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・仏壇の本当の意味

   仏壇を捨てた、新しい仏壇に替えた。その後、家族が病気になった。これはよくある話である。こういったことが起きた場合、多くの日本人は「仏壇を替えたから、ご先祖が怒っておられるのだ!」と思うのだろう。でも本当にそうなのだろうか。
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   「あなたのご先祖の魂は、仏壇やお墓に宿っているのですか? そしてあなたのご先祖は子孫を病気にすることで、自分の不満を解消しようとするような、そんな人間性の悪い人だったのですか?」 死んだら魂はどうなるのか、本当の死後の世界を正しく学べたならば、そのような考えは無くなるはずだ。
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   最初に、多くの日本人の”勘違い”を明らかにしておく。
   仏壇というのは、”仏を祀る壇”である。すなわちそれは本来、仏陀を祀るための場所であり、死者を祀る場所のことではない。もし死者を祀るのなら、それは”死者壇”と呼ばねばならない。日本人は「死んだら仏になる」と言い、故人を「仏様」などと呼ぶ。このことが大きな誤解と間違いの始まりなのである。
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   仏というのは仏陀の”仏(ブッ)”を指す。
   そもそも”BHU(ブッ)はサンスクリット語で”覚者”の意である。その言葉がインドから中国へと伝わり、”BHU(ブッ)”の発音に最も近い漢字が”仏”だというだけのことである。”仏陀”というのは個人名ではなく総称であり、悟りを得た”覚者”のことだ。仏陀の代表的人物の名が、シャカ族の王子ゴータマ・シッダールタである。日本でお釈迦様と呼ばれている人物である。
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   仏壇は本来、故人に話しかけたり、ましてや先祖に願い事を言う場でもない。本来の意味の通りならば、仏壇は仏陀を祀る場所である。しかし残念ながら現在の日本では、完全に間違えたことをしていると言わねばならない。
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本当の先祖供養とは
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   ところで巷(ちまた)ではよく「先祖供養が大切だ!」と言うのを聞くが、では「先祖供養とは何ですか?」と問うて正しく答えた人に出会ったことがない。
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   「僧侶を呼んでお経を唱えてもらう」
   「故人が好きだった食べ物を供える」
   「仏壇をきれいにする」
   「親族が集まり故人の思い出を語る」
   「仏壇の前で話しかける」
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   一見正しそうな答えが返って来るが、全て的外れである。そもそも”供養”とは、”供え物を捧げる”という行為のことである。ではなぜお釈迦様や神や神聖な存在に供物をささげるのか? それはこの行為が”徳分”を生み出すからである。徳分については後で述べる。
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   前述した通り仏壇とは本来、死者壇ではなく、仏陀(お釈迦様)を祀る壇としてつくられたものである。現在の仏壇は基本的にその上部に、お釈迦様であったり、大日如来とか、あるいは様々な神聖なる存在を祀っている。本来、仏壇はお釈迦様や神聖な存在に対して供物を捧げる場所である。神聖な存在に供物を捧げた善行為により徳分が生まれる。そしてこれを取り次いでもらい先祖に捧げるために、「この徳分を先祖の誰々に捧げます」と祈る。
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   亡くなったご先祖様に対して”子孫が唯一できることは、徳分を捧げること”なのである。つまり先祖のために、神聖なる存在に供物を捧げて徳分を作り、それを先祖に捧げる。だから「先祖のために神を供養する」(先祖のことをお願いしますと頼むために神や仏陀を供養する)というのが正しい表現なのだが、それが短縮されて「先祖供養」になってしまった。そこから誤解が生じ、直接先祖に働きかけることが「先祖供養」と考えられるようになってしまった。
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   仏壇には位牌があり、それには先祖の名や没月日、享年などが書いてあるので、徳分を捧げたい先祖のことを(仏陀や神聖な存在に)正式に言うことが出来る。仏壇はそこに祀られている仏陀や神、神聖な存在に供物を捧げて徳分を作り、その徳分を先祖に送ることを行なう場所なのだ。仏壇は本来、それを行なう場所ではあるが、非物理的世界に住まう様々な存在たちを見て来た私の経験では、仏壇自体にご先祖様の魂が宿っているのを見たことはない。先祖の魂が永遠に仏壇に居続けることなどあり得ないのだ。
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   だが、仏壇を粗末に扱うと悲劇が起こるのも事実である。
   では、そこには一体何があるのだろうか。
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スピリッツ鑑定
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   私は幼い頃から様々な経験をして来た。それでその体験からスピリッツに関わる問題を視て解決する”スピリッツ鑑定”をやるようになり、依頼があれば引き受けて来た。だが内容は、カウンセラーや占い師とは全く異なる。
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   私は幼少から、自分に備わっていた第六感に苦しんだ時期があった。だがその後、スワミをはじめとする素晴らしい師達との出会いがあり、数々の叡智を学び、授かり、師の下での修行による鍛錬により、個の能力を大きく発揮出来るようになっていった。私が道を間違えないように、力を正しく使うよう、常に師が導いてくれた。特殊能力によってスピリッツに関わる問題を視い出し、授かった叡智によって解決策を出し、その解決に至るまでを”スピリッツ鑑定”と名付け、私は活動するようになった。
