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・日本は、欧米の植民地だったアジアの開放のために戦った ②

  現在の日本では想像できないかもしれませんが、アメリカでは、星条旗に対する忠誠心を早い時期から子供たちに教え込みます。私も幼稚園に入った時から毎朝、以下のような「忠誠の誓い」を暗誦させられたものです。「私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下にある分割すべからざる一国家である共和国に忠誠を誓います」
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  この誓いを立てる時、子供たちはみな起立し、星条旗に対して顔を向け、右手を左胸の上に置かなければなりません。これは「国旗規則」によって定められたやり方です。私は高校を卒業する18歳まで、毎朝欠かさずこれをやったので、星条旗とはまさしく「神聖」なものだという思いが心に刻まれています。
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  子供のころに参加していたボーイスカウトでは、国旗の正式なたたみ方を学びました。2人が1組になって行なう独特なたたみ方で、最後に国旗をきれいな三角形にします。この時、途中で地面に触れたら大変だと、とても緊張したことを覚えています。国旗が汚れると、神聖さが損なわれると教えられていたからです。日本人の繊細さと比べたら、アメリカ人はあまり細かいことは気にしないイメージかもしれませんが、こと国旗に対してはこのように鋭敏な感覚を持っています。
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  愛国心、つまり祖国を愛する気持ちは、日本のような恵まれた暮らしができる国民であれば、普通は自然と湧き出るもののはずです。たとえ内戦が続くひどい環境にあり、親や社会を恨み、祖国を怨んでも当然のような環境にあってもなお、それでも「私はこの国を愛しています」という人が数多くいるものです。戦後生まれの日本人で、そのような酷い環境に育った人はそんなにいないはずです。にもかかわらず、日本人の多くが「愛国心」という言葉に対し、なぜか過敏に反応し、無意識に抵抗しているのです。
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  では日本人は日本のことが本当に嫌いなのか――? ここがヘンなところで、私は長く日本で暮らしていますが、日本人の大半は「日本が大好き」と思っているように感じます。日本人は自分が日本人であることに誇りを持っているとも感じます。しかし、それにもかかわらず「愛国心」を表明することに罪悪感や嫌悪感などの抵抗感を持っています。日本人はいったい何を恐れているのでしょうか?
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愛国心を持たせない「自虐史観」を教育されてきた日本人
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  実は、前述のアメリカ国旗に対する忠誠心と、まったく正反対のことが日本の教育現場でこれまで行われていたことを聞いて、私は大いに驚きました。日本では(朝鮮共産党が浸透した)日教組(日本教職員組合)の教員が率先して、それこそ親や保護者の了解も得ることなく、日の丸と君が代に対するマイナスのイメージを学校で子供たちに植え付けるという愚行が、長い年月にわたって行われてきたのです。それだけでなく、戦前の国家主義につながるからという一方的でデタラメな理屈で、道徳教育までもが否定されてきたのです。
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  そして、この原因を作ったのがアメリカでした。
  1945年、日本は第二次世界大戦で敗れ、アメリカを中心とした連合軍が日本を占領しました。その総司令部であるGHQ(連合国最高司令官司令部)が、教育機関やマスコミを通じて日本人の洗脳を行なったのです。(このとき、白人であるアメリカ人に代わり、日本人と似た風貌の多くの朝鮮人が、成りすまし日本人としてその施行に利用された) その目的は、先の戦争について罪悪感や自虐感を日本人に植え付け、日本が決して軍事大国にならないように、日本人の精神を改造することにありました。当時のアメリカはそれほど日本と日本人を恐れていたのです。
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  GHQは1945年12月8日から日本の新聞社に、「太平洋戦争史」を連載させました。その内容は、日本軍の残虐行為をこれでもかと強調したものでした。それまで(欧米の植民地となっていたアジアを開放する)、大義ある戦争を戦ってきたと思っていた多くの日本人にとって、それは衝撃的な内容でした。しかもGHQは日本の新聞社にそれをさせるために、当時不足していた新聞用紙を特別配給までしたのです。
