとは、言い換えれば自分の使命やこの世界での役目というものです。それはあなたが誕生する前に自分自身で決めてきた課題のことです。もちろん宇宙の意思も入っているので、宇宙とあなたの双方で決めた今世のテーマともいえます。ですからどちらかだけで決めたことではありません。
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  「あなたはこういう特質や長所を持っているので、今回の地球での誕生に際し、それに即した内容の青写真を刻印しておきましょう」。「あなた自身の魂が喜ぶことをして、周囲や人類を幸せにしてあげなさい。それを行なうことがあなた自身の進化となり、地球の進化に繋がるのです」 そんなふうに、あなた方は宇宙の意思と合意をして契約を交わし、この地球という美しい惑星にやって来たのです。
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  人間は地球にやって来ると、自らの魂に刻まれている青写真による使命を果たし終えて、課題をクリアーし、再び宇宙へと還っていきます。もし使命や課題が完了しないままに、人生を終えることになった場合、再び地球へ転生して、途中でやり残した課題に再び取り組むことになります。
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  今回の転生で自らの課題や使命をやり終えた人たちの中には、もう再び地球には戻らず、次は別の惑星に転生する人もいます。ですが一方で、新たなる大きな目標や使命をクリアするために、自分の意志で再び地球に転生し、次の大きな使命に向けて果敢に立ち向かう人もいます。
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地球での最終の課題、使命は「アセンディッドマスター」(次元上昇をクリアした人)になること
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  なぜ人間は、何度も何度も地球に転生するのでしょうか?
  それは地球上で繰り広げられている人間の世界の中で、そのレッスンから学ぶためです。そして最終的には、次元上昇をマスターした人(アセンディッドマスター)になるためです。 
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  あなたという転生する前の意識体ともいうべきエネルギー存在は、地球に転生しようと思ったとき、「今回はこういうことを地球で学ぼう」と決めます。宇宙にはあなた専用の「命の本」ともいうべき「アカシックレコード」があります。そこには1人1人の個人情報だけでなく、この宇宙のすべての事象や情報が記録されています。あなたは転生にあたり、解消されていない自分のカルマや、過去世での出来事を読み、次の転生でどのようなレッスンを学ぶかを決めるのです。
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  あなたの「命の本」に書かれているいることをすべてやり終えたとき、あなたは次元上昇を全うしたアセンディッドマスターになることができます。中には早々とカルマを解消し終える人もいます。カルマ自体は過去生に関連しており、今自分にはその記憶がなくても、過去世からやり残してきてしまった課題や、しなければならなかった宿題が、今回の人生であなたに課せられています。
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  しかしカルマ自体は悪いものではなく、カルマを解消するための行動や取り組みが、今回の人生であなたの成長や飛躍に大きく役立つ経験となることが多いのも事実です。ですからカルマ=悪、償いなどと考える必要はなく、「どのようなテーマのカルマが私には残っているのだろう。この宿題を生きている間に終わらせよう!」と、やる気になってがむしゃらに生きていく人の方を、宇宙はむしろ応援してくれるのです。
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  それは人間と同じで、何もせずただ傍観者でいる人よりも、とにかく行動して自分で運命を切り開いていく人の方を応援したくなるのは当然のことです。このように、人でも宇宙でも万物のすべては、よりエネルギーの強い方へと惹かれるものなのです。
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使命達成のために、生まれる国や両親、時代を自分で選択してきた
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  よく、「なぜ私はこんな国に生まれたのだろう?」「どうして私はこんな両親の元に生まれたのだろう?」「本当の親は実は別にいるのではないか?」などと、何か問題が起きるたびにそう考えた人が少なくないでしょう。このように人間は安易に誰かのせいににしたり、環境や生い立ち、親のせいにして嘆くことがあります。ですがそれらはすべて、実は自分が生まれる前に選択してきたことであったとしたらどうでしょうか?
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  そして実際に、すべてあなたが決めたところへ生まれてきているのです。
  生まれる時代も、国も、住む町も、両親、兄弟も、配偶者も子供も友人もすべて、あなたの青写真にある課題を完了させるために必要なことであると、あなた自身が選択してきたことなのです。そのシナリオはあくまでも、「命の本」に記されていることが基本になっており、それを元に自分のやるべき事柄が選択されています。つまり、あなたが学ばなければならない事柄のすべては、「命の本」に記されているのです。そしてそれは絶えず稼働しており、あなたがやり残したことがどんどん追加されていきます。
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  あなたが自ら計画してきた青写真を実践することで、それはあなた自身のためになるだけでなく、地球のためにもなるのです。今の地球はかつての金星の末路のように、環境破壊によってかなり傷を負っています。この地球が再び美しいユートピアに戻るためにも、あなた方人類の意識を高めていかねばなりません。なぜならそこに住む人類の意識と地球の意識は連動しているからです。どちらかが上がれば一方も上がり、一方が下がれば片方も下がっていきます。
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  地球に住む人類全体の意識が光に向かえば、地球の波動も上がり、自己再生能力が高まります。枯れていた大地が潤い、汚れている大気が浄化され、精気を失っていた森が青々とした緑の世界に変わり、河川や海に魚が戻り、生態系が蘇ります。地球全体を包んでいた暗い闇が取り払われ、封じ込めていたフタが取れて、地球が本来持っている強い波動エネルギーが復活するのです。
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  そのためにも、あなた自身の内なる青写真(ブループリント)を見つけ、魂が喜ぶ道を歩んでください。1人1人の力は弱いなどと思わないでください。一条の光が集まると強烈な光線と化し、宇宙までをも照らす明るい灯(ともしび)となるのです。
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  そして一つのたんぽぽの種が地上に落ちた時のように、それは本当に美しい光を放つ黄金の花が咲きます。黄金の花は地球に癒しの緑の場を作り出し、また新たな種がどんどん広がることで、世界中の人々が影響を受けていくのです。あなたはそのための一つの種であり、花を咲かせ、世界を変える一粒の種となるのです。
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         『アシュタール・コマンド 魂がふるえる人生のブループリント』
                  レディ・アシュタール テリー・サイモン著
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                           抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。
 

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