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・「東京裁判」とは植民地支配を追われた連合国側の復讐

  東京裁判については、私ももっと学びたいと思っていますが、結論から言うと、「A級戦犯」に関しては、戦争を始めた時点でそのような「罪」など存在しなかったのに、新たに作り上げた「平和に対する罪」で裁いたという点が問題です。なぜなら近代法の基本である罰形法定主義と事後法の禁止に反しているので、正当な裁判とは言えないからです。これを完全に正当かつ有効な裁判だったとする強弁は、法律家を名乗る人間であれば、論理的にも倫理的にも不可能なはずです。
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  当然、このような裁判は、東京裁判の以前にも以後にも事例がありません。同じ敗戦国側のドイツを裁いたニュルンベルク裁判の時は、人道上の罪だけであり、平和に対する罪などなかったのです。つまり日本の政治家や軍関係者は人道上の罪など犯しておらず、しかしそのままでは裁くことができないために、意図的に平和に対する罪というものを後から無理やり作ったということです。
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  また、渡辺昇一氏が指摘されているそうですが、日本はサンフランシスコ条約にあたり東京裁判の「諸判決」を受け入れたが、東京裁判そのものを受け入れたわけではないということです。日本のA級戦犯として最も名前が知られている東條英機氏も、遺言で同様のことを述べています。それが、今の皇太子妃雅子様の父上で外務官僚であった小和田恆(ひさし)氏が、国会で東京裁判「そのもの」を受け入れると言ったために、それが今日の国際常識になってしまったと言います。
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  国際的な舞台における言葉は非常に大切なのですが、有能な外務官僚であったはずの小和田氏が、なぜそうした軽率かつ不見識な発言をしたのか、不思議でなりません。
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  靖国神社もまた、まだ外国人の理解を広く得られているとは言えません。私自身もつい最近まで単純に、分祀(ぶんし)すれば良いのではないかと思っていたくらいです。実際、中曽根康弘元首相など政界の一部からも、「A級戦犯を分祀せよ」という声がありました。しかしいろいろわかってきたことでは、完全に切り離す分祀というのは、神道の原理上できないことだと知りました。(略)
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  ところで靖国神社にはB級、C級戦犯として、亡くなった方たちも祀られていますが、それらは問題にはなっていません。そもそも日本人にとって、「A級」「B級」などという括(くく)り自体が、アメリカをはじめ(日本によって植民地支配から追い出された)連合国が勝手に、しかも法律の原則に則(のっと)らない違法な裁判を開いて決めたことであり、日本人が決めたことではないという意見も根強いのです。
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  加えて、現代の日本語で「A級戦犯」という表現は「B級グルメ」と同じようなランク付けの意味合いがありますが、英語の”War Crimes Class A"のニュアンスは「戦争犯罪A組」とでもいうべきもので、単なるカテゴリー分けに過ぎません。たとえば東条英機氏にしろ、他の戦犯とされる方々であれ、元はと言えば国の法律とシステムに従い、自分の職位における仕事をしただけの人たちであり、結果的に負けたから悪者にされているだけなのです。(略)
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  でもA級戦犯に関しては、いまだに「悪者」という印象が残されている。この日本人らしくない感覚は、やはり外来のものだと思います。つまり、元をただせばこれはGHQの発想です。GHQが禁止事項としたプレス・コード第22項は「戦争犯罪人の正当化および擁護」です。それに加え、恨みのある敵の死体を墓から掘り起こして鞭打つことが「美談」になってしまう中国や韓国の意向が、そこに上乗せされてしまったわけです。
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干渉に屈せず、日本人は「日本古来の心」を守れるか
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  つまり靖国問題はいまや、外来の考え方を受け入れるかどうか、死者に鞭打つ中国・韓国の精神性に日本古来の「心」が屈してしまうのかどうかという、瀬戸際にあるとも言えるでしょう。そして、誰を祀るかどうかというのもまた、靖国神社という一宗教法人の判断の問題であり、他国がとやかく干渉するべきものではありません。これは日本に対する内政干渉であると同時に、信教の自由に対する重大な侵害なのです。
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  安倍首相が靖国神社を参拝した時、アメリカ国務省が「失望した」という声明を出しました。「仲良くしようという時に、わざわざ刺激しなくても」という意味でしょうが、そういう声明は単に韓国や中国を喜ばせるだけで、結局は彼らをつけあがらせるだけです。
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戦後の国際情勢を予言していた東條英機の遺書
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  東條英機氏が首相に選ばれたのは、近衛内閣で8ヵ月も続けられたにもかかわらず、対米和平交渉がまったく進展しなかったからです。それもそのはず、ルーズベルトにはそもそも和平交渉をやる気などさらさらなかったので、うまくいかなかったのは当然のことです。彼にはいかにして一発目を日本に撃たせるか、ということにしか関心がなかったわけで、そういう意味では日本はよくも我慢したものです。
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  昭和16年(1941年)9月に、ついに近衛内閣は「これ以上はもう駄目だ」、これは戦争になるしかないと思いました。ではなぜそこで東條氏が首相に選ばれたかというと、昭和天皇ご自身が対米和平交渉を何とか結実したかったからです。天皇は何としても戦争を避け、平和を実現させたかった。つまり天皇は、ルーズベルの悪辣な意図などまったく知らなかったのです。