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  さらに新聞連載が始まった翌日の12月9日からは、NHKラジオ放送で「真相はかうだ」という番組が始まった。これは一種のラジオ劇で、戦時中の日本軍の罪を暴いていくというう番組で、その目的は新聞連載の「太平洋戦争史」と同じものでした。GHQはこれらの連載や放送を、自分たちがやったとは決して言わず、いかにも日本の新聞社やNHKがやっているように装いました。当然、新聞社やNHKには抗議が殺到しましたが、GHQはそうして集まった抗議内容すら分析し、より効果的なプロパガンダ(喧伝・扇動)を行なっていったのです。
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  同年12月15日に、GHQは神道指令を出しています。これは教育や政府行事などの公的な活動において、神道的な内容を徹底的に禁じるものでした。このようなプロパガンダとともに徹底的な検閲も行ないました。私の拙著『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(PHP研究所)でも書きましたが、終戦直後の昭和20年(1945年」)9月には、GHQは30項目に及ぶ報道規制を定めています。
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  それが正式名称「日本に与うる新聞遵則(じゅんそく)」で、これが通称「プレス・コード」です。その内容を『日本を狂わせた洗脳工作――いまなお続く占領軍の心理作戦』(関野道夫著 自由社)から引用したものが、次の通りです。
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GHQが禁じたもの
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①SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判
②極東国際軍事裁判批判
③GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判
④検閲制度への言及
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⑤アメリカ合衆国への批判
⑥ロシア(ソ連邦)への批判
⑦イギリスへの批判
⑧朝鮮人への批判
⑨中国への批判
⑩その他連合国への批判
⑪連合国一般への批判(国を特定しなくても)
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⑫満州における日本人の取り扱いについての批判
⑬連合国の戦前の政策に対する批判
⑭第三次世界大戦への言及
⑮冷戦に関する言及
⑯戦争擁護の宣伝
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⑰神国日本の宣伝
⑱軍国主義の宣伝
⑲ナショナリズムの宣伝
⑳大東亜共栄圏の宣伝
㉑その他の宣伝
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㉒戦争犯罪人の正当化および擁護
㉓占領軍兵士と日本女性との交渉
㉔闇市の状況
㉕占領軍軍隊に対する批判
㉖飢餓の誇張
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㉗暴力と不穏な行動の扇動
㉘虚偽の報道
㉙GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及
㉚解禁されていない報道の公表
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  日本人一般国民には、このような検閲が行われていることなどまったく知らされることはありませんでした。そしてこの報道規制に違反した当時の朝日新聞や同盟通信(現・共同通信と時事通信の前身)、ニッポンタイムス(現ジャパンタイムス)は業務停止処分を受けました。これにより以後、日本のすべてのメディアは委縮しました。
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テレビ・ラジオ・新聞などのメディアと日教組の企み
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  日本が独立を回復した後、心ある日本の知識人たちはこうしたアメリカ政府の所業について告発と批判を行ないましたが、日本のメディアや教育界は、GHQのプロパガンダや報道規制、検閲が密かに行われていたことを報じることはなかったのです。
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  近年になってやっと、このような歴史的真実を知る日本人が増えてきたのは、何といってもインターネットの普及のおかげです。ですが一方でネット情報には嘘や曲解、誇張が多いのも事実です。匿名のネット情報の場合は、9割の真実に1割の嘘が意図的に混在されている危険性があります。ですから「情報をうのみにしない」ことが大切です。
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  1951年、日本はサンフランシスコ講和条約に調印し、翌年には占領軍が日本から撤退しました。しかしそれにもかかわらず、なぜか日本人は依然としてWGIPの基本方針を守り続けたのです。それを行なったのは教育現場の日教組やマスコミであり、政治家もそれを問題視することなくなぜか長年放置してきました。つまり、NHKや朝日新聞などをはじめ、大手のマスコミは国民をマインドコントロールするために、反対にそれを利用したのです。