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   スピリッツ鑑定の依頼があった場合、私は可能な限り現場へ行く。それは依頼者の相談を聞くためだけではなく、現場のスピリッツ達にも直接話を聞くためだ。だから私に嘘は通用しない。
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   次のような例がある。
   依頼者が「うちは庭を大事にしていて、毎日花や木に水をあげているんですよ。」とにこやかに話す。だが庭にいるスピリッツに聞いてみると、彼らは怒っている。『毎日なんかしてないよ。それどころか、あいつは勝手にあの木を切ったのだ!』と。
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   それで「あの木を切った覚えはないですか?」と依頼者に尋ねると、「はい・・・昔そういうこともありました。」と答えが返って来て、真実が発覚する場合もある。人間は何十年前のことはもう忘れているか、自分が生まれる前のことは知らないこともある。しかし土地に住むスピリッツというのは、現在そこに住んでいる人間よりも、はるか昔からそこに住んでいる場合が多い。
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   また、「この家の前の道路は、昔はもっと狭かったでしょう?」と聞くと、「いやぁ、子供の頃からそんなに変わっていないと思いますけど」と言う。しかしその土地のスピリッツに聞くと、『昔はこの周りは木と土と砂利ばかりだった。でも家の前はコンクリートで埋められ、大きな車が走るようになった。その家の後ろには病院が建ち、ほとんどのスピリッツ達は逃げて行ったんだ』と教えてくれる。
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   それでそのことを伝えると、「確かにそうだった」と思い出す場合がある。だからスピリッツに直接聞いた方が早いことも多い。この人間とスピリッツの発言の照らし合わせも、スピリッツ鑑定のやり方ならではなのだ。
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スピリッツとの会話の手段
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   ある仏壇を鑑定した時の話である。依頼者から電話があった。「実家の母の引っ越しが決まり、一緒に住むことになったので実家を取り壊します。実家の仏壇の枠組みは家と同化しているため、動かすことができません。仏壇を替えたくはないのですがどうしようもない。視てもらえませんか。」
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   私は現場に行った。仏壇を視ると、男女のスピリッツが二体、住み着いていた。これは珍しい。私が視てきた限り、仏壇にスピリッツが居る場合は男のスピリッツが一体というのが多かった。仏壇の中段の左側に女のスピリッツ、右側に男のスピリッツがいた。スピリッツは人型であったり、液状であったりと姿は様々だ。この仏壇に居るスピリッツは二体共、人型のスピリッツだった。腕を組み、足も組んだ状態で、段に腰掛けている。その男女のスピリッツは丸々と太っていた。話しかけてみたが返事はない。
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   私の場合、スピリッツと対面した状況は大きく三つに分かれる。
  ①スピリッツの姿も見えて、話もできる。
  ②姿は見えるが、話ができない。
  ③姿は見えないが、話だけできる。
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   この仏壇のスピリッツは②に相当した。視えたはいいが話ができないと、判断するのが難しい。こういう場合はどうするかというと、私と話ができるスピリッツを探しに行くのだ。
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   庭がある家だったので、庭に出てみた。そこの何本かの木にスピリッツが宿っていた。人間が住む家の敷地内にある木や石、花などに宿っているスピリッツは、姿は鮮明に見えないが、話ができる場合が多い。それは向こうが私に、何か聞いてもらいたい話があり、話す意思があるからなのだ。
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   私は木に宿るスピリッツに声をかけた。
  「ここは引っ越しで〇月〇日に家を取り壊すから、その前に逃げた方がいいよ。」 すると木に宿る一体のスピリッツから返事があった。
  『自分はここを動かない。自分には役割があるのだ。』 
    「そう。ところで仏壇にいるスピリッツはいつからあそこにいるの?」
  『あれは昔はこの土地にいた小さなスピリッツだった。人間が仏壇を大事にしているのを見て、そこに住みかを移した。あそこは今は力のある場になっている。その力をどんどん吸収して大きくなっていった。』
   やはりそうか、と思ったことがあった。
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”天の扉開き”で出現した神聖物とスピリッツによる影響力
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   タイに”アチャン・バラミーターン”という司祭がいる。彼はタイの高僧達が認める偉大な司祭である。そして私の大切な師のひとりである。アチャンは儀式によって、”無から有が生じる物質化現象”を起こすことができる。この儀式を”天の扉開き”という。そしてこの儀式によって出現したものを”神聖物”という。神聖物は、天の扉開きの儀式に参加した者のみが授かれる。神聖物には強烈な力があり、授かった人は恩恵を受ける。神聖物の種類によって恩恵も様々である。(神聖物の写真 P.52~53参照)(略)
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   そして依頼者家族は、天の扉開きの儀式に参加したことがあり、神聖物を授かっていた。家族全員がとても信仰深い人達であり、この家の仏壇には神聖物が祀られていたのだ。木に宿るスピリッツに聞いた話では、神聖物が祀られるもっと以前から、そのスピリッツはこの家の仏壇にいたらしく、お供え目当てで住み出したそうだ。
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   神聖物には非常に強い崇高な力がある。神聖物が祀られると、その場から悪い存在は逃げて行くが、彼らは悪いスピリッツではないようで、そのまま仏壇に居ることができたようだ。仏壇の神聖物は神聖な力を放っている。しかしまた、仏壇というものは日本人の風習から、欲や悲観的な想いのエネルギーが溜まりやすい場でもある。