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  この頃の日本の動きを見ていると、最後にもう一度、本気で対米和平交渉を成立させようとする強い意志があったことがわかります。そんな時に東條英機氏に白羽の矢が立ったのです。東條氏にはどこか、「ガンホー(闘魂精神を表現するアメリカ海兵隊の掛け声)的な、ある意味バリバリの軍人ですが、一方で天皇陛下に対して非常に忠誠心の強い人でした。ですから平和を望まれる天皇が、「戦争への道をやめなさい。和平のために頑張りなさい」と言われたら、それはもう何を置いても必死になってやる人だったわけです。
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東京裁判とは植民地支配を追われた連合国による復讐
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  ところが東條内閣になって提出された経済予測資料によると、その時点で石油をはじめとするほとんどの資源をアメリカやイギリス、オランダなどによって止められている中で、もし対米和平交渉が実現しなかった場合、昭和17年(1942年)4月までに、日本国内では1000万人の失業者が出ることがわかりました。こうなったらもはや国家のリーダーには打つ手がありません。
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 つまり、東條氏以外の誰が総理大臣になっていたところで、もう日本は独立国家としては、実力行使で取りに行く以外には、何一つできなかったと思います。しかし東條氏をはじめA級戦犯とされる人々は、独裁専制的な手法で政策を違法に推進することは一度もなかったのです。彼らはあくまでも、当時の日本の国内法に従い、開戦の手続きを行なっています。つまり、法的な瑕疵(かし)はまったくなかったのでした。
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  東條英機氏の遺書は非常に興味深いものです。
  彼は戦後の世界情勢を全部、見事に言い当てています。その中で東條氏は、アメリカの最大の間違いは、日本と戦ったことだと論破している。この後、世界には共産主義がどんどんはびこって大変なことになるだろうが、日本はずっとその防波堤になっていたのだと。その壁を壊したのはアメリカだと言っているのです。そして実際に、後にマッカーサーが、「日本の戦争は安全保障のためだった」と認めています。
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  つまり、遅ればせながらアメリカは、東條氏たちを死刑に処した後、起こった米ソ冷戦の本格化や、朝鮮戰爭(北朝鮮vs韓国)の勃発を目(ま)の当たりにして、ようやく日本の立場を理解したのです。そういうことからすると、東條英機という人は不運な人でもあったと思います。戦前はわずかな期間ですが、天皇陛下のご意向に沿って和平のための努力をし、にもかかわらず開戦の決断を下すことになり、戦後も天皇に忠誠を尽くし、陛下が戦争責任に問われないように尽くしたとも言われています。
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  こうしてみると、本当に東條英機氏がそれほどワルだったかということは大きな疑問です。にもかかわらず今日に至るまで、A級戦犯として真っ先に挙げられるのは彼の名前です。これについては日本人自身が、研究・検討する価値があります。戦後の政治において、アメリカなど植民地支配を追放された連合国からすれば、東條英機はワルかもしれない。
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  ただそれもシンボルとしてのワルであって、天皇陛下をワルと言えないので、その代りに軍部のたまたまトップにいた東條氏が悪いというだけの話なのでしょう。ですから今でも、アメリカをはじめとする欧米諸国では、「東條英機=悪の権化」となったままです。確かに当時、日本の軍部が威張っていたという事実はあります。しかし軍の力が強いというのは、今のアメリカやロシア中国もみな同じです。
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  当時の資料を調べると、関東軍はたしかに暴走したところがありますが、それでも東條氏をはじめとするリーダーたちは、すべてを国会の承認を得て政治的手続きを行なっています。当然、衆議院議長もいたわけで、決して独裁などではなかった。それを「東條英機はA級戦犯なのに靖国に祀られている。それを総理大臣が参拝するのはけしからん」として中国や韓国が干渉する。
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  ですが実は未だに、多くの日本人こそが当時の状況や事実をほとんど理解しておらず、靖国問題をうまく整理・消化できていないわけです。だから他国の干渉に対して、キチンと反論できない。そもそもA級戦犯と呼ばれる人たちは、アメリカをはじめ連合国の(仕返し)によって、すべて意図的につくられたワルなわけです。ヒトラーやナチス・ドイツの戦犯は、国内法はもちろん国際法もすべて無視して独裁に走り、ユダヤ人大虐殺という人道上の罪を犯した戦犯と比較すると、日本の戦犯とは似ても似つかないものです。
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  その事実を隠蔽したのはGHQであり、WGIP(戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画)ですが、今の時代は何でも自分の力で調べることができるので、ぜひ自分の力で、自分にかけられた洗脳を解いてください。
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  『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』 ケント・ギルバート著 PHP
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                       抜粋
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――多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に、隠されている、公けにされていない、あるいは「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。侵害とお考えの際は、いつでも削除しますので、コメント欄にてお知らせください。ありがとうございます。

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この記事に私たちの洗脳を解く鍵がありました。ありがとうございます。

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