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  2015年4月、安倍総理大臣は米議会上下両院合同会議において、素晴らしい演説を行ないました。この時安倍総理は自ら、アメリカの第二次世界大戦メモリアルを訪れて哀悼をささげたことを述べた後、この日の米議会に臨席していたローレンス・スノーデン元海兵隊中将と、新藤義孝衆議院議員を紹介しました。スノーデン中将は硫黄島の戦いで、23歳の海兵隊大尉として隊を率いた人です。一方、新藤議員のお祖父さんは、日本軍の硫黄島守備隊長だった栗林忠道大将です。
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  安倍総理は列席するアメリカの議員に向かい、「これを歴史の奇跡と言わずして、何をそう言うべきでしょうか。熾烈に戦い合ったかつての敵は、心の紐帯が結ぶ友となりました」と語ると、会議場からは一段と大きなスタンディングオベーションが贈られました。続けて安倍総理は、「…米国が世界に与える最良の資産は昔も今も、そして将来も希望でなくてはなりません。アメリカと日本は力を合わせ、世界をもっとはるかに良い場所にしていきましょう。私たちの同盟は『希望の同盟』です。一緒にやれば必ずできるはずです」と述べました。
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  私はこの演説を生中継で聴き、1人のアメリカ人として感動しました。
  ですが自分の祖国のリーダーが海外で評価されることを、素直に喜べない多くの日本人がいたのです。私が「あれはいい演説でしたね」と言っても、「いや、全然ダメですよ」などと言う人がかなりいたのです。この演説を生中継したNHKの解説者からして、この歴史的な演説に否定的な発言ばかりしていました。そうした人は他の日本人や外国人に対し、「日本を好きになってはいけない」「愛国心という言葉は使うべきでない」などと説得しようとするのです。
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  (略)実際には多くの日本人は祖国を愛しています。
  ですが、わざわざそれを言葉にして再確認する必要性を感じていないだけであり、こうした点がアメリカや他の国々と日本の異なるところです。ですがそのように国を愛する自然な感情を、日本では「右翼的」「プチ・ナショナリズム」などといって揶揄したり、批判されたりする土壌があるのです。
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  大音量の軍歌を流しながら、真っ黒に塗られた街宣車が街中を走るのを見ますが、このようにいかにも右翼を装い、一般市民を威嚇するような人々は必ずしも日本人というわけでもないようです。こうした人たちは暴力団から街宣右翼へと「転職」しているという。警察はこの事実を十分把握しており、日本のマスコミや外国人特派員だってみな知っています。つまり日本は軍国主義化しているわけではないのに、彼らはあえてそうした街宣右翼だとする怖そうな写真を掲載しては、「日本は戦前回帰している」という報道を意図的に行なっているのです。
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日本は欧米の植民地となっていたアジアの開放のために戦った
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  こうした現実が、温和で冷静、かつ優秀な日本人の愛国的言論空間を奪ってしまうのです。そのことを私は非常に悔しく感じています。愛国心とは、自国だけが優れていてナンバーワンであると外に向かって言ったり、他国を貶(おとし)めることではありません。政府が国民や国の利益を第一に考えることは当然ですが、本当の愛国とはただひたすら、自分が属する国に対して純粋な愛着を感じることです。
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  その感覚は本来、美しいものであるはずです。
  ですが今の日本では、そうした健全な愛国心を表現する言葉でさえが、極端なイデオロギーとして断罪されるほどです。その結果、多くの日本人は国を愛する情をほとんど示さなくなっています。それが(実際はそうではないのに、日本はアジアに対して侵略戦争を仕掛けたという誤った自虐史観と)連鎖反応を引き起こしたのです。
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  だからひたすら日本政府は、外国に対して戦争の謝罪をしまくり、諸外国に金をばら撒き、国益よりも国連やアメリカの顔色をうかがい、中国や韓国に奇妙な遠慮をするという、だらしない外交を展開する国になってしまったのです。こんな卑屈な態度は本来、日本のような超大国が取るべき態度ではありません。