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   もともとがお供えの食べ物を目当で、居座っているスピリッツだったので、仏壇の中の神聖物より発する良い力と、その家族の欲や感情による悪い力を溜め込んでおり、それが私から見ると丸々と太ったスピリッツに見えたのだった。
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   神聖物というのは、スピリッツよりもはるかに高尚な存在が宿っており、その種類によっても特徴がある。例えば、お金が溜まる恩恵の神聖物を家に祀ると、その家から余計なお金が出て行かなくなったり、神聖物を身につけていると、自然と無駄遣いしなくなり貯金できるようになる。
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   同様にスピリッツが家の中に住んでいる場合、そのスピリッツの持つ特徴がその家に住む人間に影響する。溜め込み型のスピリッツがいると、その世話をしている人間も同じように、”手に入れた物は手放したくない。捨てたくない。いろんな物を持っていたい。蓄えたい”という思考回路になるようだ。そのため、家の中は”物”で溢れてしまう。
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   私はその家の家族に、仏壇にいたスピリッツのことや、木に宿るスピリッツから聞いた話などを説明した。すると、確かにその仏壇を世話していた年配の女性は、物を捨てられない人で、物を蓄える癖のある人だとのことだった。(略)
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お供えの効力
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   (略)外にいるスピリッツは酒や肉や魚を好むことも多く、必要に応じてそうした物を儀式の供物として捧げなければならない場合がある。しかし私は、家の中の仏壇にいるスピリッツに対しては、酒や肉や魚を供えるのはお勧めしない。非物理的世界の存在は、霊的に高い存在ほど酒や肉は好まない。だが低俗な存在ほど酒や肉を好む。つまり、家の中に神聖ではない存在を招く行為はしない方が良いのだ。
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   特にこの家の仏壇に住む男女のスピリッツは、いろんな力を溜め込む癖がある。酒や動物の死体、すなわち肉や魚などを供えると、仏壇の中に悪い力も一緒に溜め込むことになるので、そういった物は決して供えないようにと説明した。基本的に、日本のその辺のスピリッツはあまり高尚ではなく、『供え物さえくれたらいい』というのが多い。
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   仏壇に肉や魚、酒などを供えている人は、仏壇の意味を全く理解していないことを表す。では仏壇にそのようなものを供えると何が起こるのか。結論から言えば、低俗なスピリットは肉や魚、すなわち動物の死体や酒などが大好きである。その結果、動物の死体や酒を供えている仏壇は、低俗なスピリッツの住みかとなっていく。
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   その家の住人は低俗なスピリッツの影響を少なからず受けることになり、低俗な人生へと向かうことが多い。酒、金、ギャンブルなどを好み、欲望を叶えることに奔走する人生となっていく。こうして低俗なスピリッツと関係性が強くなると、欲望も叶いやすくなり、人はあたかもそれを”神”のように思ってしまうのである。
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   しかし、これは人間の人生として本来あるべき姿でないことは当然である。こうして人々の霊性を落とし、物質的、感情的な満足を得ることだけを目的とする人生になっていく。あなたの家の神聖な場が失われないように、仏壇に供物をする際には内容に気を付けてほしい。
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   以前、ある家でスワミが儀式をした際、助手として同行していた私は儀式の前に、「この家の中にある酒と動物の死体を全て、家から出してください」と家の人に指示した。家の人は冷蔵庫や納戸にあった酒や肉や魚を全て外に出した。「これで全部です」と家人は言ったが、仏壇のすぐ横に”鳥のはく製”が飾ってあった。一般の人はこれくらい”動物の死体”が家にあってもわからなくなっている。
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   仏壇は、家庭で徳分を作れる大切な場所だ。そこは家族が故人をしのんで嘆く場ではない。そこはお釈迦様など神聖な方々に、日々礼拝し、供物を捧げることで、その行為によって徳分を生じさせ、その徳分が先祖に行くようお釈迦様などに取り次いでもらう場だと理解して、そうした姿勢を心がけていただきたい。
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   しかし低俗ではないスピリッツが宿っていたとしても、スピリッツというのは、あなたが彼らを怒らせるようなことをすれば恐ろしい存在になる、ということも忘れてはいけない。
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     ――先祖など宿っていない――
             『墓と仏壇の本当の話』 ウズメ著 ヒカルランド
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                             抜粋
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。。。多くの方々の著書や文章から掲載させて頂いています。
   私は基本的に「誰もが知るべき真実」は、まだ知らない人々に伝えなければならないと考えています。その意味で、新たな情報、真実と考える物を掲載させて頂いています。削除をお望みの際は、コメント欄にてお知らせください。いつでも削除致します。掲載させて頂き、ありがとうございます。

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                                               zeranium
 
 

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