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  日本人の多くは決して、「日本は世界最高だ」などと叫びませんが、アメリカ人である私から見てもある意味、日本人ほど「自分の国を好きな国民」はそうそう見当たりません。そして、そのような日本人の姿を見て「うらやましい」と思う外国人は多いのです。そうした内なる愛国心を表明することを、「恥ずかしい」とか「悪いことだ」と感じているとしたら、それは大きな間違いだと指摘しておきます。
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  なぜなら、それは友人から「マザコン」とバカにされただけで、自らを生んで育ててくれた母親を否定するのと同じことで、自分の存在の根底を否定するのは、自分の精神的安定をわざわざ蝕(むしば)む、きわめて愚かな行為だからです。
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  そして日本人が持っていた力強い愛国心をズタズタに切り裂くことで、二度と立ち上がれないようにする目的で導入された究極の大量破壊兵器こそが、GHQが実施したWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)だったのです。このことはどれほど強調しても強調し過ぎることはありません。
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  GHQが日本人の洗脳のために(朝鮮人を利用し)、日本人が長年の歴史の中で作り上げてきた道徳教育を否定したり、共産主義の日教組を通して子どもたちを洗脳して、自虐的な歴史観を植え付けてきました。こうしたことは決して許されないことで、日本人はそのことに気づき、1日も早くそれらを改善しなければなりません。
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  GHQが日本人の愛国心をそれほどに恐れたのは、大東亜戦争で日本兵士の不屈な精神が、連合軍を非常に苦しめたからでした。兵士たちそれぞれには複雑な思いや葛藤があったはずですが、その精神には愛国心だけでなく純粋かつ自然に湧き出る使命感、(つまり何百年と欧米の植民地支配に苦しむアジア諸国を開放するという思い)に支えられていたのです。
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  欧米人は世界中を軍事力で植民地化し、アジアの人々を奴隷のように扱うことに慣れていました。そんな中、たとえ戦争の最前線で補給が尽きて弾薬や食料がなくなろうとも、死を恐れずになお突撃を続ける、日本人のような国民にはかつて遭遇したことがありませんでした。彼らは日本兵の不屈の精神に心の底から畏怖(いふ)と恐怖を覚えたのです。そして、この世界一長い歴史を誇る国に、歴史の浅いアメリカは精神性で勝てるはずがないと自覚したのです。
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  そんな日本人の強さの秘訣はまさに「愛国心」にあると考えたからこそ、アメリカは戦後徹底して日本人の愛国心を破壊すべく、テレビや新聞などのメディアや教育界、法曹界などを通じて自虐史観を植え付け、「愛国心」という言葉を否定し破壊していったのです。それにより、(多くのアジア諸国が何百年と続いてきた欧米の植民地支配から解放され、その後独立を果たしましたが)日本が終戦までに行なったそれらのことは一切否定され、肯定的評価は完全に消し去られていきました。そして日本人に誇りを持たせるような報道や発言を禁じる、「WGIPという劇薬」を日本人は飲まされたのです。
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  しかし、そうした邪悪な試みは70余年経った今や、次々と打ち破られつつあります。日本は今日でもなお、天皇陛下を中心にした強い国民的連帯感で結ばれています。そしてこれこそが、中国などとは違い、軍事力や経済力をわざわざ誇示せずとも、日本が大国であり、私も含めて諸外国の人々から「日本が大好きだ!」というまなざしを向けられる最大の要因なのです。
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  日本人はそろそろ「愛国心」についての誤解を正し、こんな信じがたい非常識なタブー感覚から自らを開放するべきでしょう。そうなれば日本人は、もっと魅力的になると思います。なぜなら自分に自信がない人の言葉は、残念ながらあまり説得力を持たないからです。それが世界に向けられた場合であれば尚更そうなのです。これを読むあなたもぜひ、「愛国心」と正しく向き合ってみてください。
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            『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』
              ケント・ギルバート著 PHP新書 1107(840)
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                             抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。
 

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